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【シグマベンディングサービスとの闘い】熱中症死亡労災の遺族が怒りの社前行動
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みなさん

東京東部労組の須田です。
以下、先週のシグマベンディングサービス熱中症死亡労災に抗議する社前行動の報告です。

【シグマベンディングサービスとの闘い】熱中症死亡労災の遺族が怒りの社前行動

コカ・コーラ製品の自販機飲料を補充・配送しているシグマベンディングサービスで労働
者が熱中症労災により死亡した問題で、全国一般東京東部労組とともに会社の責任を追及
している遺族が10月24日、同社を傘下に置くシグマホールディングス本社前(東京・目黒
)で抗議申し入れ行動を実施しました。

この行動は、東部労組が加盟するコミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークの一日行動
の一環として実施され、亡くなった労働者のお連れ合いとお兄さんとともに12団体・110
人が参加しました。

参加者らは亡くなった労働者への黙とうを行った後、申し入れのために同社が入るビルの
6階まで上がりました。しかし、会社側はオフィスにつながるドアを施錠し、申し入れを
門前払いにする不誠実な対応を取りました。応対した会社役員は何を言われても黙ったま
まで、お連れ合いが抱える遺影に今回もお悔やみの言葉を言うことはありませんでした。

これに対してお兄さんが、真夏の炎天下にカーエアコンを切った配送トラック内で待機を
命じられたことが労働者の熱中症死亡労災につながったことに触れ、「エアコンをつける
ための経費はガソリン代のたった330円。これを節約するために弟は殺されたようなもの
。330円を渡すから弟の命を返してくれ!」と、330円を貼りつけた紙を会社役員に突き付
けました。

この遺族の痛切な訴えにも会社役員は終始無言だったため、参加者からは「会社は労働者
の命を返せ!」と怒りの声が次々と上がりました。そのうえで亡くなった労働者と遺族へ
の謝罪や損害賠償、社内での熱中症労災の再発防止などを求める申入書を手渡し、前回(
8月28日)の申し入れに何の回答も寄越さなかったことに抗議し、必ず回答するよう念押
ししました。

1階に降りた参加者は「労働者の命を守れ!」のシュプレヒコールを再度あげ、すべての
職場から熱中症労災をなくす決意をあらためて固めました。

シグマベンディングサービスに熱中症死亡労災の責任をとらせる遺族の闘いは裁判闘争と
大衆行動を並行して進めています。引き続きみなさんのご支援をよろしくお願いします!

■参照note記事
https://note.com/tobu19681226_001/n/nd369d44b0099

Created by staff01. Last modified on 2025-10-27 11:57:00 Copyright: Default

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