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韓国:非正規法で死んだ労働権の葬式
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「30日、労働権は死んだ」

非正規法で死んだ労働権の葬式

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月02日10時30分

労働権の復活を決意する葬式

労働権の葬式が行われた。非正規法施行前日の30日、労働者たちの基本権は死 を迎えた。

政府総合庁舎の前で進められた葬儀には、労働権の遺影があった。葬式は死を 賛える行事だが、この日の葬式は死んだ労働権の復活を宣言する場として進め られた。

ヤン・ギュホン全国不安定労働撤廃連帯代表は「新自由主義は労働者を分裂さ せ、正規職と非正規職の階層秩序を作り、統制しようとしている」、「非正規 法は非正規職労働者が最低の暮らしをする権利まで奪った」と指摘した。

続いてイ・ホドン全解闘委員長は「われわれは非正規法が国会を通過した昨年 11月30日、そして労使関係ロードマップが国会を通過した昨年12月30日に敗北 した」、「今じっとしていれば、とどめの一撃を食らう」と話し、「再び敗北 しないために戦いを準備しよう」と声を高めた。

「悪法廃棄の瞬間まで闘争」

この日の葬儀の参加者は、「昨年通過した非正規法はすべての労働者を非正規 職化し、何年間も声帯が破れんばかりに非正規職撤廃、労働基本権争奪を叫ん できた労働者を絶望に追い込む悪法だ」とし、「少しでも被害を減らすには、 施行令に介入しなければ論理で闘争を放棄して法を認めた結果は、一生期間制 で使える労働者と派遣業種の範囲をさらに拡大させること」と明らかにした。

続いて「本当に恐ろしいのは、すでに法が通過したので仕方ないとため息だけ ついて休んでいる現場の無力感」とし「フランスの労働者たちは雇用法が施行 された後も闘争で法を粉砕したようにまた、闘争を宣言して組織しなければな らない」と指摘し、「悪法が廃棄される瞬間まで強硬にがんばって闘争する」 と宣言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-08 18:57:18 / Last modified on 2007-07-08 18:57:18 Copyright: Default

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