情報提供 : 高賛侑
在日外国人差別を衝く映画制作報告
<ベトナム人の位牌150余柱を安置する供養塔>
差別に苦しむ在日外国人を支援する方を取材するたびに深い敬意をおぼえますが、中でも
とりわけ胸打たれた一人が日越ともいき支援会代表の吉水慈豊さんです。
東京都港区にある日新窟というお寺は、1960年代のベトナム戦争時代から、吉水さんの父
親だった前住職がベトナム支援活動を行ってきました。
2011年の東日本大震災の時、被災したベトナム人を受け入れたのを契機に、劣悪な環境に
悩む技能実習生、留学生などの「駆け込み寺」として知られるようになり、やがて亡くな
った人の葬式も引き受けるようになっていったのです。
吉水さんは、遺骨はベトナムに帰すとともに、位牌を2柱書いてあげます。一つは家族に
送り、一つは日本にいる友人たちのために置いておく。その数は150柱に上り、2019年に
敷地内に供養塔を建てました。
吉水慈豊さんのお話には胸が痛みます。死因は病気、事故、自殺など様々で、死体検案書
に「原因不明」と書かれている人も少なくないといいます。
「まじめな子が自殺することが多いですね。技能実習生の場合、たくさん借金して送り出
し機関に払わなければなりません。借金の負担と職場のストレスで追い込まれていく子が
多いんですよ。こんな状況が続くのはおかしいんじゃないかということを世の中に伝えて
いきたいんです」
若いベトナム人たちが集まって和気あいあいと日本語学習にはげんでいる姿を見て幾分救
われたような気持になりました。
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Last modified on 2021-08-15 17:49:58
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