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「週刊金曜日」ニュース : 韓国経済の光と影
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_________________________________________________________『週刊金曜日』

        
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■韓国経済の光と影

●安倍誠・アジア経済研究所新領域研究センター長に聞く
韓国と日本の経済、どうしてここまで差がついたか
聞き手/文聖姫・本誌編集長


BTSの歌曲や『パラサイト』などの映画作品で、世界から注目を浴びる韓国のコンテン
ツ産業。元気の良い韓国経済の象徴だ。2015年には平均賃金で日本を追い抜いている
。だが、一方で日本以上の格差社会が指摘されている。実際の暮らしぶりはどうだろう。
低迷する日本経済は、そこから何か学ぶことができるか。韓国で政権交代が行なわれたの
を機に、検証してみよう。

●元気な韓国、その裏側にあるものは格差拡大と激しい競争
神谷毅

コインの裏表のように、元気な一方で課題も抱える韓国経済。2019年4月から3年間
、ソウル支局長として韓国に滞在した朝日新聞記者が実態をルポした。



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【2】 編集長後記


 韓国映画『パラサイト 半地下の家族』に印象的なシーンがある。大雨の中、雇われ先
の金持ちが住む高級住宅から主人公たちは半地下の自宅に戻る。その途中、長い階段を下
る。階段は富裕層と貧困層を分け隔てる象徴のようだと私は感じた。階段の上と下とでは
別世界だ。『パラサイト』で描かれた半地下のような住宅は実際に韓国にある。ソウルの
マンション価格は値上がりを続けるが、一方で人一人がやっと寝られるほどのスペースで
暮らす人がいる。マンション購入など不可能だとすでに諦めた若者もいる。

 韓国で新政権が誕生したのを機に、今号では韓国経済を特集した。元気なように見えて
、実は問題も抱える。そこらへんのところを、アジア経済研究所で一貫して韓国経済を研
究する安倍誠さんに語ってもらった。加えて、実体経済はどうかということを、つい最近
までソウル支局長だった『朝日新聞』の神谷毅氏に寄稿してもらった。貧富の格差は韓国
だけの問題ではない。今回の特集から日本は何を汲み取るべきか。(文聖姫)


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【3】次号予告:2022年6月3日号(第1379号)

【特集/年金目前世代 現役世代……これからもらう世代のための年金講座】

●その誤解をリセット! 年金の仕組みを解説しましょう|長尾義弘

●Q&Aで答えます! 老後の生活を支えるお金、どんなものがありますか? どんなこ
とに気をつけたらいいですか?|内藤眞弓

●高額所得者ほど低負担 厚生年金保険料のここが問題!|曽我浩

【フィンランド、スウェーデンがNATO加盟を正式申請】
●軍事中立国の政策大転換で歴史はどう変わる?|田口理穂

【人生100年時代  鎌田實のボクがすすめる60歳からの健康術】
●最終回 「慢性炎症」を防ぐためにはウオーキングが大切|鎌田實

【話の特集・最終集】
●これでおしまい!「話の特集」|矢崎泰久×中山千夏

【歓喜へのフーガ】
●フランスでは国民という言葉は使いません
今回のお相手 カトリーヌ・アンスローさん(日仏通訳者)|聞き手・崔善愛

【新・買ってはいけない】
●「塩麹」自体は優れた調味料ですが酒精には要注意です|沢木みずほ

【脊髄腫瘍に見舞われた私のrehabilis日記9】
●できない側|ひらてみき


【ぶんか 本】『インターセクショナリティ』田沢竜次
『年年歳歳』長瀬海
『現代思想入門』高原到

【ぶんか 映画】『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』伊高浩昭

【ぶんか 映画】『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』藤田正

【ぶんか 音楽】
●「トゥーツ・シールマンスmeets ロブ・フランケンースタジオ・セッションズ1973-198
3」|後藤誠

【ぶんか TVドキュメンタリー】                
●6月3日からのTV番組|ワタナベ=アキラ

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|雨宮処凛
●きんようアンテナ
●ジェンダー情報|宮本有紀
●凱風快晴ときどき曇り|内田樹
●政治時評|西川伸一
●経済私考|鷲尾香一
●たとえば世界でいま
●犬が王様を見て、何が悪い?|四方田犬彦
●黒風白雨|宇都宮健児
●メディアウオッチ|小池モナ
●言葉の広場/論考
●さらん日記
●読者会から
●編集委員から
●きんようびのはらっぱで
●ヒラ社長が行く|植村隆


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事
。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あな
たと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会
)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連する
トピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://w
ww.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。


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