ズバリ!羽田衝突事故の原因に迫る/「JAL青空チャンネル」は必見 | |
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ズバリ!羽田衝突事故の原因に迫る〜「JAL青空チャンネル」は必見→アーカイブ録画(70分) 2月1日放送の「JAL青空チャンネル」は羽田衝突事故を特集し、事故の原因と問題点にズバリ踏み込んだ。出演は、大ベテランの元パイロット杉江弘さんと元客室乗務員の宝地戸(ほうちど)百合子さんで、働く側の視点から大いに語った。 飛行時間は1万4千時間をこえ飛行機を知り尽くした男・杉江さんはこう言う。 客室乗務員の宝地戸さん(写真上)は、「全員を脱出させた客室乗務員の人たちはよくやったと思う。3か所の扉からシュートを開いたが、後ろの扉を開けたのは20年以上のベテランの客室乗務員だった。コックピットとは無線も使えない状況で、機長からの指示はない。そんな中で、この客室乗務員は、長年の訓練と知識から自分で判断して、的確に動き後ろの扉を開けて乗客を救った」。今回は美談として語られているが、客室乗務員の働く環境は悪くなるばかりだと宝地戸さんは言う。「客室乗務員は長時間勤務だが、賃金は安くなる一方で、モノがいえない職場になっている。勤務評価は“笑顔”とかサービスばかりが強調され、保安要員としての役割が疎かにされている。今回、重要な役割を果たした20年以上働いている客室乗務員は、じつは職位は一番低い人だった。そんな人が重要なところで力を発揮した。今後の事故を防ぐためにも、安全よりの利益を重視するJALの体質を変えなくてはいけない。私たちの解雇争議のそのためにも頑張りたい」と。 宝地戸さんは、客室乗務員として30年以上働き、組合でモノをいい、職場の改善と安全問題に取り組んできた人だ。そんな人たちが排除しようとしたのが、165人が解雇された2010年大晦日の「JAL整理解雇」だった。そのたたかいも14年目に入った。2年前のまやかしの解決案を許さず、宝地戸さんたちは「JAL被解雇者労働組合(JHU)」に結集して、たたかいを続けている。この争議は「労働者の権利回復」にとどまらず、国民一人ひとりの「空の安全」を守るたたかいでもあるのだ。(M) Created by staff01. Last modified on 2024-02-03 08:35:17 Copyright: Default |