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台湾の話を訳しました。労働に触れているのでこちらでもシェアします。
◎台湾:人間は不動産にも劣る? GDPでは韓国を超えたが賃金は何倍も差がある
http://attackoto.blog9.fc2.com/blog-entry-550.html
原文は《無國界社運 Borderless Movement》掲載
https://borderless-hk.com/2025/10/09/%e5%8f%b0%e7%81%a3-gdp-%e9%9f%93%e5%9c%8b/
以下、冒頭部分のみです。
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◆台湾:人間は不動産にも劣る?GDPでは韓国を超えたが賃金は何倍も差がある
程以凡 
2025年10月9日
最近、あるYouTube動画が話題を呼んでいる。それによると、台湾の一人当たりGDPはすで
に韓国を超えているにもかかわらず、多くの人はそれを実感できず、むしろ「給料は韓国
人の半分程度」と感じているそうだ。動画は「国富帳」のデータを使い、ある皮肉な現象
を指摘している。台湾全体の価値(7.2兆ドル)は韓国よりも高いのに、その「高さ」の
ほとんど不動産によるもので、人(労働力)による価値ではないというものだ。
言い換えると、台湾では「人」よりも「壁(建物や土地といった不動産)」の方が価値が
あるということだ。
さらに動画では、韓国の国家財産において、人的資本(全国の労働力の総価値)はその他
の資産の2倍近くに達しているのに対し、台湾では人的資本は不動産の半分にも満たない
と説明されている。これが、GDPの数字は見栄えが良いのに、賃金水準は停滞し、生活の
負担は重く、資金が「人」ではなく「土地や建物」に流れている理由だという。
この分析は非常に鋭く、多くの人の痛みを突いている。しかし、さらに一歩進んで「なぜ
こうなっているのか?」「賃金を上げれば問題は解決するのか?」と問い直してみると、
動画の分析の枠組みにはまだ不足があることが分かる。
(以下、小見出しのみ)
・「賃金の上昇」と「生産性の自動的な向上」はイコールにあらず
・「不動産という幻想」──台湾式資本主義の正当性の源泉
・真の問題:利潤はどこへ消えたのか?
・解決の鍵:「社会的所有」への道
・経済の中心に「労働」を取り戻そう
続きはこちらから
http://attackoto.blog9.fc2.com/blog-entry-550.html
  
  
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staff01.
Last modified on 2025-10-24 17:52:42
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