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「一議席を労働者のために徹底的に使いたい」〜大椿ゆうこ議員の誕生を祝う会


*カンパイする大椿さん(左)、お隣りはパートナー

動画(大椿スピーチ)

 8月25日、東京・本郷のレストランで「非正規労働者とともにガンバレ! 参議院議員大椿ゆうこさんの誕生を祝う会」が開かれた。大椿さんは、2023年4月に繰り上げ当選で参議院議員(社民党)となった。呼びかけたのは、大久保なつみ・後呂良子・松元ちえ・柚木康子の各氏で、大椿さんを応援してきたユニオン・女性運動・メディア関係・研究者・個人など、多様な人々の集いとなった。

 カンパイのあと、参加者全員によるひとことお祝いトークが続いた。「当選を知った驚きとうれしさでリハビリ中の体が治った」というユニオンメンバーのエピソードが披露されたり、さまざまな現場からの発言で盛り上がった。

 最後に大椿さんがパートナーと並んでスピーチをした。「クビを切られた非正規労働者が、ついに国会に行くことができました」「2019年に社民から立候補したときには、落ちるところから出てどうする、と言われたこともありました。でも本当にラッキーでした」「今回は棚ぼたとさんざん言われました。でも棚ぼたでもなんでもいい。一議席がとれたので、この一議席を労働者のために徹底的に使いたい」と。関西学院大学で有期雇用を理由に雇い止め解雇にあった大椿さんが、選挙で訴えてきたのは「労働者を使い捨てにするな」の一点だった。大椿さんは「非正規出身の国会議員はいるが、ユニオンでたたかってきたのは私だけ。みなさんと一緒にいまこそ労働運動が必要なことを訴え、運動を広げていきたい」と強調した。

 参加者約50人は、地道に労働運動や社会運動をやってきた人たちばかり。これから大椿さんと一緒に新しい運動がつくれるのではないか、という期待に満ちた集いになった。(M)


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