障害者労組発足「資本が排除する労働、新しく定義する」

公共運輸労組傘下の支部として

公共運輸労組障害者一般労働組合支部(障害者労組)が 公式に発足した。

障害者労組は11月2日、ソウル市鍾路区ノドゥル障害者夜学で創立総会を開き、発足を知らせた。 創立総会には労組組合員23人が参加した。 この日の総会で、チョン・ミョンホ障害者労組支部長が選出された。

労組は創立宣言で 「資本主義は利益生産に寄与できない存在を排除する。 その結果、障害者は資本主義労働市場から完全に排除されたり、 低賃金と劣悪な労働条件に耐えなければならない」とし 「資本の論理を切り出す時、 社会構成員として障害者の暮らしと生活の権利が保障される時、 障害者自身が人生を決められるように社会と国家が保障する時、 その時に始めて障害解放の可能性が開かれる。 われわれは障害者の労働権と生活の権利を争奪するために労組を結成する」 と明らかにした。

労組はまた 「われわれは働けるだけ働いて、必要なだけ分配する新しい労働を定義して、 その実現のために闘争する」、 「われわれは、私たちのからだを拒否する資本に対して 少数が富を独占する政治、経済、社会構造を変える平等社会を建設するために闘争する」、 「われわれは女性、性少数者、移住民、貧民などの少数者に対するすべての差別を撤廃して、 彼らが人間らしく生きていく社会を建設するために闘争する」という内容を含む綱領を通過させた。

▲公共運輸労組障害者一般労働組合支部チョン・ミョンホ支部長

チョン・ミョンホ支部長は 「これまでなぜ障害者は施設に何十年も閉じ込められて暮らさなければならず、 失業障害者はなぜあふれているのか、疑問を感じた」とし 「こうした悩みを障害者労組運動で解こうという結論を出した。 われわれは国家と企業を相手として戦い抜く。 われわれは労組を通して、障害者法定義務雇用率の上方修正、 障害者最低賃金適用除外の廃止、 障害者労働安全対策などを要求する」と話した。

障害者労組はすべての障害者を組織対象にする。 現在、全国の障害者10人に6人は失業状態であり、 労組はすべての障害者の働く権利の保障を目標とするため、 失業状態の障害者も労組加入の対象に含める計画だ。 非障害者の場合、障害者労働者の権益保障活動に同意する人は、 組合員になることができる。

「権利探しユニオン勧誘する」のハン・サンギュン代表は、 この日、総会に参加して 「障害者労組はすべての労働者が労働者として生きていく世の中へと、 さらに一歩踏み出せるようにする」とし 「障害者労組は使用者が政府だと明確に規定した。 障害者の働く権利は国家が保障すべきことだ。 これをしない国家は国家とは言えない。 世の中との交渉に立ち向かう障害者労組を応援する」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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