慶尚南道、全国公務員労組慶南本部幹部3人解任

全国公務員労組慶南本部、 「弾圧に屈服すれば公務員労組ではない」

イコンマム記者 iliberty＠jinbo.net / 2006年09月07日16時47分

慶尚南道、6日の人事委員会で3人の解任を決定

慶尚南道の労組事務室強制閉鎖で公務員労組との葛藤が続くなか、全国公務員 労組慶南地域本部の幹部に重い懲戒が行われ、さらに葛藤が増幅している。慶 尚南道は6日の人事委員会で、全国公務員労組のチョンユグン慶南本部長、ペ クスンニョル事務局長、パクテガプ政策企画局長の3人の解任を決めた。

これに対して全国公務員労組慶南地域本部は7日午前に記者会見を開き「公務 員労組慶南本部は、慶南道キムテホ知事による不法な情実人事を隠すために企 画された人事委員会の決定は決して受け入れられない。労組弾圧の一環として 強行された解任決定には絶対に従わない」と強く批判した。

全国公務員労組慶南地域本部

全国公務員労組慶南地域本部、「公務員労組を弾圧すれば不法情実人事かくされるのか」

全国公務員労組慶南地域本部は「キムテホ知事は、公務員労組を弾圧すれば自 分の不法な情実人事を隠せると勘違いしているようだ」とし、「誰が見ても明 らかな不法人事の隠蔽と労組弾圧を目的として、労組幹部3人の解任決定を引 き出すために人事委員長の行政副知事がキムテホ知事の弁護に汲々とする姿は、 見る人々がつらくなるほどかわいそうだ」と述べた。

慶尚南道の労組弾圧には慶南市長郡守協議会も「全面的に支持する」とし、 「公務員労組が自主的に22日までに事務室を撤収しなければ、行政代執行で強 制閉鎖措置する」と力を補った。

これに対して全国公務員労組慶南地域本部は「市長郡守協議会は法的根拠のな い明白な不法団体。記者会見に参加した泗川市長など4人は選挙法違反で起訴 されているという点で、その真正性がとても疑わしい」と正面から受け返した。

9日に公務員労組総決起、警察「源泉封鎖」、公務員労組「少しも動揺しない」

一方、全国公務員労組は慶尚南道の労組弾圧を強く批判して、9日に慶南昌原 で全国公務員労働者決意大会を予定しているが、警察はこの日の集会を「源泉 封鎖する」と発表、衝突が憂慮されている。慶南地方警察庁は13の地方警察庁 と協力して、全国の主要高速道路で公務員労組組合員の集会への参加を阻止す ると発表した。また、慶尚南道をはじめ全国の地方自治体も、集会に参加した 公務員労組組合員を問責することに決めたという。

全国公務員労組慶南地域本部はこれに対して「公務員労組の弾圧はむしろ慶南 本部15000組合員の怒りを触発し、9.9大会が史上例のない総決起で成功すると いう観測が優勢だ」とし「弾圧に屈服すれば、もはや公務員労組ではないとい うことを教えるため、われわれは9.9大会を少しの動揺もなく大々的に成功さ せる」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容（仮訳）に従います。

---

Created byStaff. Created on 2006-09-09 19:59:08 / Last modified on 2006-09-09 19:59:09 Copyright: Default