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韓国:全教組、24日から年次休暇闘争…「5万組合員の意志」
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全教組、24日から年次休暇闘争…「5万組合員の意志」

幹部20人が集団ハンストに突入、12日には全国教師大会

キム・ハンジュ記者 2017.11.09 14:27

全教組が組合員総投票により、11月24日から年休、早退闘争に立ち上がる。 全教組は現教員労組法上、スト権を行使できない。 したがって年次休暇闘争は、全教組としては対政府最高圧迫手段だ。 年休、早退闘争はソウル、大邱、光州、釜山4つの圏域に分けて進められる。

[出処:キム・ハンジュ記者]

総力闘争は年次休暇闘争の他にもさまざまな方法で展開される。 全教組の市道支部長をはじめとする中央執行委員20人は11月9日から政府ソウル庁舎前でハンストに突入する。 11月12日には全国教師大会を開く。 組合員たちは教員評価を全面ボイコットする。 また、教員評価廃止、ILO協約批准のための署名運動も行われる。

こうした全教組の総力闘争は組合員総投票によるものだ。 全教組は11月6日から3日間、 「全教組は成果給-教員評価廃止、法外労組撤回-労働基本権争奪のために総力闘争を展開し、 総力闘争には年休(早退)闘争を含む」という注文事項をめぐり総投票を施行した。 賛成は76.9%、反対は22.5%だった。

全教組は11月9日、青瓦台前で総力闘争宣言記者会見を行い 「キャンドル革命と新政府樹立後の期待の中で長い時間が流れたが、 すでに清算されるべきだった『3大教育積弊』は今日も解消される兆しがない」とし 「(全教組)法外労組は撤回されず、成果給も廃止されず、教員評価もそのまま施行されている。 全教組は総投票により総力闘争を展開し、 文在寅(ムン・ジェイン)政府は教育積弊清算のゴールデンタイムを無駄にせず、 早く時代精神による決断をしなければならない」と明らかにした。

11月1日からハンストを続けているチョ・チャンイク委員長は 「昨夜、熱い涙で組合員の(総投票)決議を受けとめた」とし 「今、ボールは青瓦台に渡った。 キャンドル課題を完成させるべき成しとげなければならない文在寅大統領は、キャンドルをバカにするな。 われわれは今は死ぬ覚悟で闘争に立ち上がる」と声を高めた。

チョン・ハンチョル釜山支部長は 「ボールは文大統領にあるが、対話の扉は開いている」とし 「文大統領は24日の年次休暇闘争までに合理的な案を提示しなければならない。 そうすれば、24日は年次休暇闘争ではなく勝利報告大会になるだろう」と話した。

全教組によれば、全教組は政府と9日までに20回以上の公式・非公式的な顔合わせをした。 政府はこの顔合わせで全教組の立場を受け入れないと固守した。 全教組の関係者は「3日にも雇用労働部が全教組の公式協議の日程も破棄した」とし 「今後の日程の約束もなく、労働部は全教組の総投票結果を見て判断するという立場だと見られる」と伝えた。 また「年次休暇闘争でも意志が貫徹されなければ、解雇者の直接行動も念頭に置いている」と付け加えた。

全教組幹部の集団ハンストは政府ソウル庁舎の前と近くの世宗路小公園の2か所で行われる。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-11-16 04:19:12 / Last modified on 2017-11-16 04:19:14 Copyright: Default

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