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韓国:ニューコアは集団解雇、労働部は軽い処罰
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ニューコアは集団解雇、労働部は軽い処罰

ニューコア-イーランド労組共闘本「非正規職労働者を助けてくれ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年05月29日19時46分

勤労監督官、白紙勤労契約書に「サインした人が悪い」

0か月の勤労契約書の締結と非正規職集団解約で問題になっているニューコア に対して労働部の特別勤労監督が行われたが、実効性はもちろんまともな調査 もされなかったと明らかになって、労働者たちが反発している。

ニューコア労組によれば、安養支庁勤労監督官に対し、使用側の白紙勤労契約 書作成についての調査を要請したが、これに対して勤労監督官は「白紙契約書 作成は、白紙委任ではないのか、なぜ白紙にサインするのか、サインする人が 悪い」と話し、労働者が強力に抗議する事態が発生した。

また29日、京仁地方労働庁安養支庁がニューコア労組に送った『ニューコア点 検に関するニューコア労働組合要求に対する回答』という文書では、使用側の 明確な不法行為が判明したが、行政指導や是正措置などの軽い措置に終わった。 ニューコア労組は労働部の特別勤労監督が始まり、これまでの労働者の証言で 集めた使用側の不法事項を細かく整理して調べるよう要求していた。

ニューコア労組は「安養支庁の文書を見ると、労働部の特別勤労監督がいかに 形式的だったかがわかる」とし、「労働部の勤労監督を少しでも正そうとした 労働組合の一連の努力を無視するものだ。現場の非正規職労働者は今も会社の 不当な措置によって解雇されている現実を無視するものに違いない」と強力に 批判した。

イ・ジョンウォン記者

イーランドグループ所属非正規職労働者は毎日断頭台の前に

こうした事態は、イーランドグループに所属するすべての事業場で起きている。 イーランド最大系列会社であるホームエバーでは、4月末に間接雇用非正規職 労働者約550人を集団解雇した。5月に入ると契約期間が満了した契約職労働者 に相次いで解約を通知している。これに対してニューコア-イーランド一般労 組共同闘争本部は「ホームエバーの3000人に達する契約職労働者は毎日断頭台 の前で、死刑宣告のような解約通知を受けている」と事態を説明した。

イーランドはホームエバーの前身であったカルプを買収した当時、「100%職員 の雇用を保障する。彼らが世界最高の流通専門担当者に成長できるように人材 養成に努める」と述べたが、これは嘘だったという事実が証明されている。

イ・ジョンウォン記者

ニューコア-イーランド一般労組共同闘争本部を含む労働社会団体は29日、 労働部前で記者会見を開き、 △不当解雇労働者即刻復職 △イーランドグループ全体系列会社で特別勤労監督拡大実施 △イーランド資本処罰 を要求した。

彼らは記者会見文で「期間制法立法の趣旨から見れば正規職にすべき長期勤続 契約職労働者が、その法のために超短期契約を強要され、さらに不法な白紙契 約書まで強要されたという事実があるのに、特別勤労監督をする労働部は傍観 して職務遺棄している」と労働部の覚醒を要求した。

続いて「労働部は即刻ニューコア事業場だけで行っている特別勤労監督をイー ランドグループ全体に拡大し、団体協約に違反するケースを処罰し、 不当な大量解雇事態を防げ」とし「今すぐわけも分からず今日も職場から 追い出される非正規職労働者を救え」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 23:44:26 / Last modified on 2007-05-30 07:59:40 Copyright: Default

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