教師7866人「教学社教科書検定取り消し」1次宣言

歴史教師99.5%「教学社教科書は適切ではない」

中高等学校教師7866人が親日、独裁を美化する歴史教科書と言われる教学社の韓国史教科書の検定取り消しを要求し、1次教師宣言をした。特に、歴史教師の99.5%が教学社の教科書は適切ではないと明らかにしている状況で、以後、教師たちを中心とする検定取り消しの要求は続きそうだ。

全国教職員労働組合(委員長キム・ジョンフン、全教組)は9月16日午前、教育部 正門の前で記者会見を行い、教学社韓国史教科書検定取消しのための教師宣言 を行うと発表した。教師宣言には、キム・ジョンフン全教組委員長の他に全国 7865人の教師が参加した。

宣言者たちは「教学社の教科書は、憲法精神を正面から否定する憲法蹂躙的な 教科書で、教科書と呼ぶことさえできない時代錯誤的な妄言に満ちている」と し「教育部長官は不良検定について直ちに謝罪するべきで、検定委員の選定と 検証の過程を透明に明らかにし、教学社の韓国史教科書の検認定を直ちに取り 消せ」と要求した。

全教組のキム・ジョンフン委員長は「歴史は闘争の記憶」とし「教学社の韓国史 教科書は、闘争の記憶を抹殺し、歪曲しようとする教科書」と批判した。

全教組付設正しい教育研究所が中高等学校の歴史教師770人に対して行ったアン ケート調査によれば、彼らの99.5%が「教学社の韓国史教科書は高等学校の歴史 教科書として適切ではない」と明らかにしたと集計された。「適切な方だ」と いう応答は0.5%で、「とても適切だ」という意見は一人もいなかった。

また97.9%もの教師が「教学社の韓国史教科書の検定取り消しおよび全面修正を するべきだ」と答えた。

教科書の内容についての具体的な内容については、96.9%が明成皇后殺害事件を 扱った資料探求活動は不適切だと答え、安重根義挙を1行で記述したことも98.8%が 不適切だと答えた。

親日企業と言われた京城紡織と和信百貨店の記述も92.3%が、慰安婦関連の記述 も98.6%が不適切だと答えた。また、朴正煕(パク・チョンヒ)軍事クーデターの後、 「大統領尹普善の認定と陸軍士官学校生徒の支持、米国の認定」等についての 記述も99.6%が適切ではないと答えた。

朴正煕大統領の維新宣言の背景を朝鮮半島の安保不安などとして記述したこと、 第6共和国の発足以後の歴代大統領についての評価の記述も各々99.1%、97.2%が 不適切だと答えた。

一方、全教組は「今後、465の団体で構成された親日、独裁を美化するニューライト 教科書検定無効化国民ネットワークとともに、リレー記者会見、対国民宣伝戦、 1人デモ、大討論会、キャンドル集会、非採択運動、教科書選定外圧監視、 申告センター運営など、総力的に検定取り消し闘争を展開する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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