[記者会見文]2月3日'記者会見文'--------------------------------------------------------------------------
記者会見文
労働部の「特別調査」と斗山重工業の不法労組弾圧関連資料隠蔽に関する対策委の立場
-  労働部が、斗山重工業の悪質的で不法な労務管理に対して「特別調査」をすることになった。
     対策委は、今回の特別調査が時遅しという感はあれど、ひとまずは歓迎する。
     しかし、会社側の労組弾圧関連資料隠蔽など、いくつか気がかりな点が表れていることに対し、
     はなはだ憂慮を禁じえない。
     また、労働部が斗山のあらゆる不法行為を毎々に明るみにするという積極的な意志を持って、
     さらに強い捜査を行わない以上、斗山の醜悪な実体を明るみにできないだろうことを指摘する。
-  「対策委」は、労働部が実施する特別調査に積極的に協力し、
     斗山財閥のデパート式労組弾圧を明るみにするために、
     斗山の不法であくらつな労組弾圧に対する証拠資料を収集している。
     しかし会社側は、既に証拠が表れた「組合員管理リスト」が
     事実無だという主張を曲げないなど、相変らず自分たちの不法行為を隠すのに及々としている。
     会社側は、「宣撫活動」という名目で管理者に金を与えて
     組合員個々人を脅迫・懐柔した明白な証拠があるのに、
     連日報道資料を出して「単純な会議内容だ」「出処不明の資料だ」と主張している。
     さらに会社側は、不法な労組弾圧に対する資料を故意に廃棄していることが表れている。
-  「勇気がなくて隠れて文を載せる」という斗山重工業のある管理者は、
     「個人コンピュータに保存された労務関連ファイルは既に削除され、
     どんな関連メモもなくして証拠をいん滅」したと明らかにしている。
     対策委が受付けた情報提供によれば、斗山重工業が行ってきた不法行為事例とともに、
     手段・方法を区別することなく関連資料を隠蔽していることが表れている。
     事実、これまで不法な労務管理を行なってきた斗山重工業が、
     今回の「特別調査」で不法の証拠をなくすために、
     関連資料を廃棄していることは誰でも予想できる。
     労組活動に熱心な組合員に残業・特別勤務をさせずに
     不利益を与えた斗山重工業の姿勢を考えると、
     会社側の不法事実を証言する組合員・管理者たちにも
     不利益が与えられることも予想されている。
     こういう状況では、労働部の特別調査も明確な限界を持たざるをえない。
     したがって、会社がいん滅した資料と証拠を探すための格別の措置を行なうことを強く要求する。
-  斗山重工業のあくらつな労務管理は、
     現場組合員に「出れば損害だ」という認識を持たせた。
     しかし対策委の調査チームは、
     斗山重工業が行ったいくつかの不法労務管理の証拠を入手している。
     現場統制により息もつけない状況で受け付けられたいろいろな証拠は、
     氷山の一角に過ぎない。
     対策委は、このような証拠を特別調査ですべて明らかにする。
     これは、困難な状況でも対策委に情報提供をしてくれた管理者・組合員等の身辺を保障して、
     情報提供によって受ける不利益を防止するための措置だ。
     対策委は、労働部が対策委に受け付けられたものばかりでなく、
     多くの不法な労務管理の実体を毎々に明らかにすることを期待する。
     さらに、不法行為に対する厳重な処罰がなされることを期待する。
-  労働部は、これまで使用者方に立って行政をしてきたという批判を受けてきた。
     特に、今回の事態が起きた後も弔問等、現場訪問をただ1回もしなかった。
     労働部がこれまで受けてきた批判を払拭するためには、
     厳重に特別調査を実施しなければならない。
     また、労働部は斗山重工業現場があくらつな労務管理により、
     真実を語ることが困難な条件であることを勘案しなければならない。
     労働部は、調査期間中に情報提供をした組合員等の身辺を保障する措置を行なうべきであり、
     真実を明らかにするために、さらに強い調査をしなければならない。
     ペダロ烈士の焚身事件は、会社側の不当労動行為は目をつぶってやり、
     労働者たちの闘争だけを処罰してきた労働部の責任も大きい。
     ペダロ烈士が全身を投げ出して叫んだように、
     どんなに隠そうとしても真実はいつかは明るみになるものだ。
     斗山重工業の醜悪な実体は、どんなに隠そうとしてもいつかは明るみになるだろう。
     対策委は、一歩遅れた感がある特別調査だが、
     労働部が斗山財閥の醜悪な実体を明らかにすることに
     「特別な」力を注ぐべきだという点と、
     不法行為に対しては絶対に処罰が行われるべきだということを今一度強調する。
- 2.3.
斗山財閥労組弾圧糾弾労働烈士故ペダロ同志焚身死亡対策委員会
(慶尚南道昌原市鬼谷洞555番地斗山重工業支会内の/電話(055)278-8612/ファックス(055)278-8560/www.antidoosan.or.kr)
http://www.antidoosan.or.kr/maybbs/showview.php?db=cyberact&code=bdh_press&n=133
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Created on 2003-02-03 22:58:36 / Last modified on 2005-09-05 05:18:02 Copyright:
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