
情報提供 : 中村猛
「500日になる前に雇用継承」・・・オプティカル高空籠城を訪れた希望バス
高空籠城労働者たち「連帯は奇跡を作る力」・・・連帯の訴え
2025年4月26日
民衆の声 キム・ベクギョム記者
26日、亀尾の韓国オプティカルハイテク工場で行われた希望バス文化祭で、参加者たちが
高空籠城中の金属労組韓国オプティカル支会の労働者たちに手を振っている。
雇用継承を要求して500日近く高空籠城を闘っている労働者たちと連帯するために希望バ
スが亀尾の韓国オプティカルハイテク工場を訪ねた。希望バスに参加した労働者と市民は
高空籠城500日が来る前に雇用継承がされなければならないと要求した。
『雇用継承に向かうオプティカル希望バス企画団』と全国金属労働組合は26日午後、亀尾
の韓国オプティカルハイテク工場で「希望バス文化祭」を行った。この日の文化祭には12
ヶ地域から20台余りのバスに乗ってきた1千人余り(主催側推算)の労働者と市民が参加し
た。
韓国オプティカルの解雇労働者のパク・ジョンヘ首席副支会長、ソ・ヒョンスク組織部長
は、雇用継承を要求して昨年1月8日に韓国オプティカル工場の建物屋上に上がり、この日
で475日間にわたって高空籠城を続けている。
韓国オプティカルは日系多国籍企業日東電工の子会社で、2003年に亀尾4国家産業団地の
外国人投資専用団地に入居し、各種税制支援の恩恵などを受けてきた。2022年10月に工場
に火災が発生して一ヶ月後に工場の清算を通知した。
日東電工は韓国オプティカルで生産したLCD偏光フィルムを、別の韓国子会社である韓国
日東オプティカル平澤工場に移して生産を継続しているが、亀尾の韓国オプティカルの労
働者の雇用継承はされなかった。これに対し金属労組オプティカル支会は平澤工場への雇
用継承を要求している。
この日、希望バスの参加者たちは2人の高空籠城が500日を迎える前に、日東電工による
雇用継承がされるべきだと追求した。5月21日には、空籠城が500日を迎えることになる。
キム・ジンスク指導委員は韓国オプティカル本社の日東電工に向かって「君たちは火災を
口実にすべてを捨てていった。一瞬にして無駄になり、捨てられたものの中に、私たちの
青春があり、人生があり、労働がある。」「あなたたちは私たちをとても簡単に捨てたが
、私たちさえ、私たちを捨てることができなかった」と話した。
更に、「4月7日から五日間、世の中のすべてのことと死闘を繰り広げた。」「お前たちの
貪欲より大切なのは、我々の自尊だ。君たちの利潤より重要なのは、私たちの人生だ」と
話した。続けて「工場に戻る日まで、高空の同志たちが地を踏む日まで、笑いながら最後
まで共に闘おう」と声を高めた。
金属労組のチャン・チャンヨル委員長は「日東電工は平澤工場で80人の労働者を再度採用
した。」「それでも韓国オプティカルの7人の同志の雇用を継承できないというのは話に
ならない。これは労組に対する嫌悪だ」と批判した。続けて「金属労組は一人の組合員も
あきらめない。雇用承継される日まで闘う」と約束した。
民主労総のヤン・ギョンス委員長も「朴槿恵を追い出したが、労働者の人生は変わらなか
ったという、私たちの後悔と評価を再びしないように、尹錫悦政権退陣闘争の過程で決議
した。」「高空と路上で闘う同志たちを、元の位置に戻すことがその最初の出発」と話し
た。
それと共に「民主労総120万組合員の心と意志を集めて、同志たちが現場に戻れるように
一緒に進もう」と強調した。
この日の集会には韓国オプティカル労働者の他に、別の場所で高空籠城を闘っている労働
者たちも連帯を訴えた。
ソウル世宗ホテル前の道路構造物でこの日で73日間、復職を要求して高空籠城を闘ってい
る観光レジャー産業労組のコ・ジンス世宗ホテル支部長は、映像を通じてメッセージを伝
えた。彼は「このままでは生きられないと訴える労働者の切迫した要求を、民主労総が集
めて闘いに出られるように力を集めて欲しい」と話した。
「まもなく新しく始まる政権が、再び経済危機を持ち出して反復的な反労働形態を見せる
前に、組織、労働の力で、完全な労働三権の争取を要求する全面ストライキを組織し、実
行しなければならない」と提案した。
ソウルのハナ本社前の鉄塔で43日間にわたって高空籠城中の金属労組・慶南支部巨済統営
高城造船下請け支会長も映像を通じて「民主労総120万の同志が一緒にするなら、パク・
ジョンヘ、ソ・ヒョンスク同志を、必ず地を踏ませることができる。」「100万が集まっ
て尹錫悦を引き降ろした。120万民主労総組合員が闘うならば、非正規職撤廃もできる」
と連帯を強調した。
高空籠城中のオプティカル労働者たちは、今までの連帯に感謝を伝え、今後も連帯を続け
てくれることを訴えた。パク・ジョンヘ首席副支会長は「同志のおかげで私たちが持ち堪
えることができ、真実を世の中に知らせることができた。」「連帯は奇跡を作り出す力だ
ということを、この高空で毎日感じている」と話した。
続けて「この闘いは決して私一人だけの戦いではない。労働者の尊厳、人間らしい人生の
ための、私たちの闘いであり、私たちが共に守っていかなければならない価値」とし、「
最後まであきらめず、この闘いを必ず勝利で終える」と力を込めて話した。
ソ・ヒョンスク組織部長も、「日東電工との闘いは、同志たちの連帯がなかったとすれば
、未だ始めることもできなかっただろう。」「オプティカル労働者は未だ私たちが勝利で
きるという希望を捨てていない。少しでも希望がある限り、同志たちと共に闘いを続けて
いく」と話した。続けて「同志たちと共に希望を叶えていけるよう、共に連帯して欲しい
」と訴えた。
オプティカル支会のチェ・ヒョンハン支会長は「私たち7人の雇用継承闘争は、今や同志
たちが共に作っていく闘いだ。」「一緒に闘って、必ず500日になる前に、現場に戻れる
闘いにしなければならない」と話した。
更に「この闘いが続けられるならば、500日以後の闘いは、実際に交渉テーブルが開かれ
る闘いであり、民主労総が先頭に立って作らなければならない」と強調した。
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Last modified on 2025-04-27 14:56:34
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