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ミャンマー国軍による死刑執行に抗議!〜「国際社会は沈黙するな」400人が訴える

動画(7分)

 ミャンマー国軍が民主派活動家ら4人を死刑執行したことが、7月25日に明らかになった。在日ミャンマー人のミンスイさんは「ショックで声がでなかった。ご飯も食べられなかった」とその衝撃を語っている。7月26日午後、東京・渋谷の国連大学前には、ミャンマー人を中心に約400人が集まり、激しい怒りの声を上げた。

 ミンスイさんは犠牲者の写真プラカードを示してこう言った。 「今回は民主派のリーダークラスが4人処刑されたが、これまでわかっているだけでも2100人。多分、3000人以上が無差別に国軍によって殺されている」。クーデターで権力を握ったミャンマー国軍の人権弾圧は、とどまるところを知らない。日本政府・外務省は「深刻に憂慮する」と表明したが、行動が伴っていない。ミャンマー国軍に強い姿勢をとれない日本政府の責任は重大で、それが処刑を許したともいえる。

 この日の行動は、ミャンマー人主体の抗議だったが、「アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会」の旗をもった日本人有志の姿もあった。ミャンマー国軍に一時拘束されたことがあるジャーナリスト北角裕樹さんもマイクを握り、「心裂かれる思いだ。でもミャンマー人は何度ダメそうになっても助け合って立ち上がってきた人たちだ。みんなで進んでいきたい」と語った。

 集会でメインに掲げられたスローガンは、「テロ軍がミャンマー国民を無差別に殺害していることに沈黙するな」だった。この言葉にミャンマー人たちが、いま一番訴えたいことが凝縮されていた。「平和・人権を大切にする国際社会はいったい何をしているのか? 国際社会は沈黙せず行動してほしい! ミャンマーをたすけてください」と主催者の女性は強い口調でスピーチした。この日は、グテーレス国連事務総長宛てに要請書を手渡した。

 ウクライナ問題であれだけ動いた国際社会・日本政府なのに、ミャンマー問題では何をしているのか。そのダブルスタンダードぶりに大いに疑念を感じる。大手メディアの動きもにぶく、この日の取材に来ていたのはほとんどがフリーの人たちだった。(M)


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