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那須研一:クリスマス情宣/新年の行動「子どもたちを殺すな!」
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クリスマス情宣/新年の行動「子どもたちを殺すな!」

那須研一(杉並区学童支援員)

2025年12月25日(木)朝8:20、東京都新宿区市谷・防衛省正門前。

軍服の門兵4名。警備員3名。公安?数名…いつもながら物々しい警戒。門前の交差点の信 号が変わるたび、四ツ谷駅方面から職員の大群が横断歩道を渡って省内になだれこむ。

メッセージボード=「ガザの子どもたちの未来を奪うな」「イスラエル製ドローンの輸入 はダメ!ゼッタイ!!」「海外物産は私たちの税金で殺人ドローンを買うな」…を立てる。

「おはようございます。クリスマスの朝、出勤ご苦労様です。私の職場・学童施設でも楽 しいイベントをやりました。でも、パレスチナの子どもたちが、今、この時をどんな気持 ちで過ごしているか、想像しませんか?」

「イスラエルによる80年に及ぶ侵略と占領。キリストの生誕地とされるベツレヘムのある ヨルダン川西岸地区、そしてガザ地区はそれぞれ、イスラエル軍によって封鎖されていま す」

「多くの子が楽しく過ごすクリスマスの日、西岸の子どもたちは、入植者の暴力に晒され ています。ガザの子どもたちは、爆撃の恐怖に加えて、飢えと寒さで死の危機に瀕してい ます」

「防衛省が導入を目論む『攻撃用1型UAV』の有力候補機・ロテムLとポイントブランク。 その製造企業=IAI社は、封鎖線上の監視・攻撃システムや殺傷兵器をイスラエル軍に供 給して占領とジェノサイドを推進している同国軍需大手です」

「防衛省がIAI社から私たちの税金で殺傷兵器を輸入するということは、私たちの税金で イスラエルの虐殺ドローンや監視・攻撃ロボットの製造を支援する、ということではない ですか?」

「それは、私たちが占領・封鎖・ジェノサイドに加担する、ということ。私が小学生の安 全を守る仕事で得た収入から納めている税金を、虐殺支援に使う、ということ。私はジェ ノサイドに加担したくありません」

「防衛省は、殺戮支援のドローン輸入計画を中止してください!これ以上、ガザの子ども たちを殺さないでください!」

…と訴えながら、ドローン問題のチラシ(自作)を挟み込んだパレスチナQ&Aのリーフレ ットを差し出す。受け取らない人多数。でも、手をのばしてくれる人、かなたからわざわ ざ近寄って、ください、と言ってくれる人も。20分で5人の手中に。

8:40、この日はこのあと、職場近くの図書館で児童閲覧図書の選本。ボードをしまって 横断歩道の四ツ谷側を見ると、H弁護士の姿(去年、職場の問題でお世話になった恩人で す)。

「今、来てくださったんですか?」
「すみません、遅くなりました」
「今、終えたところなんです、来てくれただけで嬉しいです、ありがとうございます!」

小学校の冬休みに伴う早朝出勤(8時から児童受け入れ)と年末年始の帰省のため、私の 朝のスタンディング、年内はこの日が最後。

新年は、1/8(木)朝8:20、海外物産前でスタートします(防衛省による機種選定入札目 前か?)。

皆さん、共に声を上げましょう!

(防衛省のウェブサイトから意見を送ることができます。海外物産のファックス番号は03 5860 9305です。アクションシート=海外物産あて抗議用ハガキ、もお渡しできます。お 問い合わせは nskn521@ezweb.ne.jp【那須】まで)


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