「誰の子どもも殺させない」はリアルな反戦行動だ〜レイバーネットТV215号を放送して | |
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堀切さとみ 俳優・菅原文太は亡くなる前に「政治家がやるべきことは2つ。一つは国民を飢えさせないこと。もう一つは絶対に戦争をしないこと」と言った。見事なくらい真逆のことを日本はやっている。 メディアが黙り、野党が争点にしないことを、長い間軍拡と闘っている杉原浩司さんが、わかりやすく話してくれた。 都市部に住んでいると相変わらず平和ボケしているが、長距離ミサイルが配備されようとしている大分県などの住民は、すでに戦争前夜の感覚を持っているという。やったらやりかえされる恐怖。しかし防衛省にとって、住民の命などどうでもいい。自衛隊の司令部は核戦争を想定して地下に置く一方で、弾薬庫は住宅地。標的になっても構わないのだ。 「ママの会」の小林あやこさん、谷口初江さん、そして学童支援員・那須研一さんの司会もよかった。「誰の子どもも殺させない」の横断幕が引き立つ。「武器見本市なんてとんでもないという人が多かったが、ここ数年で『攻めて来たらどうするんだ。武器がないと困る』という人が増えている」という。平和を守ることより自衛が大切。戦争はいつも、その論理で始まるのだ。
防衛省、県知事、武器製造輸出会社。そして想像力を欠いたまま戦争を後押しする市民。こうしたものと直接対峙し、対話する杉原さん、谷口さん、小林さんの活動は、具体的で本当にスゴイ。『誰の子どもも殺させない』は「憲法守れ」よりも力のあるスローガンだと思った。 5月21日に幕張メッセで開催される武器見本市に反対の声をあげること。三菱製品を買わないこと。具体的にできることは沢山ある。ぜひ多くの人に観てほしい。 Created by staff01. Last modified on 2025-05-17 14:31:34 Copyright: Default |