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8・24福島現地レポート「まさか本当に海洋放出するとは」 | |
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8・24福島現地レポート「まさか本当に海洋放出するとは」堀切さとみ 福島第一原発事故から12年半。8月24日は歴史的な日になるだろう。 朝7時。浪江町の請戸漁港に向かう。ここからは福島第一原発がよく見える。
漁師が水揚げしているので話を聞こうと思ったが「入ってくるな」と言われる。離れたところで、一人立っている漁師に声をかけた。「取材には組合長が対応するから、余計なことはしゃべるなと言われてる。そんなの民主主義ではなく共産国みたいだけども。今日はいつもどおり仕事だよ。といっても補償貰って1カ月のうち10日しか仕事はないけどな」 9時。国道六号を車で走り、大熊町の中央台へ。原発からほど近い交差点だ。線量計の数値はぐんぐんあがる。ここで「汚染水反対」を訴えスタンディングする人たちがいたので話を聞いた。 郡山市から参加した女性は「線量が高いのはわかっているけど、いてもたってもいられずここに来た。まさか本当に放出するとは思わなかった」「漁師もお店も、どんなに大変な思いでここまで頑張って来たのか。それを思うと悔しくてたまらない」 月に一回、この辺のモニタリングをしている女性(南相馬市)は「解除されたが線量はとても高い。空間だけでなく土壌も測っているが、700万ベクレル/�圓里箸海蹐發△辰拭8�的には公表されていないので、自主的に測って地図を作り、役場や警察、消防署に届けているが、きちんと活用してもらえていない」 ここもやはり海外メディアばかり。黒田節子さんは線量計をみて「郡山市とは桁が違う」と驚いていた。若者や子どもがいないのが救いだ。空だけがやたらに青かった。 午後1時。再び請戸の海岸へ。浪江町・希望の牧場の吉沢正巳さんが若者たちに、ここがどんな場所であるか話をしていた。かつて浪江小高原発建設を止めた場所、津波で200名の命が流された場所、ここからみえる福島第一原発は、今も毎年のように震度六の地震に見舞われ、格納容器が崩れる恐れがあることなどを。 テントを張り、牧場の仕事の合間に毎日ここに来るという。そして魚の放射能を、きちんと調べると話した。 そのあと一路、双葉町にある産業交流センターへ。ここの三階にある東京電力福島復興本社に向けて「汚染水を流すな」とシュプレヒコール。
世界最大級の原発事故を起こした責任をどう考えているのか。あらためて考える一日となった。放射能汚染を強いる権利など、あるはずがない。 Created by staff01. Last modified on 2023-08-25 15:43:57 Copyright: Default | |