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みなさん

東京東部労組の須田です。
以下、昨日行った学習会の報告です。

【東部労組の学習活動】
第3回「社会主義に向かう労働運動」連続学習会を実施

全国一般東京東部労組は6月22日、「社会主義に向かう労働運動」連続学習会の第3回を
組合事務所で実施しました。

この学習会は、昨年11月の大会で確立された「社会主義に向かう労働運動」路線をわたし
たちの主戦場である職場で実践していくために必要な立場と観点の獲得をめざして企画。
第1回での基調提起、第2回での職場活動家3人からの報告・討論を踏まえて、第3回で
は前回同様に職場で活動しているデイベンロイ労組支部・小野さんとタケエイ支部・井田
さんの2人から報告を受けました。

小野さんは報告の冒頭で「そもそも組合に関わる人は社会主義者でしょう」と切り出しま
した。金もうけ優先の資本家と職場で対決してきた長年の経験を踏まえて、小野さんは資
本主義の思想と正反対の思想を獲得したという意味で「自分は社会主義者だと思う」と語
りました。

一方で組合員数が増えるに伴って職場で確立された組合の力が必ずしも労働者のために使
われなかった苦い歴史が一時期にあったことや、組織の中で言うべきことを言わずにやり
過ごしてしまう傾向があった自らのあり方を反省的に捉え、政治的にどれだけ正しい政策
や主張を掲げたとしても、それだけでは労働者が社会主義に向かう主体になり得ないと報
告しました。

また、職場での同僚との関係で、「本人の意思」を尊重すると称して他者の人生に関与す
ることを避けがちなあり方を変えていく努力を続けているとし、東部労組が強調するスロ
ーガン「仲間を大切にしよう」という意味を当事者が自己解放の主体となるよう働きかけ
ながら共に闘っていく関係を職場の中で広げていくことだとまとめました。

井田さんは支部結成から19年間にわたり「資本家(資本主義)に屈しない労働運動」「会
社からの組合潰しに屈しない労働運動」を堅持してきたと振り返りつつ、困難や圧力に直
面しても動揺しない主体形成を労働者が成し遂げる必要を訴えました。

一部のドライバーに割の良いコースをあてがって優遇する会社の配車差別が横行している
職場の現状を明らかにし、その背景には「自分さえ良ければ」という自己中心的な資本家
の思想が労働者の中にも一定浸透している事情があると指摘。「働く者は平等であるべき
だ」という考えに労働者の理解を求めながら、労働者を分断支配する会社と闘っていく決
意を述べました。

組合費を払って会社と直接闘って努力している組合員と、組合の成果をただ享受している
かに見える非組合員とでは何らかの差別化があってしかるべきではないか、という職場の
声に率直に悩みがらも、「組合はすべての労働者のために奮闘してこそ資本家の思想に屈
しない存在になれる。心折れずに頑張り続けたい」と自らを奮い立たせました。

2人の報告を受けた討議では、社会主義に向かう主体形成とは何か、労働運動の力の源泉
はどこにあるか、同僚の思想を変革するために必要なことは何か、などといったテーマで
活発に意見が交わされました。

東部労組では今後も引き続き「社会主義に向かう労働運動」をテーマに討論を重ね、職場
と地域で実践していきます。ともに闘いましょう!

■参照ブログ記事
https://note.com/tobu19681226_001/n/n9ed4d19b5f6b

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