ひょうたん島研究会：「土産話もできないスパイ防止法」

ひょうたん島研究会・TT（高木＠千葉高退教）です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので紹介します。
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              「落とし玉」はいらない！
                    T.T.0797（ひょうたん島研究会）
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　昨日12/16(火)の昼、参議院議員会館で「スパイ防止法を考える市民と超党派
の議員の勉強会」が開催され、ぼくも参加した。基本的にはドキュメンタリー映
画『レーン・宮沢事件』の上映会だったのだが、上映後、弁護士・海渡雄一さん
による短いレクチャーもあった。その中で、「スパイ防止法に分かりやすいニッ
クネーム？を付けよう」みたいな提案もあった。
　空想癖のあるぼくは、いろいろと脈絡のないことを考えながら映画を見ていた。
映画の中では北大生の宮沢さんが旅に出て、その旅のことを北大教員のレーンさ
んに話したことにより「軍機保護法」違反に問われたーーみたいなことが描かれ
ていた。
　・・・ということでニックネーム？の件だが、今は昔、「デートもできない警
職法」というコピーが流行ったことがあったーーぼくは子どもだったのでよくは
知らないが。
　そのマネをすれば、「土産話もできないスパイ防止法」ーーウ～ン、語呂が悪
すぎるなあ。「土産話も！処罰法」ってのはどうだ？ーー閑話休題。
　東京駅から津田沼に向かう快速の中で古い新聞を眺めていたら、スゴイ！記事
に出会ってしまった。ちょうど１週間前の『朝日12/9号』の社会面の下段に載っ
ていた記事で、危うく見逃すところだった。記事の見出しは「米軍の装備品　児
童館に落下/東京・福生　市に無断で回収」で、筆者は森治文さんと上保晃平さ
ん。以下、記事から引用する。
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│　米軍横田基地から100メートルほど離れた東京都福生市の児童館に11月  │
│20日、米軍の降下訓練で切り離された落下傘の装備品の一部が落下してい │
│たことがわかった。市によると、米軍は市に無断で児童館の敷地内に入り、│
│装備品の一部を回収していたといい、市が抗議する方針。（略）         │
│　けが人はいなかったが、メインの落下傘は当日の夜のうちに米軍が回収し│
│ていた。屋上にあったのは補助的な誘導傘などの装備品で、重さは１キロ弱│
│だったという。                                                     │
│　防衛省は米側に、落下について通報がなく、許可もなく児童館の敷地に立│
│ち入ったことに遺憾の意や強い懸念を伝えたという。　                 │
└─────────────────────────────────┘
　まるで、宗主国と植民地の関係だよね。「遺憾の意」って、「まずかったんじゃ
ネ？」ってことだよね、
　ぼく、習志野市民なんだけど、近くの習志野基地では毎年始めに「ヘリの降下
訓練始め」があります。米軍をはじめ、来年26年には、参加国がまた一つ増える
らしい。「落とし玉」が１トンの装備品なんて、洒落にもならない。
（25/12/17未明）