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テレビというメディアのおごりと身勝手さ/フジテレビ会見をみて | ||||||
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西里扶甬子(ジャーナリスト) フジテレビの首脳陣会見が10時間以上続いた。こういう会見は東電F1原発事故の時以来だと思う。 ●どうしても見え見えの「嘘」は、番組の継続は女性の精神状態を配慮したからだという言い訳。中居の思い上がりが図らずも露わになったように、「示談も成立しているし、本人も仕事を続けたい意向だから、このままなかったことに」と考えたのは間違いない。 ●中居の所業が人権侵犯という意識があったのなら、本当に中居に何らかの制裁を与える意向があったのなら、松本スキャンダルが露わになって、松本氏が「まつもとなかい」を降板した時点が絶好のチャンスであったはずだが、その時点では中居問題は何とかなるという認識のもとに、継続させた。松本問題そのものも、醜聞にほかならないのに、中居で切り抜けられると踏んでいた節がある。 ●記者会見では経営陣が槍玉にあがっているが、にわか組合員になった現場で働く社員たちが当事者そのものだ。自戒をこめていうのなら、フジテレビの雰囲気、あり方を形づくっているのは現場の現役であり、アナウンサー、タレント、プロデューサーの関係そのものだと思う。思わずチャンネル変えてしまうような番組があまりに多い。松本氏などは、素でテレビに出ていると思える瞬間も多くて、その表情や笑い方などに不潔感を感じていた。私の感覚では、常に不快感があった。不精髭や欠けた前歯を長い間そのままにしていた。スタジオの外、カメラの陰に電通、博報堂などの広告代理店が深くからんでいる。それが今回全然出てこないのが、不思議だ。 ●オウム真理教のメンバーが、弁護士一家を殺した事件で、かれらが弁護士の名前や自宅を知ったのは、TBSのニュース番組の取材テープを放映前に見せたからだった。そのことが判明したのは、犯人が検挙されてからだった。1年以上もの間、殺人を誘引したディレクターは沈黙していて、そのことが暴露されて、TBSもマスコミも大騒ぎになったが、結局その当事者は顏も名前もあきらかにされずに終わった。今回もAディレクター(現編成局幹部?)は守られ、隠蔽されている。業界では誰のことか知っている人は多いのかと思うが、またも隠されている。あらゆる状況を一番わかっている当事者である。テレビというメディアのおごりと身勝手さがまたも露呈された。マスメディアは組織として、人権感覚や男女平等などの感覚は決して高くない。自己矛盾の塊だ。そして、好きで業界に入った人が多いので、仕事が楽しく、休みをとっていないとか、睡眠時間が足りないとかが自慢のようになったりする。高給を貰い、自分の意志ならまだしも、下請けプロダクションスタッフ(AD)を奴隷のようにこき使う状況を一時は番組の中でネタに使ったりしていて、見るに耐えなかった。(西里扶甬子さんのFBより) Created by staff01. Last modified on 2025-01-29 08:52:58 Copyright: Default |