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大島新監督「無関心な人との分断が深刻」〜ドキュメンタリー映画『国葬の日』を見て相沢由美子
辺野古で、日比谷で国葬反対デモやアピールがあり、気勢を上げる人たちがいる。奈良の銃撃事件現場には弔問に訪れる人がいて、若い男性は嬉しそうに安倍元総理とのツーショット写真を見せる。また「長い間、総理を務めた人だから、国葬は当然じゃないか」と、語る人が何人かいたが「政治的にはどうだったか?」と問われると「あまりわからない」と答えた。 洪水被害があったばかりの静岡ではボランティアの学生と家の中まで浸水被害にあい、泥除け作業にあせをかきなが「こんなにひどい災害にあっても、政府は何もしてくれない。せめて国葬費用を少しでも回してくれたら・・」と。福島県南相馬の女性は「ウクライナとロシアは戦争していて、物価も上がっている。こんなときに税金(15億)を使って国葬しなくても」。
見終わった後は脱力感。どうして自民党がいつまで選挙で勝つのか、どうしてみんな怒らないのか、どうして日本は変わらないのか、ずっと不思議に思っていたことの答えがこの映画にあった。大島監督(写真右)は最後のトークタイムで「分断というけれど、国葬賛成、反対の分断でなく、関心ある人と無関心な人との分断が深刻だ」と語った。映画パンフレットにあった「静かな日常の中に、未来への絶望と希望もある」(小説家・中村文則)の言葉が印象的だった。(シネトークぼちぼち」主宰) Created by staff01. Last modified on 2023-10-13 22:02:35 Copyright: Default | |