*レイバーネットMLから
出版フリーランスのユニオン・出版ネッツの杉村です。
出版ネッツは、組合員である谷口雄太さん(青山学院大学准教授、専門は日本中世史)の
世田谷区史編さん委員委嘱打ち切りと団交拒否について、2023年4月、東京都労働委員会
に不当労働行為救済の申し立てをしていました。
今年2月29日に開かれた第5回調査で都労委は、「著作権・著作者人格権の尊重」「(業務
委託等で働く人への)ハラスメント防止対応」(要旨)を含む和解案を提示。谷口さんと
出版ネッツが求めてきたことに大筋で理があると都労委の公労使委員も受け止めた形でし
た。
4月8日、出版ネッツは労働委員会案をベースに解決を図るべく調査に臨みましたが、区は
、いったん持ち帰りながら、和解を蹴ってきたのです。
組合ばかりか都労委の努力までむげにする対応で、憤りを禁じることができません。
4月25日(木)12時より、世田谷区第二庁舎前で抗議行動を行います。
ぜひ、ご参加いただけますようお願いいたします。
世田谷区史編さん問題のこれまでの経過については、御所巻ブログをご覧ください。
御所巻(ごしょまき)―世田谷区史編さん問題― (hatenablog.com)
<https://setagayakushi-chosakuken.hatenablog.com/>
今年秋には、フリーランス新法が施行されます。
契約における著作権の扱い、ハラスメント防止はフリーランス新法においても条文や指針
で取り上げられており、フリーランスの権利にかかわる重要事項です。
さらに、著作権の中でも「著作者人格権」(作品を無断で改変されない権利を含む)は、
著作者・クリエーターの命と人権の問題であると私たちは考えています。
世田谷区史編さん問題の解決に向けて、ご支援とご注目をお願いいたします。
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staff01.
Last modified on 2024-04-24 12:16:12
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