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ケアワーカーズユニオン山紀会支部:7.10ストライキの報告
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山紀会は介護職員と利用者の声を聞け!

 大阪市西成区にある介護施設、やまき介護すてーしょんで、12年間にわたる労働組合つぶしと闘いながら、地域の高齢者介護をになってきたケアワーカーズユニオン山紀会支部は、7月10日、訪問介護事業の一方的廃止と、グループホームでの生活保護費横領事件の隠ぺいに抗議して、2時間の時限ストライキを行いました。以下は組合からのストライキ報告です。(久下格)

【ケアワーカーズユニオン山紀会支部】

 7月10日、ケアワーカーズユニオン山紀会支部の組合員3名がストライキに入り、やまき介護すてーしょん前と山紀会本部前にてストライキ支援集会を約30名で行いました。

 要求と抗議内容は、山紀会による訪問介護閉鎖への抗議、団交への理事出席、法人内で発生した生活保護費用の横領事件の真相を明らかにすること、長年に亘る組合潰しへの抗議でした。

 ストライキに入る30分前から、やまき介護すてーしょん前では、多くの労働組合や支援者が抗議の声をあげました。施設前の駐車場に猛暑対策として、テントを設営していましたが、法人側(山本第三病院事務長、すてーしょん施設長、本部総務部など管理職)は、支援者を施設外へ追出しました。猛暑の中、抗議と連帯アピールが続きました。

 13時になり、組合員3名がストライキへ入り、法人への怒りのアピールが続きました。「パワハラやセクハラに対抗するには労働組合しかなったこと」「組合結成後から続く長年の組合潰し」「訪問介護が閉鎖され、ヘルパーが変わることから体調を崩し、入院や入所した利用者がいたこと、医師である理事長は理解していないこと」「利用者さんの生活保護費の横領について職員や利用者へ説明しないこと」等、怒りの声が上がりました。

 そして、組合員と支援者は「山紀会は隠ぺいをやめろ!」とかけ声をあげながら、山紀会本部へ行きました。本部前では、まず、ストライキ宣言を読み上げて、法人へ申入れしました。

 訪問ヘルパー、ケアマネ、デイサービスで働く組合員たちが、在宅介護の重要性やヘルパーたちの介護への想いを語りました。当該組合員からは「訪問介護閉鎖から施設入所した方が、ご飯を食べない、どうしたらいいか?と施設から相談がある。訪問介護が閉鎖されなければ、あともう少し家で暮らせたのに…」と怒りと悲しみの声がありました。

 その後、再びすてーしょんへ移り、利用者と支援者が「ストライキかき氷」を食べながら炭坑節などを歌い交流しました。利用者からは「この場所をなんとか守ろう!」と挨拶があり、みんなで何度も何度も「団結頑張ろう!」をしました。

 山紀会支部にとって、ストライキは苦渋の選択でしたが、それを支えてくれる支援者、利用者、仲間がたくさんいること、いつまでも法人のやりたい放題に我慢する必要なんかない!自分たちにも力がある!ということを実感することができました。

 山紀会支部にとって、これからも厳しい闘いが続きますが、本当に多くの連帯に感謝しています。

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ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会
https://hiroba.matrix.jp/yamaki/


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