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ソウルの6月は「反世界化」の波の中で

民主労総など、 東アジア首脳会議に対抗して共同行動

労働と世界 第291号 キムヨンジェ

組織委結成、阻止闘争・「アジア民衆・社会運動会議」

「上からの世界化」と「下からの世界化」がソウルで激突する。

民主労総、民衆連帯、全農など、民衆社会団体は去る5月24日、 「世界経済フォーラム東アジア首脳会議(6月13〜14日、新羅ホテル)」に 反対する共同行動組織委員会を結成して首脳会議反対闘争を展開する一方、 「アジア民衆・社会運動会議」を開く予定で注目されている。 今回の東アジア首脳会議には全世界の多国籍企業と財界人、政府官僚など、 200人あまりが参加して「アジアの平和と繁栄」を主題に 朝鮮半島緊張問題とアジア投資環境の造成について議論する。 彼らは今回の会議で米国の軍事主義世界化と多国籍企業の利潤追求にとって 障害物となる抵抗運動を押さえ込み、金融自由化、アジア多国籍企業育成、構造調整を 拡大する新自由主義世界化を積極的に推進する予定だ。

組織委はこれに対して △WTO、コメ開放、自由貿易協定、韓米投資協定などの新自由主義反対 △米国イラク占領中断と韓国軍派兵反対 △朝鮮半島戦争威嚇反対 を主な基調とする反対闘争前夜祭(6月12日、東国大)を開き、 首脳会議が開かれる13日には会議場の新羅ホテル周辺で大規模な阻止闘争を 行う計画だ。

組織委はこれと合わせて14日〜15日高麗大で 「新自由主義世界化と戦争に抵抗するアジア民衆」を主題に 「アジア民衆・社会運動会議」を開く。この行事では 「新自由主義と戦争に対抗するアジア社会運動の課題」と 「アジア民衆・社会運動の連帯強化方案」を主題とする全体討論と、 非公式・非正規職労働者と労働権、食糧主権、貧困とホームレス、 アジア移住労働者労働権争奪事例と対応課題など、 20余りのワークショップが開かれる予定だ。

組織委は、結成趣旨文で「全地球的にひたすら資本を中心とする世界化と金儲け、 軍事主義の強化のための議題を論じる世界経済フォーラムは、 世界の民衆の広範囲な抵抗を受けてきた」とし 「新自由主義世界化と戦争を超え、民衆の生と権利、正義と平和を願う あらゆる人々の力と意志を集めて共同行動に乗り出す」ことを表明した。

一方、民主労総は、6月総力集中闘争と連携して行われるこの闘争に積極的に参加し、 反世界化総力闘争の態勢を整備して、韓日自由貿易協定、 ドーハ開発アジェンダ交渉を阻止、コメ開放再協議闘争を組織的に結合させていく 基礎を用意する計画だ。これに伴い、6月12〜13日の闘争には、 金属、保健医療、全教組、公共連盟を中心として 1万人以上の大規模上京闘争が行われる展望だ。

キムヨンジェ momo1917@nodong.org

2004-05-2717:04:18

"原文":http://www.nodong.org/maynews/readview.php?table=webzine&item=2&no=3856

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-05-31 07:49:36 / Last modified on 2005-09-05 05:18:17 Copyright: Default

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