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安倍「国葬」の日

献花に集まった人たちの「熱意」に語りかける言葉が必要

9月27日、国葬の日。献花の会場となる九段坂公園(東京都千代田区)に至るまで、地下鉄半蔵門駅から長蛇の列が続いた。それは、ものすごい数であった。私は、その人たちに午前10時半〜午後1時半の約3時間、インタビューをこころみた。聞いたのは、仝ゲ屬僕茲人由 安倍元首相の評価 7拡増強についてどう思うかである。

*カメラ撮影に同意してくださった方々(12人中4人)
・男性 30代 看護師 徳島から年休をとって来た。
「国葬を見ておきたかったので来ました。」
「僕の中での首相のイメージというのは、もう安倍総理になるんですけれども、やはり功罪あったというのはすごく感じます。いいところも悪いところも両方あるかなって思いますので、どっちにつきたいっていう人間でないので、最後はいいも悪いも含めてです。」
「やっぱり今、アメリカに何となく守られてる感じがするじゃないですか。やはり自分の国が自分でもう少し守れるようになった方がいいのかなというのは、やっぱりちょっと正直思うんですけれども、それに反対する人がいるというのも、すごくわかります。けれども、個人的にはやっぱりもう少し軍備増強しても損ではないかなというのは思います。」
・女性 30代 手書きのボードを持って
「ずっと安倍総理を応援していたので、別れに来ました。」
「私も(安倍元首相に)反対の意見の時もありましたけれど、総じて人としても政治家としても尊敬していたので、とても悲しいけど、そのお別れにと思って。」
・男性 20代 学生
「物心ついた頃からずっと総理大臣とか政治家といえば安倍さんという感じでした。」
「いろいろな批判はあれど、やはり長い間政権に立っているのがちゃんと選挙で国の代表として選ばれたので、そういった方が今回テロで亡くなってしまったので、国民の一人としての気持ちを伝えたいなと思って。」
「安倍さんへの政策の共感もしているんですけれども、それ以上に人柄です。選挙期間中に遊説とか頑張られて、遊説が終わった後にちゃんと支持者の方に足を運んで一人一人と握手をしたり、言葉を交わしたりというところにそういう地に足を着けた感じというのが僕は生で見て感じたので、そこに心を打たれたというか。」
「やはり軍備とかいうのは必要でしょう。私はやっぱり、台湾問題とかそういうのもだんだん本当に日に日に、その対応に追われるという感じで深刻化してきて、そういう中で全く何も手を打たないというのは、やはりよろしくないんじゃないかなと思いますし、やはり安倍さんは必要なことをされたと思います。」
・女性 40代
「志半ばでテロリストの山上に殺された無念さと、そしてまさに改憲しようとしている直前のことだったので。私としては憲法改正してほしい。そして今までの日本のあり方を変えてほしいという思いで、すごく強く支持しておりましたので、きょうは安倍首相のことを弔うということです。」
「軍備増強は、絶対必要です。はい。」
「抑止と核シェアリングも絶対必要だと思います。安倍さんはそういう方針を貫いていましたので、それは正しいと私は思います。」
↓献花台に向かう人たち(東京メトロ「半蔵門」駅付近)

*他の12人中8人は、カメラ撮影はお断りになった上でお話を聞けた。
・女性 5~60代 献花に来たわけではなく、たまたま通りかかった。
千鳥ヶ淵に他の用事で来てびっくりしました。「美しい国」をあの世で実現してほしいです(ひにくっぽく)。沖縄を切り捨てました。
・女性 20代 学生
安倍さんのやっていることに共感します。(中国や北朝鮮が)武装をしてやってくるのだから、武装してやりかえすのが当然。
・男性 20代 二人
安倍さんのやってきたことで一番印象に残るのは、外交です。言うことが、はっきりしているという印
・男性 年配
安倍さんに献花できました。それ以外の目標はありません。(ちょっと腹立たしい感じで)
・女性 30代
安倍さんの外交政策に共感しました。絶妙なバランスがとれていました。
・女性 70代
吉田茂さんの時を覚えているので、それ以上の人の集まりに驚いています。安倍さんは素晴らしい人柄だと思いました。
・男性 60代
マスコミがいけないんだよ、反対が多いなんて振りまいて。ちゃんとあんたも報道してくれ。
↓献花台に行くまでにある荷物検査場

インタビューをして感じたのだが、若い人が、なんとなくではなく自分の考えをもって参加していると感じた。年配の特に男性が、国葬反対の意見に敵対的な感想を持っているのと対照的である。また若い人たちは、この件ではいろんな意見があってよくその中で自分は安倍元首相を評価していると感じて献花に参加している人がいるのには正直おどろいた。確かに国葬に反対している人が多くなったことは事実だ。しかし一方で国葬に積極的に参加しようとした人たちは、この過程で自分なりにこの社会を評価しなおしているのではないだろうか。この機に安倍シンパ層が純化しているようにも思える。この傾向は、分断が進化したといえなくもない。国葬後、一気に右傾化がすすみ、来年度防衛費増強、憲法改悪につきすすむ可能性も根強く存在していることをしっかり見ておかなければいけないと感じた。今後必要なことは、イデオロギーを超えて議論する輪をいかに作るかではないだろうか。(湯本雅典)

追記
カメラ撮影に応じていただいた方々には、SNSへの投稿はしないという約束をして話をしていただきました。その方々の映像は、今後拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」の上映会での講演や新作の映画の中で使わせていただく予定です。


Created by yumo. Last modified on 2022-09-27 23:34:34 Copyright: Default

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