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韓国:民主労総蔚山本部、蔚山科学大女性労働者の雇用継承を要求
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「鄭夢準議員は耳に残る絶叫が聞こえないか」

民主労総蔚山本部、蔚山科学大女性労働者の雇用継承を要求

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2007年03月13日11時11分

民主労総蔚山本部は蔚山科学大清掃外注女性労働者への人権蹂躙と暴力蛮行を 糾弾する記者会見を行い、彼らの雇用継承を要求した。

また「今回の事態の実質的な責任者は財団理事長の鄭夢準国会議員(現代重工 業顧問)」とし「蔚山科学大のイ・スドン学長と理事長の鄭夢準国会議員が決 断しろ」と主張した。

民主労総蔚山本部は今回の事態解決に蔚山科学大イ・スドン学長と鄭夢準理事長が対話に出るべきだと明らかにした。

蔚山本部は12日、ハ・ブヨン本部長と運営委員の参加で蔚山市庁プレスセンター で記者会見し、「蔚山科学大での女性労働者に対する暴力と人権蹂躙蛮行は、 韓国社会の非正規職女性労働者がいかにみじめに暮しているのかを如実に示す 事件」と述べた。

続いて「学生の模範になるべき教職員が救社隊になり、お母さんのような50〜 60代の清掃清掃員女性労働者にふるった暴力蛮行は、1970年代トンイル紡績の 便水投擲事件に動員された救社隊ととてもよく似た卑劣なこと」と非難した。

蔚山科学大の労組嫌悪症(?)...食堂、警備に続き清掃労働者も解雇

蔚山科学大は昨年11月に食堂で働いていた女性労働者が連帯労組に加入すると、 学期中なのに外注業者を閉鎖、全員契約解除した。最近は警備労働者を解雇し、 最後に清掃をする女性労働者を解雇し、労働組合加入に対する弾圧といわれて いる。

これに対して蔚山本部は「蔚山科学大が60人余り(ハニョン27人、食堂18人、 警備10人)も解雇したのは、労働組合加入に対する不法な弾圧であることが明 白だ」とし「食堂、警備、清掃など最も低いところで働く社会的弱者だけを選 んで弾圧と解雇をする卑劣で卑怯な行為はどんな理由があっても正当化できな い」と語った。

また「自分が法を作る国会議員でありながら、勤労基準法と最低賃金法も守ら ない蔚山科学大の理事長として国会議員の資格があるのか疑わしい」とし「鄭 夢準国会議員は非正規職女性労働者の忘れられない絶叫が聞こえないか」と 抗弁した。

蔚山科学大で野宿座り込みを進行中の女性労働者たち

蔚山科学大教職員労組と総学生会が掲げた垂れ幕

蔚山本部はこの日、蔚山科学大事態の解決にはまず集団解雇された女性労働者 全員の「雇用継承」と、7日に女性労働者たちを暴力で踏みつけた責任者と主 導者の即刻処罰、公開謝罪とともに再発防止を約束し、労働基本権保障および 不法・不当労働行為を即刻中断することを要求した。

合わせて「蔚山科学大のイ・スドン学長と鄭夢準理事長は、今回の事態を解決 するために即刻対話を始め、教職員と学生を動員する卑劣な行動を即刻中断し ろ」と明らかにした。

一方、蔚山本部はこの日の記者会見に先立って開かれた緊急運営委会議で、蔚 山科学大解雇労働者への積極的な連帯闘争を宣言した。

ハ・ブヨン本部長は「今まで東区地域労組中心に支援闘争を展開してきた。こ れからは蔚山科学大解雇労働者の座り込みに蔚山本部が積極的に連帯する」と 明らかにした。

これに伴い蔚山本部傘下の労組は連盟別に蔚山科学大座込み場で同調座り込み に入り、東区の住民に対する宣伝戦と署名運動をしつつ、来る14日(水)には 蔚山科学大正門で糾弾集会を開催する予定だ。(チョン・ギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-03-19 05:18:01 / Last modified on 2007-03-19 05:18:01 Copyright: Default

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