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News Item 20040924etumb
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「秋夕を迎える移住労働者交流イベント」開催

「毎日毎日が今日のようだったらどんなにいいでしょうか」

キムサムグォン記者

旧盆を控えた23日、明洞聖堂の入り口では 「秋夕を迎える移住労働者交流イベント」が開催された。 第1部の「強制追放粉砕、労働許可制争奪のための木曜集中集会」、 第2部の国別代表料理フェスティバル、 第3部の文化祭で、6時30分から行なわれたこの日の行事には、 移住労働者をはじめ市民社会団体会員と学生など内・外国人200人ほどが参加した。

この日の第1部として進められた木曜集中集会でアヌワル明洞聖堂籠城団代表職務代行は、 「314日間、明洞聖堂で籠城をしているが、 雇用許可制施行以後の移住労働者の状況はさらに悪化した」とし、 「地域の移住労働者は取り締まりの威嚇のために集会に参加できない」 と雇用許可制以後の移住労働者の状況を伝えた。

またアヌワル職務代行は「秋夕の時に韓国の同志たちは故郷に帰り、 家族と交流して過ごすが、われわれは帰国する意欲も出せない」とし、 「秋夕を迎えて移住労働者たちが各国の代表料理を作って、 韓国の同志と一緒に過ごす時間を用意した」とし、 この日の行事の意義を明らかにした。

平等労組のイムミリョン委員長は、 「原則を主張することはつらいことだが、 その歩みを止めずに歩き続けていくことがまさに勝利」とし、 「最後まで闘って労働ビザ争奪と移住労働者の全面合法化を必ず勝ち取る」 と今後の移住労働者闘争に対する決意を明らかにした。

民労党のイヨンフィ最高委員は「皆が楽しむ秋夕だが、 気持ちはそんなに楽しく、軽くはない」とし、 「抑圧と差別を受けている移住労働者が次の名節には 明洞聖堂を離れて楽しく過ごせるように、民主労働党も最善を尽くす」と話した。

「毎日毎日が今日のようだったらどんなにいいでしょうか」

この日の第2部の行事は、移住労働者が準備した夕方を共に食べる席になった。 ネパール式ギョウザ、バングラデシュの牛焼き肉料理「ルティ」、 韓国の餅など、労働者たちが直接自国の食べ物を作って参加者と共に過ごした。

夕食後に続けられた第3部の行事は、民衆歌手のチミンジュ氏、 「正面突破」、「ノレ工場」などの文化公演で行事の雰囲気を一層高めた。 特に「正面突破」は「罷業歌」の繰り返し部分を バングラデシュ語、インドネシア語、ネパール語、英語、韓国語の 5か国語に変えて歌い、参加者から熱い拍手を受けた。 この日の行事の最後には、すべての参加者が一緒に参加する大同遊びでしめくくられた。

一方、明洞聖檀籠城団の移住労働者は314日の長い闘争で疲れていたが、 この日だけは皆が喜んだ。 アヌワル職務代行は「これまで韓国で働いて、秋夕も休んだことがない」とし、 「毎日毎日が今日のようだったらどんなにいいでしょうか」と感想を伝えた。

2004年09月24日 21:39:30

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-09-25 17:19:10 / Last modified on 2005-09-05 05:17:50 Copyright: Default

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