「ノー・プーチン」掲げて/在日タタール人らロシア大使館前で「戦争反対」行動 | |
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「ノー・プーチン」掲げて〜在日タタール人らロシア大使館前で「戦争反対」行動
【代理投稿・訳】佐藤和之(佼成学園教職員組合) 参考:クリミア半島とタタール人今回の戦争を考える上で、タタール人の存在とクリミア半島の歴史は無視できません。こ こで「タタールの軛」などの歴史は省略しますが、少なくとも知っておきたいのは、まず クリミア半島に起源をもつテュルク系先住民族がクリミア・タタール人だということです 。彼らの大半はスンニ派ムスリムで、独自の言語をもちます。 歴史的には、ロシア革命後の1921年、「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」の構成国 として、「クリミア自治ソビエト社会主義共和国」が成立。スターリン時代の1932年、ク リミア半島もまた、「ホロドモール」と呼ばれる人工的な飢饉にみまわれます。第2次世 界大戦中の1944年には、クリミア・タタール人は対独協力の嫌疑で、中央アジアへ強制移 住させられました。 「クリミア自治ソビエト社会主義共和国」は1945年、「ロシア・ソビエト連邦社会主義共 和国」の「クリミア州」に再編され、1954年には「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 」へ移管されます。1991年のソ連邦崩壊後、独立したウクライナに、「クリミア自治共和 国」が復活。2014年に「クリミア危機」が発生すると、クリミア議会は住民投票を経て、 ウクライナからの独立を宣言し、ロシアへの編入を承認しました。 その際、クリミア・タタール人は反対しましたが、すでにクリミア半島の少数派(12%)と なっており、その意見は通りませんでした。なお、ウクライナ政府は、クリミア半島にお けるロシアの主権を、認めていません。また、2017年に国際司法裁判所はクリミア・タタ ール人への差別の存在を認定し、2021年にはG7外相がクリミア・タタール人への人権侵害 を非難する共同声明を発表。国際人権団体も、クリミア編入に反対したクリミア・タター ル人は、ロシアから政治的迫害を受けていると報告しています。 Created by staff01. Last modified on 2022-03-09 07:30:30 Copyright: Default |