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「社民・共産・れいわ」が必死の訴え!〜参院激戦区の「東京選挙区」を行く

動画(社民党 6分)動画(共産党 4分)動画(れいわ 3分)

 今回の参院選の最大の激戦区である「東京選挙区」。中盤を迎えた7月2日(土)には、各候補は猛暑のなか必死の訴えをしていた。記者は野党系候補の街宣現場を駆け足で回った。

 12時から千歳烏山の商店街で街宣をしたのは社民党。立候補する福島みずほ党首(比例)と服部良一幹事長(東京選挙区)の応援には佐高信、保坂展人、浅倉むつ子の各氏が駆けつけた。佐高信氏(写真下)の危機感は強かった。

「こうした表現の自由も最後になるかもしれない」と前置きし、「攻められたらどうすると政治家が言っている。外交力を使って攻められないようにするのが政治家の役割。とんでもない話だ。国防費を増やせば国民の生活が守られるような幻想が広がっているが、これもウソ。自衛隊のトップが、“自衛隊は国民の生命と財産を守ると誤解している人がいる”とはっきり言っている。先の中国との戦争では、関東軍が住民を置き去りにして真っ先に逃げたが、それが軍隊の本質だ。だまされてはいけない」。

 福島候補と服部候補は「九条を変えさせてはならない。“がんこに平和、暮らしが一番”の政治をするためにも、国会に社民党が必要が」と訴えた。地元、世田谷区長の保坂展人氏も熱い連帯スピーチを行った。

 最後の一議席を争っていると言われる共産党の山添拓候補。夕方、立川駅北口ロータリーで行われた街宣に行って驚いた。人、人、人の波で文字通り歩道橋はすずなりになっていた。志位和夫委員長の40分ちかい応援演説は迫力があった。

 日本共産党はことしの7月に創立100年を迎えるという。志位委員長は力説した。「100年で党名を変えなかったのはわが党だけです。他の党は戦時下に解党して『大政翼賛会』に入って戦争協力をした。だから戦後名前を変えざるとえなかったのです。共産党は、迫害に耐えながらも命がけで戦争反対を貫きました。そして、共産党が考えていた方向が正しかったことは、戦後にうまれた日本国憲法が証明したのではないでしょうか。きょうこのことを話したのは、いままた翼賛政治の再来の危険な動きがあるから」そして「山添さんの勝利、比例5人の勝利に向けて力を貸してください」と締めた。

 れいわ新選組の夜の街宣が、池袋西口で開催されていた。度肝をぬかれたのは、「盆踊りダンスパーティ」だったことだ。やぐらが組まれ、提灯が飾られ、踊り子もプロで、本格的盆踊り大会だ。西口広場もほとんど埋め尽くされていた。社民・共産の聴衆が圧倒的にシニア層だったのに比べ、れいわは若かった。とくに女性が多くスマホをかざして、楽しんでいる姿が目についた。

 れいわの主張はいろいろあるが、自然エネルギーにシフトし産業構造の転換で雇用創出をはかる「脱原発!グリーンニューデール」が新鮮だった。この日は、社民・共産・れいわの街宣を回ったが、3党派とも「改憲・格差」に反対する野党であり、いっそうの奮闘を期待したい。(M)

〔追記〕以下は移動の途中に遭遇した「都民ファーストの会」の街宣。小池百合子知事も来ていて、人はそれなりに集まっていたが熱気は感じられなかった。


Created by staff01. Last modified on 2022-07-03 05:31:08 Copyright: Default

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