イーランドの非道徳な非正規職雇用 (株)イーランドは、衣類卸売を主にする会社で、商品を仕入れて各売り場別
に分配して出庫する倉庫業務は必須な業務です。ところが会社は80年代初め
からいままで、この倉庫職を別名『アルバイト』という非正規職として雇用
して使用してきました。特に98年初め、釜谷物流センターが生まれた後、こ
こには管理職だけが正規職で、その他80余名以上の人員は続けて非正規職と
して採用してきました。さらにIMF事態が爆発した後は、一方的に賃金を削
減し、時給3500ウォンから3000ウォンに、また2500ウォンに、2度削減し、
あげくの果てに月給制にして506,000ウォンという、生計費にも至らない賃
金を支給しています。夏には蒸し風呂同然で、冬には冷凍庫のような倉庫で
一日中汗を流し、ボックスを運ぶ辛い仕事でも、一か月の月給が506,000ウォ
ンとは、ありえないことです。
ところが会社はこれも足りず、彼らをすべて不法派遣勤労に代えようという
計画を立てました。そこで、ホンイクとキスという業者と今年3月から請負
契約(労働部による実際の調査の結果、不法派遣勤労だった)を結び、不足す
る人員を充員し始め、その当時勤めていたイーランド所属の非正規職員まで
請負業者の所属に渡そうとしました。これに対して労働組合分会結成を準備
していた釜谷分会組合員たちが組合加入を発表し、一括請負業者に渡そうと
した計画は宥和されたものの、会社は長い人は2年以上、物流倉庫で低賃金
で働いてきた非正規職を一朝一夕に解雇させようとしたのです。しかし、請
負業者への人員充員は続き、請負業者の職員たちにはイーランド所属職員よ
り多い65万ウォンの賃金が支給されました。
釜谷分会は、結成されるとすぐに理由もなく少ない賃金を引上げることと、
請負への人員充員を全面撤回することを要求して交渉をしてきました。しか
し、3か月間耐えて待った結果は、中間に争議調整申請をしてストライキを
目前に控えた状況で、もう一度会社の誠実交渉の意志を信じ、調整を受諾し
て待った結果は「賃金引上げが長期的代案ではないので、賃金引上げに対し
ては話せない」というとんでもない引上げ案(?)と、業務時間外に労働組合
集会に参席したという理由で停職3か月などの懲戒を受けたのです。会社は
いまだに契約職職員等の賃金は個別に決め、「非正規職とは共に行くことが
できない」という明らかな立場を持っているようです。これは、労働者の基
本権の労働三権を無視した処置に違いありません。
しかも、不法派遣と関連して、会社は労働組合が関与する事項ではないとい
います。
現在、労働組合は基本的な賃金引上げと不法派遣勤労の撤廃、そしてこれま
で不法にイーランドで派遣勤労してきた職員等の採用などを要求してストラ
イキ闘争を準備しています。