本文の先頭へ
韓国:[蔚山本部9信]蔚山支部4地域すべて強制閉鎖
Home 検索

[蔚山本部9信]蔚山支部4地域すべて強制閉鎖

公務員労組蔚山本部、 「明日から拠点座り込みに突入」

蔚山労働ニュースwww.nodongnews.or.kr / 2006年09月22日11時59分

蔚山地域公務員労組4支部の事務室すべてが強制閉鎖された。

この日、公務員労組蔚山本部幹部と民主労総組合員、および民主労働党などの 連帯隊伍は破壊と盾から労組事務室を守るために3時間ほど激しく抵抗したが、 ついに4地域の事務室がすべて閉鎖されてしまった。

しかし公務員労組は「これが終わりではない」として明日の闘争を約束した。

この日、最後に中区支部事務室が閉鎖された後、公務員労組蔚山本部のコソン ベ事務局長は整理集会発言で「公務員労働者の闘争は今始まった」とし「明日 から各支部別拠点座り込みに突入するなど総力闘争を展開する」と述べた。

一方、22日午後6時現在、自治体により強制閉鎖された公務員労組事務室は、 蔚山をはじめ全国22支部に達すると把握された。まだ多くの支部で警察兵力と 対峙している。

この過程で負傷者と連行者も多数発生したと知らされた。

[8信]中区支部、警察の盾で負傷者が続出

ガラス窓を割って労組事務室に進入...ペムンソク局長が負傷して入院

公務員労組中区支部幹部と民主労総組合員が事務室の前で警察と衝突、負傷者 が続出している。

この日、中区庁の職員と警官は、3-4回労組事務室進入を試み、これを防いで いた労働者に盾で攻撃、金属労組テソン工業のチェサンゴン支会長が顔を負傷 するなど、多くが負傷した。

また4時40分頃に中区庁の職員がガラス窓を割って労組事務室に進入、内部で これを防いでいた民主労総蔚山本部のペムンソク文化メディア局長が負傷し、 病院に運ばれた。

警官が取り囲むなか、労組事務室に進入した中区庁の職員は、ペムンソク局長 が中でガラス窓を押さえているのを無視してガラス窓を押し続け、さらに深い 傷を負ったという。

またこの日、警官は民主労働党の市区議員が大勢いたにもかかわらず、隊伍を 押し出す過程で盾を振り回し、周囲の非難を受けている。

現在、中区支部事務室は中区庁職員が占拠しており、労組幹部と連帯隊伍は 警官と対峙を続けている。

[7信]北区支部事務室も閉鎖...鉄扉を突き破って進入

中区庁は対峙中

南区、東区に続き北区支部事務室も閉鎖された。

北区庁の職員はこの日の午後2時頃から鉄製の扉になっている北区支部事務室 の扉をバールなどで壊して入りこみ、閉鎖した。

公務員労組北区支部の幹部と連帯隊伍が支部事務室の中でバリケードを積み阻 止しようとしたが、数的に劣勢で全員事務室の外に押し出された。

中区支部は、金属労組などの連帯隊伍とともに支部事務室前で集会を開き、 車両でバリケードを積んで抵抗している。

中区庁は室長・課長を中心として30人ほどの職員が一度支部事務室進入を試み たが、労組の激しい抵抗に押されていったん後に退いている。

中区庁職員が押されると、周辺の警官が支部事務室前に前進配置しており、 中区支部事務室も閉鎖の危機に置かれている。

一方、公務員労組の幹部と民主労総の組合員は、中区支部前で略式集会を行い、 最後まで支部事務室を死守する方針だ。

中区支部を死守しているイドグ蔚山本部長は「中区支部にマジノ線を構築し、 血を吐いてもここを守る」という決然とした覚悟を示した。

[6信]南区支部に続き東区支部も労組事務室閉鎖

パクネフン事務局長が失神して入院

公務員労組南区支部に続き東区支部も事務室が閉鎖された。

東区庁職員と警察は、この日の午後1時20分頃に東区支部事務室で玉砕座り込 みをしていた東区支部長をはじめとする労組幹部を引き出した後、支部事務室 を閉鎖してた。

この過程で東区支部のパクネフン事務局長が失神し、蔚山大病院に運ばれた。 現在治療中だという。

現在、東区庁では警察兵力がすべての出入口を全面統制している。南区、東区 支部に続き、中区、北区支部は警察兵力と対峙中だ。

一方、公務員労組南区支部は「不法な事務室侵奪について」の発表で、「たと え4年ほどの間使ってきた公務員労組支部事務室を奪われたとしても、これが 終わりではない。これからしっかりした闘争の始まりになる」と述べた。

[5信]公務員労組南区支部、事務室閉鎖

東区支部警察投入、北区、中区支部警察配置中

昼間12時頃公務員労組南区支部事務室の看板が外された。

南区庁職員が公務員労組南区支部看板をはずしている。

南区庁の職員は、警官の保護の下で6階労組事務室とベニア板を間に置いた文 化体育課の事務室の壁を突きやぶって労組事務室に進入した。

彼らはすぐイチュンシク南区支部長などの労組幹部を廊下に引き出した後、 労組の看板を外した。

この過程で公務員労組のユンソンムン事務局長が窓の外に投身を試みたが、南 区庁職員の阻止で幸い大きい不祥事にはならなかった。

南区庁6階にある労組事務室から飛び降りようとするユンソンムン事務局長を阻止している南区庁職員

南区庁職員が労組事務室の壁を突き破り入る。

廊下に押し出されてきた公務員労組幹部は1時間余り南区庁職員と警官と衝突 し、現在は南区庁1階ロビーで座り込みをはじめている。

この日の労組事務室閉鎖以後、身分がわからない身元不明の30-40代の男性3人 が一時イチュンシク南区支部長の連行を試みたが、労組幹部と民主労総組合員 の阻止で失敗した。

イチュンシク支部長は警官と対峙している廊下で「今日キムドゥギョム南区庁 長の本質が確認された」とし「今後、南区庁長を密着監視しても必ず引き下ろ す」と宣言した。

また「盧武鉉政権と行政自治部長官退陣闘争に突入する」とも述べた。

一方、12時50分頃、東区支部が入っている東区庁に警察兵力が投入され、北区 支部がある北区庁にも警察兵力が配置されている。

[4信]南区庁職員、壁を突き破り労組事務室に進入

南区庁労組事務室侵奪の危機

南区庁労組事務室が侵奪の危機に置かれている。

今日の午後12時、外注チンピラが労組事務室とベニア板を間にはさんでいる文 化体育課の壁を突き破り、労組幹部と対峙している。

労組事務室を守っていた公務員労組の幹部は南区庁管理者、外注チンピラと 対峙しており、物理的衝突が続いている。

警察兵力は6階のロビーに配置されているという。

[3信]南区庁、壁突き抜けて労組事務室進入準備中

警察、南区庁、「労組事務室閉鎖強行」

11時頃、現在南区庁側は労組事務室とベニア板を間に挟む文化体育課の壁を突 きやぶり、進入を準備しているという。

公務員労組事務室閉鎖行政代執行について、南区庁に警察兵力が配置されてい る中、警察と南区庁側は「労組事務室閉鎖を強行する」という立場を再確認した。

この日、南部署長とキムドゥギョム警察庁長官は、民主労働党南区地域委員会 の金ジンソク委員長と面談した席でこうした方針を伝えたという。

金ジンソク委員長によれば「キムドゥギョム南区庁長と南部署長は、予定通り 行政代執行を行う」とし、「もし物理的衝突が発生すれば警察を投入する」 という立場を明らかにしたという。

民主労働党南区地域区議員が南区庁副区庁長との面談に出るなど、公務員労組 の事務室閉鎖を防ぐためにあわただしい動きを見せている。

現在、南区庁の4.5.6階の階段に警察兵力が入り、労組事務室がある6階にはロ ビーも警官が守っている。

公務員労組は現在各支部別に労組事務室で玉砕闘争を展開、民主労総蔚山本部 と民主労働党などが支援している。

一方、東区支部事務室がある東区庁もまた、区庁側の施設保護協力によりまも なく警察兵力が配置される予定だ。

[2信]〈速報〉公務員労組事務室断電、...侵奪予想

公務員労組、南区支部警察兵力配置

公務員労組事務室閉鎖の行政代執行令状が発行された中、蔚山地域も22日の朝 から侵奪のために警察兵力が配置されるなど、緊張感が高まっている。

南区庁ロビーに配置された警察兵力

現在、公務員労組の蔚山本部南区支部事務室は、区庁側が電気を切り、電話も 不通になった状況。労組事務室には支部の幹部と蔚山地域連帯組織が事務室を 死守している。

また、南区庁内部に警察2兵力が配置され、警察兵力は現在すべての扉と南区 庁内部の階段を封じており、労組事務室を圧迫している。

一方、この日の午前6時10分頃、ソウル九老区支部事務室は、100人ほどの外注 と警察兵力に侵奪され、この過程でホウォネン支部長が腰と頭に負傷し、病院 に運ばれた。

[1信]公務員労組事務室閉鎖行政代執行令状発行

南区庁、外部の出入を遮断

各自治体に労組事務室閉鎖行政代執行令状を発行され、緊張感が高まっている。

各自治体は南区支部、東区支部、中区支部、北区支部事務室に対してそれぞれ 22日の午後3時に行政代執行を実施するという行政代執行令状を送った。これ に対して各支部では幹部が徹夜で座り込みをして、万一の事態に備えている。

特に、南区庁では、他の区庁より敏感な反応を示しており、一触即発の緊張感 が流れている。

南区庁側は午後7時以後、全職員を退勤させ、職員が退勤した後はエレベーター を停止させて党役員と公務員団体担当者が外部の出入りを止めている。22日朝 からは警察兵力により南区庁が封鎖されるものと予想され、支部の幹部は断電 の準備もしている。(キムソンミン、チョンギエ記者)

南区庁職員が外部の出入りを止めたことにイチュンシク支部長が抗議している。

稼動を中断したエレベーター

事務室閉鎖行政代執行令状

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-24 00:18:23 / Last modified on 2006-09-24 00:18:24 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について