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「民主労組運動精神復元」を主張して辞職した15人の行方は

イスホ前委員長、3人選別辞職受理方式で論議

ユヨンジュ記者yyjoo.net

民主労総事務総局常勤活動家15人がカンスンギュ首席副委員長の不正に関して、 指導部総辞職を主張し、集団で辞表を提出して3週間になる。この過程で15人 に対するイスホ前委員長の辞職処理の方式をめぐり論議がおきている。

チャナモ前非正規局長などの13人は、去る13日の午前11時に民主労総1階会議 室で記者会見を開き「指導部自主退陣要求」と「民主労総辞職」の意思を明ら かにした。記者会見以後、2人が追加で辞表を提出、カンスンギュ前首席副委 員長の不正とイスホ執行部の事後対処方式に問題提起をして辞職した事務総局 の活動家は15人に増えた。

事務総局活動家の集団辞職記者会見は、地域と連盟、単位労組に大きい波紋を 呼び起こした。民主労総は18日午後4時に、△カンスンギュ前首席副委員長懲 戒の件△不正根絶のための制度的対策の件△10.26国会議員再選挙支援方案の 三案件を扱うために、23次中執を開いた。23次中執でイスホ前委員長は、20日 までに最終決心する時間を要求し、20日の午前11時30分頃に電撃的に役員総辞 職を発表した。

13日民主労総事務総局常勤活動家13人が民主労組運動精神復元を主張して集 団辞職記者会見をしている場面

一方、イスホ委員長は総辞職を発表する前に辞表を提出した事務総局活動家に 対し、選別辞職受理をしたと知らされた。イスホ委員長は20日の午前、キムテ ヨン前政策局長、チャナモ前非正規局長、ハンソンジュ前組織局長の3人は選 別受理し、残る12人には24時間の時間をおいて復帰の意思を明らかにすれば、 辞表を返すとした点が、労働運動の常識から逸脱しているというのである。こ のような決定は、使用側が労働組合の闘争を管理する時に使う「主導者処罰」 のやりかたと似た方法だ。

チョンビョンドク民主労総事務次長はこれに対して「記者会見をしたことにつ いては全員に責任があるが、誰かが責任を負わなければならないという次元で、 イスホ前委員長が苦心の末に下した決定だった」と話し、「3人が古参だとい う点などを考慮して、辞職を受理したが、残りの12人に対してはまた仕事が出 来るように開いておいた」と話した。チョンビョンドク事務次長は「相助会長 からも頼み、3人にも12人が復帰するように要請した」と述べ、イスホ前委員 長の判断と処理には特に問題はないという立場だ。

チャナモ前非正規局長はこれに対して「イスホ前委員長は、私たちが記者会見 をしたことについて、事前にしないでくれと強い注文があったのは事実」と話 し、「私たちが記者会見を行い、予想通りに波紋が小さくなかっただけに執行 部は余波に注目した。責任を問う次元でそうしたのだと思う」と話した。しか し、方式としては、選別処理は納得しかねるという意見だった。チャナモ前非 正規局長は「前執行部が残りに対して機会を与えるという善意の意図があった と考えることもできるが、選別処理は意図とは無関係に集団辞職の正当性を傷 つけることであり、正しくない」と話した。

実際に辞表を提出した13人は、20日に会議を開き、イスホ執行部の選別処理方 針は正しくないということで意見を一致させたと確認された。チャナモ非正規 局長は「13人は組織への復帰を念頭に置いて辞表を出したのではないという真 正性の側面と、選別処理の不当性を上げ、復帰の意思を明らかにしないことに した」と話した。

一方、チョンビョンドク事務次長は、辞職した今後の15人の復帰についての質 問に「公式に辞表が受理されたので、復帰は難しい」と話し、「下半期闘争の ために、空白は連盟ごとに一人ずつ派遣して補充し、業務を遂行する計画」と 述べた。これは「慣例上、非常対策委が人事の権限を持たないから」であり、 「当分ではないが、次期指導部が構成され、その執行部の判断によって再採用 の有無が決定されるかもしれない」と話した。

しかしイスホ指導部が事態の本質を把握して辞任したからには、組織の革新と 下半期闘争のために即刻復帰するのが妥当だという世論が大きくなっている。 これに対してチャナモ前非正規局長は「非常対策委が復帰が必要だという提案 すれば、また議論してもいい。だがこの問題がまた別の議論を呼ぶとすればそ れも望ましくない」と話した。

2005年10月31日20時07分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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