
情報提供 : 指宿昭一
●プレスリリース
東京入管イタリア人男性死亡事件について入管庁に対して
真相解明と再発防止を求めて申入れを行います。
2025年5月6日
日時:2025年5月7日(水)
場所:参議院議員会館 B108会議室
16時 出入国在留管理庁へ申入書手交 申入者:BONDメンバー
※提出後に入管庁に対して調査報告書の作成など真相解明と再発防止を求めて30分〜1
時間程度交渉を行います。申入書の手交はメディアの皆さまにもオープンに行い、交渉は
当団体と入管庁のみのクローズの場で行わせていただきます。
また、交渉後に30分程度交渉状況をご報告する記者会見を行います。ぜひ取材をお願い
します。
<趣旨>
2021年に名古屋出入国在留管理局に収容中のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダ
マリさんが亡くなりました。その命日に当たる2025年3月6日、当団体は東京出入国
在留管理局に対し、出入国在留管理庁長官および東京出入国在留管理局局長宛て申入書を
提出しました。その趣旨は、入管庁における人命軽視の姿勢に対する抗議です。2021
年の通常国会において、当時の法務大臣上川陽子氏は、ご遺族の「無念の思いに寄り添い
」と繰り返し述べ、「一層手厚い診療、また健康管理などを行うこと」について指示をし
たとのことでした。しかし、現状は入管収容施設における被収容者の命と健康に関わる処
遇は何ら改善しているとは到底言い難い。現に、ウィシュマさん死亡事件の翌年、202
2年11月18日には、東京出入国在留管理局に収容されていたイタリア人男性、ジャン
ルカ・スタフィッソさん(以下、ルカさんという)が自死しています。
ルカさんの死亡事件に関し、当団体は2023年4月20日および2024年11月18
日に貴庁長官宛てに申入書を提出し、ルカさんの仮放免取消しから収容、そして死亡に至
るまでの経緯に関する報告書の作成および公表を求めたが、そのいずれにも入管庁は「関
係資料等の精査の結果、自殺事案であること、職員の対応を問題視すべき事情は見当たら
なかったことなどが確認できた」として、報告書の公表はおろか作成すらする予定はない
との回答でした。人の命を預かる収容施設で死亡事件が発生していながら、内部調査のみ
で結論とすること自体、入管庁における人命軽視の姿勢を如実に表しており、強い抗議に
値します。当団体はルカさんの死亡事件について、再々再度、事件の真相解明と再発防止
を求めて入管庁に対して申入れを行います。
ぜひ、申入れと記者会見の取材をお願いします。
主催:BOND(外国人労働者・難民と共に歩む会
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staff01.
Last modified on 2025-05-06 11:22:46
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