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20年働いた保育教師の月給が120万ウォン、劣悪な保育教師の現実

民主労総全北本部、保育教師実態調査の結果を発表...全羅北道に対策を要求

ムン・ジュヒョン記者 2016.09.08 11:23

民主労総全北本部が8月16日と17日の両日間、全羅北道の保育園保育教師を対象に実施した実態調査の結果を発表した。 158人の保育教師が調査に参加し、多くの保育教師が長時間労働と最低賃金に近い低賃金労働に苦しんでいることが確認された。
民主労総全北本部は「全北地域の保育教師の1日の労働時間は平均9.38時間で、休憩時間を考慮しても長時間労働をしていた」と明らかにした。 実態調査で一日の休憩時間が0分と答えた保育教師も57人にのぼる。
全北本部は「長時間労働にもかかわらず、大部分の保育園保育教師は最低賃金に近い低賃金しか受け取っていないことが明らかになった」と明らかにした。 調査に答えた保育教師158人の平均給与は手取りで月138万ウォンに過ぎなかった。 特に、家庭保育施設従事者の場合、月120万ウォンに過ぎなかった。
カン・ムンシク教育宣伝部長は「勤続20年以上のある経歴者は、質問で自分が120万ウォン程度しか受け取っていないと答え、 ある保育教師は希望する賃金額についての質問に『最低賃金』と答えるほど、保育教師たちの現実は劣悪だった」と話した。

▲民主労総全北本部が準備した[全北地域保育教師実態調査質問用紙]にある保育教師が希望報酬を「最低賃金より高く」と書いた。全北本部は最低賃金にも満たない所もあるとし、全羅北道に全数調査を要求した。

また、乳幼児保育法施行規則は保育園保育教師に対する児童の割合を満0歳1(教師):3、 満1歳1:5、満2歳1:7、満3歳1:15、満4歳1:20に定めているが、 一部の保育園ではこのような保育基準が守られていないことが確認された。(超過保育)
全回答者158人のうち35人が、教師1人当りの児童数基準を超えて保育していると答えた。 特に国公立保育機関に従事していると答えた8人の保育教師のうち4人が超過保育をしていると答えた。
民主労総全北本部は「保育は社会が責任を持つべき公共サービス」とし 「全羅北道は今回の調査でわかった問題点を積極的に是正、啓導するべきで、 もっと綿密な実態把握のために全数調査を実施しなければならない」と話した。
カン・ムンシク教育宣伝部長も「保育教師たちも自分たちの労働が公共サービスだという認識をしていた」とし 「所轄官庁である全羅北道の積極的な指導監督と保育園の会計透明性を確保する方案を用意しなければならない」と明らかにした。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムソリ/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-09-20 20:26:27 / Last modified on 2016-09-20 20:26:29 Copyright: Default

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