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反WEF行動組織委ニュースレター2号

6月8日 (火)

■ニュースレター目次

[立場]東アジアハブ、企業するに良い国の反民主性

[コラム]資本の世界化の陰を超えて希望の世界化のために

[反論]世界経済フォーラムソウル会議は戦争と企業の世界化のため

[現況]組織委現況

[計画1]世界経済フォーラム東アジア首脳会議反対闘争計画

[計画2]アジア民衆-社会会議日程

[記事]WEF関連記事

[連帯]海外支持団体現況

[提言]WEF反対闘争のためにこのようにしましょう。

東アジアハブ、企業するに良い国の反民主性

東アジア経済中心国家に対する提起は、官辺研究所、大企業によって 以前から着実に提起されたが、2002年に金大中(キムデジュン)大統領がこれを 新年辞に含め、2002年末に論議の末に「経済自由区域法」を通過させることで 具体化された。以後、盧武鉉政府に入り、完全に東アジア経済中心国家を 国家の新しいヴィジョンに定めて国民所得2万ドルのスローガンとともに、 汎政府的に推進しており、大統領傘下に設置された「東北アジア経済中心委員会」が その中心的な役割を受け持っている。彼らが語る「東北アジアハブ」とは、 物流、金融、ビジネスの3大分野において、東北アジアで中心的な役割を果たすことで、 外国資本を誘致し、韓国が食べていけるるようにするということだ。

2000年オーストラリアで開かれた世界経済フォーラム

アジア太平洋会議封鎖闘争

しかし、2002年の経済自由区域法制定当時、 そして2003年中盤の経済自由区域法施行令制定と経済自由区域指定当時にも、 労働界をはじめとする民衆運動が激烈に反対したように、 その核心は「企業するのに良い国」を名分に掲げて、 労働者民衆の権利を制限して危機に瀕した資本を救おうということだ。 経済自由区域法では、広範囲な労働権剥奪 (年次・月次縮小、労働争議制限、派遣範囲拡大など)、 教育開放、医療開放、環境破壊、外国資本に対する無制限的恩恵などが 大きな問題として提起され、これは現在、 仁川、釜山、光陽での経済自由区域の推進につながっており、 今後表れてくるはずだ。

根本的な問題は「東北アジアハブ」や「企業によい国」が、 資本の立場、特に外国資本の立場だけに有利だということだ。 それでなくとも韓国では、IMF以後に外国資本が100兆以上の利益を得たが、 その過程で労働者民衆は殺人的な構造調整と解雇、失業、貧困、労働条件悪化、 実質賃金の低下に苦しめられたではないか。それなのに、 政権と資本は危機の原因を繰り返し、悪循環を反復させている。 外資を誘致するには、民衆を犠牲にしてまでも破格的な条件を提供し、 利潤を保障しなければならず、そうして入ってきた外資は、 商売をして天文学的な利益を持っていくのだ。 もちろん韓国資本もこれに便乗して利益をあげる。 その間に、労働者民衆の境遇は悪化する。

現在、全世界を支配する多国籍資本と多国籍資本化したり、あるいはなろうと している韓国資本は、利潤になることならどこにでも攻め入って、 障害物になることなら無条件に除去しようとする。 安定した雇用、庶民福祉、賃金、労働者権利は彼らにとって 馬の耳に念仏だ。世界資本主義体制自体が危機的な状況なので、 東北アジアハブはその可能性も不透明であるばかりでなく、 資本のために推進されるその低い可能性のために、 労働者民衆を犠牲にさせてはならない。

そのため、われわれは6月13日から開かれる 「世界経済フォーラム東アジア首脳会議(アジア戦略洞察円卓会議)」を 「金持ちのフォーラム」、「資本家の祭り」と呼び、反対しようとする。 彼らが集まってすることは、アジアでどのようにすれば、さらに搾取を強化し、 投資の利益をあげることができるのかを議論することだ。 非正規職に反対して、貧困に反対して、民衆の権利を勝ち取るために 戦おうとする人なら、誰でもこの会議に反対しなければならない。 企業の利益のためだけの世界経済フォーラムは、地球上から消えなければならない。 利潤より人間が優先するからだ。

資本世界化の陰を超えて希望の世界化に向かって

李鐘會(イジョンフェ) (WTO反対国民行動代表)

資本の新自由主義的蓄積戦略は、労働者、民衆をジャングルの法則によって 生存の奈落に押し出すことであり、投機資本の代名詞である ジョージ・ソロスさえも現在資本主義に未来はないと語る。 そして、その代案として地球的水準での社会的合意を挑出するべきであり、 その主体としてダボスフォーラム、すなわち世界経済フォーラムがあげられる。

東アジア世界経済フォーラム2004の主題は 「アジアの平和と繁栄」であり、副題は「戦略的洞察のためのアジア円卓会議」だ。 しかし、アジア地域の発展と安定を率いるために、 FTA(自由貿易協定)、WTO(世界貿易機構)を、 そしてアウトソーシング、天然資源、競争、情報通信技術、アジアの多国籍企業育成、 地球的威嚇、私有化、金融化を議論するという点で、 単に資本だけの平和と繁栄を求めようとすることではないか。 整理解雇、非正規職、失業、貧困のような世界化の陰に対する考察は どこにもないのだから、それこそ資本オリンピック以上でも以下でもないことは 明らかだ。ここでは虚構的な水準での社会的合意さえ難しい。

アジアの投資環境造成と共に、目立つ議題は朝鮮半島緊張問題だ。 とんでもないことに、会議を終えてから参席者たちは板門店を通って 開城工業団地を訪問するらしい。地球的水準の資本の外延的拡張が、 いよいよ北朝鮮にまで及ぶものと見える。 労使間の矛盾が北に転移する瞬間であり、 これが彼ら、資本が語る朝鮮半島緊張緩和の核心だ。

地球上のどこでもそのように世界化が吹き荒れた後に残された 貧困が最大の話題になってしまった。 OECD国家中、自殺率トップという、これ以上期待する余地がない韓国の土地の 労働者、農民、貧民が道端で彼らを迎える(!)だろう。 そして、いわゆる資本のインターナショナルという 世界経済フォーラムに対抗する現時期、 全世界の労働者民衆のインターナショナルとして、 世界社会フォーラムが4回も開催されたように、 東アジア世界経済フォーラム2004を契機として アジア地域の労働者民衆が社会運動会議で肩を組むだろう。 そして、労働者民衆の普遍的権利が保障され、 平等と平和があふれる希望の世界化を歌うだろう。

世界経済フォーラムソウル会議は戦争と企業の世界化のためのもの

再反論:世界経済フォーラム円卓会議担当幹事 キムヒョンジン氏の主張に対して

6月7日付〈ハンギョレ〉‘なぜならば’で、 世界経済フォーラム円卓会議担当幹事のキムヒョンジン氏の文を読み、 私は世界経済フォーラムが資本主義世界化のイデオロギー的機構という点を 再度確認した。

まず、彼は世界経済フォーラム東アジア首脳会議の名称が変わったと言って、 この会議の本質を巧妙に隠蔽している。 敢えて外交通商部ホームページが相変らず 世界経済フォーラム東アジア経済首脳会議だと表記しているという事実に 言及しないとしても、今回のソウル会議の本質が 経済首脳と企業主、そして資本主義世界化を支持する者等の アジア版の結集だという事実には変わることがない。

キムオジン(組織委宣伝広報チーム)

キムヒョンジン氏は、国家官僚と企業主よりは「各界の頭脳」が参加する会議だと 強調しているようだ。しかし、経済部記者の情報によれば、 ソウル会議には次のようなアジアの主要経済首脳が招請されている。 日本の対外貿易機構会長、日本の環境長長官、日本銀行副総長、 香港の知的財産権(省)長官、シンガポールの安保国防副総理、 オーストラリアの外務部長官と通信部長官、台湾の証券取引委員会事務総長、 アセアン事務総長、台湾の投資理事会事務総長等…。 誰も、われこそはと思う経済・政治の重要人物だ。 韓国からは、盧武鉉大統領と国務総理、財政経済部長官、李明博ソウル市長が 招待名簿に含まれている。

キムヒョンジン氏が「各界の頭脳」の会議であることを強調するのは、 世界経済フォーラムを開放的な機構のように見せるためであるようだ。 世界経済フォーラムは、国家官僚と企業最高経営者だけでなく、 NGOと学界、さらに芸術家までを積極的に会議に引き込もうと必死にあがいてきた。

キムヒョンジン氏は、ソウル会議が 「アジア地域問題に対する展望をする一種のアイディア会議」だと語る。 その通りだ。世界経済フォーラムは、何も決定しないが、 資本主義的世界化を推進するための各種の「アイディア」(戦略と方向に対する)を 作り出す機構だ。 実際、世界経済フォーラムは、 自分たちがWTOの創設に決定的な役割を果たしたと自慢する。

彼らのホームページには、誰が聞いても聞きやすい美辞麗句で一杯だ。 「地球的公共利益の中での企業」、「持続可能な社会的発展と経済的進歩」等等。 しかし、こうしたきらびやかな美辞麗句の後には、 多国籍企業の利潤の極大化と新自由主義世界化の支持という牙が隠れている。 ひとつの事例だけを尋ねよう。 世界経済フォーラムは「世界保健機構と企業がエイズとマラリアとの闘いを行う」 と話す。だが、薬代の値上げを呼ぶ巨大製薬会社の特許権を無制限に保障する 知的財産権を崇拝し守護する。今回のソウル会議に ジュネーブにある世界知的財産権機構の事務副総長が招待されたのは、 単に偶然ではない。それで、米国政府の国家安保担当特別補佐官を経た ブレジンスキーは、世界経済フォーラムこそ 「特別に洗練された感覚をもった世界化機構」だと彼らを称賛する。

キムヒョンジン氏は、今回のソウル会議が 「主に世界化を主張したり、自由貿易協定を推進するものではない」と話す。 しかし、この主張を立証するためにキムヒョンジン氏が列挙した参加者等の面々を見よう。

米国ニューメキシコ州知事のビル・リチャードスンは、 彼の政策を説明するホームページで自由貿易協定を熱烈に支持している。 キムヒョンジン氏がソウル会議の参席者と言及した世界的な メインストリーム・メディア界では、 韓国の放送市場開放をもの欲しげに見るスターグループの経営陣も含まれている。

金ヒョンジン氏の主張と違って、 今回の会議議題にはアジアの新自由主義世界化と貿易に関する さまざまな争点が総網羅されている。 韓日自由貿易協定推進のために各種の研究をしてきた 日本のアジア経済研究所(IDE)は、まさに今回の会議に参加する日本対外貿易機構所属だ。

金ヒョンジン氏はソウル会議が「無公害高付加価値知識産業の強国」になるための 会議だと強調する。しかし「知識経済」の模範企業と呼ばれ、 キムヒョンジン氏が例に上げたアマゾンドット・コムの正体はどうか。 誰にでも広く使用されるワンクリック(一回クリックで本の注文をすること)方式を 特許に登録し、独占的な利益をあげた。それで米国ではアマゾン不買運動まで行われた。

ソウル会議に参加するアマゾンドット・コムの創立者、 ジェフ・ベジョスはアマゾン株の暴騰で年齢40代未満の世界的富豪順位3位に上がる間、 15パーセントのアマゾン労働者を解雇した。

金ヒョンジン氏は「盧武鉉政府がこの会議で 新自由主義政策とイラク戦争参加計画について 国際的な承認を受けようとするだろうという主張は、 事実をとても深刻に歪曲した一方的主張」と声を荒げる。 しかしキムヒョンジン氏自分が今回の会議は 「東北アジア核心ハブに浮上するために一助となる」と語る。 盧武鉉政府が口癖のように主張するのが、東北アジアハブ論でないか。 東北アジアハブという名の下に推進された経済自由区域こそ、 新自由主義の政策の本質を見せてくれる。 外国人学校設立許可は、雨後の筍のような貴族学校の量産をあおっている。 医療開放で民間医療保険がいちばん優れている気勢だ。

金ヒョンジン氏は、今回の会議にはテロとの戦争を支持して応援する 効果を上げるだけのプログラムがどこにもないと主張する。 しかし今回の会議には「地球的威嚇:アジアと安保」という主題があり、 会議参加者の中にはイラク占領と派兵を支持し、 それどころか派兵を推進した者(オーストラリアの外相など)が含まれている。 戦争暴利企業であるKPMGは、ソウル会議の公式スポンサーだ。

金ヒョンジン氏は、ソウル会議参加者等の開城工業団地訪問を通し 「朝鮮半島が安全であるばかりでなく、チャンスの土地になることができることを 認識させようとする」と話す。 帝国主義を支持する者が朝鮮半島の平和を語る資格があるのか? 米国内で対北窓口であり、鳩派として知られたビル・リチャードスンのような 人物さえ多国籍企業と米国支配者の帝国主義政策を支持する。 彼はクリントンのイラク空襲があった年に国連駐在米国大使をしていたし、 エンロン腐敗スキャンダルで世界が沸いた2001年には、エネルギー長官まで送った。

キムヒョンジン氏は、6月12日から13日まで進められる世界経済フォーラムに対する 抗議デモが是非静かに行われるようにという希望が差し迫っているためか 単に会議の名前が変わったことをめぐり会議が取り消されたように話す。

しかし、平凡な人々の生を新自由主義世界化という危険な賭博に すっかり任せようという会議と知りながら、知らない振りをすることができない。 既に世界経済フォーラムに反対して毎年世界で10万人以上が集まり、 世界的抵抗の祝祭である世界社会フォーラムを開いている。 世界経済フォーラムの調査によれば、調査対象者中 50パーセント以上が資本主義世界化に反対するデモ隊を支持していると明らかにしたが、 世界経済フォーラムを支持すると話した人は25パーセントに過ぎなかった。 それで、昨年の1月にブラジルで開かれた第3次世界社会フォーラム閉幕演説で、 ノーム・チョムスキーはこのように語った。 「ダボスの雰囲気は暗くなりました。事実上、フォーラム創設者は敗北を認めました。」

新自由主義世界化のイデオロギー的機構が、 アジア最大の派兵国家になるかもしれない国で意味のある挑戦を受けたとすれば、 また、戦争のエンジンである新自由主義に反対するデモにより挑戦を受けたとすれば、 その行動は明らかイラクだけでなく、全世界で正義と平等を「世界化」しようと 願う人々にとって大きな力になるはずだ。 新自由主義の害に立ち向かう韓国の平凡な人々には言うまでもない。 12日から15日まで開かれる世界経済フォーラム抗議行動に積極的にでよう。 6月13日大学路2時集会に皆集まろう。

組織委現況(加入団体)

全国民衆連帯、WTO反対国民行動、医療開放阻止共同対策委員会、汎国民教育連帯、反戦平和共同行動、 民主労総、全農、全貧連、韓総連、全国学生連帯会議、全国連合、民主労働党、社会進歩連帯、タハムケ、下からの世界化、公務員労組、韓国労総、天井研、韓青、労働者の力、文化連帯、スクリーンクォーター文化連帯、民言連、キリスト教社会宣教連帯会議、全泰壹に従う民主労組運動研究所、保健医療団体連合、非正規センター、反米女性会、女性団体連合、労働組合企業経営研究所、市立大総学生会、外国語大総学生会、不安定労働撤廃連帯、対抗地球化行動、民族の精気守護協議会、J13参加団、人権運動サランバン、ソウル民衆連帯、仁川民衆連帯、京畿民衆連帯、江原民衆連帯、忠北民衆連帯、大慶民衆連帯、慶尚南道民衆連帯、釜山民衆連帯、光州全南民衆連帯

*プルムジル書店から後援金を送ってくれました。有難うございます。

「金持ちの人々は、さらにたくさん持とうとします。 腹がへってぼろを着た私たちだが、晴れて明るい心で 金に目のない人々の心を変えなければなりません。 彼らは、口先では愛、平和、人権、民主主義を叫びますが、 他人を殺してそれを成し遂げようとします。 真の愛は、自分が死んでも他人の命を生かす所にあります。 本当につらくて難しい事ですよ。 しかし小さな実践が集まって、休むことなく戦えば、なし遂げることができます。 がんばってください。」-プルムジル書店

世界経済フォーラム東アジア首脳会議反対闘争計画

1)世界経済フォーラム東アジア首脳会議反対闘争前夜祭

■日時/場所:6月12日(土)夜10時〜夜12時、東国大

-オープニング 歌/律動(大学生グループ)

-開会宣言/民衆儀礼(司会者)

-参加団委及び来賓紹介(司会者)

-海外参加者発言(海外参加者)

-招請公演

-政治演説

-状況劇(劇団未来)

-映像劇(新自由主義反対関連映像、民衆の声)

-共にする律動(農民歌、律動グループ)

-大同遊び(汽車遊び、旗奪い取るなど、ウリマダン、サムト)

-仕上げ(司会者)

※政治演説は韓日FTA、教育、医療、文化、サービス解放関連の演説です。

※日本からの参加者が寸劇を公演します。

2)部門別決意大会

■日時/場所:6月13日(日)午前10時、東国大

-市内宣伝戦:6月13日(日)午前

3)世界経済フォーラム東アジア首脳会議反対集会

■日時/場所:6月13日(日)午後2時/大学路

-集会後に奨忠公園まで行進

-本大会事前集会

:学生文芸公演/闘争団委報告/隊列整備

〈本大会式次〉

司会:チョジュノ執行委員長

-民衆儀礼

-大会辞(チョングァンフン全国民衆連帯常任代表)

-海外参加者発言

-演説1.反戦、韓日FTA阻止-民主労総

-演説2.コメ開放阻止-全農

-文化公演

-演説3.民衆生存権争奪-全貧連

-演説4.反世界化、WTO反対-民主労働党

-象徴儀式

-決議文朗読-学生

=〉行進

4)整理集会

■日時/場所:午後6時-7時/奨忠公園前

司会:イジョンファ状況室長

-代表団抗議書簡伝達

-文化公演


Created byStaff. Created on 2004-06-09 07:55:34 / Last modified on 2005-09-05 05:18:19 Copyright: Default

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