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韓国サンケン労組 : ハンスト14日目で労使合意を勝ち取り、闘争終結


*ハンストをたたかいぬいた韓国サンケン労組

 韓国サンケン労組は、6月24日のサンケン電気の株主総会前までに話し合い解決を目指して、6月21日からソウルのサンケンコリア(営業販売会社)と同じ建物に入居しているサンケン電気とLG電子系子会社の合併会社である技術研究開発会社APTC〔アドバンスド・パワーデバイス・テクノロジーズ(株)〕の事務所を占拠し、翌22日からは病気治療中の者を除く全員9名が無期限ハンストに突入しました。

 そしてハンストで、目が見えなくなったり、低血糖や、低血圧に陥る人が出るなど組合員たちは死力を尽くして極限まで闘い、ついに馬山座り込み723日目、サンケンコリア前座り込み147日目、APTC占拠16日目、ハンスト14日目の7月5日、労使合意を勝ち取り、闘争を終結しました。

 これに伴って日本においての支援活動も7月5日をもって停止しました。永い間多くの皆さんの物心両面に亘る様々なご支援ご協力を頂きまして、心よりお礼申しあげます。本当にありがとうございました。

 なお、サンケン弾圧―尾沢裁判はまだ始まりませんが、公判前整理手続きにおいて、証人と証拠の決定をめぐり攻防を繰り広げています。韓国から韓国サンケン労組副支会長の金ウニョンさんと当日警察に通報したサンケン電気社員を証人として採用するかどうかが大きな焦点です。

 公判は、おそらく11月9日から開始されるだろうと思われます。尾沢裁判へのご支援もよろしくお願いいたします。

 次の文は、韓国サンケン労組副支会長のキムウニョンさんの闘争終結にあたってのコメントです。

<キムウニョンさんのFBより>

 韓国サンケンの交渉と闘争を締めくくりました。一部反対もあり、不足して不十分な案ですが整理することにしました。最終合意は明日することにしました。
 韓国と日本で支持してくれて連帯してくださった皆さんに、いちいちご挨拶いたすことができなくて申し訳ありません。
 国会議員、道・市議員、道知事、市長、労働部まで乗り出し、サンケン資本と日本政府に抗議と協力を要請する公文を送り、地域と全国に外国投資企業の問題点と規制法案の必要性を拡散させました。
 12人の組合員が世界売り上げ8位の日本資本と韓国財閥LGを相手に2年に亘り闘争しました。私たちが敗北したわけでも、日本資本が勝利したわけでもありません。私たちの闘争は正当であり、韓国サンケン組合員は最後まで最善を尽くしました。
 以後、私たちの闘争の成果をよく評価し、この成果を流失しないために多角的な悩みと討論を続けて行くでしょう。特に韓日国際労働者・民衆の連帯闘争の輝く成果をよく表し、記録し、保存し、共にするための空間に対する部分をよく討論して作っていきたいと思います。
 一緒に連帯してくれた皆さんにお礼申し上げます。交渉をするために非常に努力して下さった金属労組慶南支部イ・ギョンス副支部長同志とキム・ジョングァンサンケン対策委員会前執行委員長同志にもお礼申し上げます。ありがとうございます。(2022.7.5)

支援する会ニュースNO.88(pdf)


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