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韓国サンケン労組を支援する会7月29日・第43回木曜行動報告

サンケン電気よ!偽装解散・解雇を撤回し工場の再開を!
尾 澤 さ ん を 今 す ぐ 釈 放 せ よ!

第43回本社前行動の開始。支援する会の仲間からの発言からは始まる。不当解雇撤回を目指して、闘いを始めて約1年がたちました。先日韓国サンケン労組の副支会長のキム・ウニョンさんから、心のこもった手紙が届いたことの報告がありました。東京はコロナの感染者が3000人を超えたこと、全国でも1万人に迫ろうとしている中、健康に留意して、この闘いを最後まで貫徹していきましょう。

韓国の仲間からの発言、キム・ウニョンさんです。「私達が受けた酷い仕打ちに対して1年以上に渡って闘いが今も続いています。今も路上で座り込み、そして、路上でご飯を食べ、サンケン電気がいかに酷いことを行ってきたのかと言う事を毎日訴えています。5年前にもサンケン電気は私達に対して不当な整理解雇を行ってきました。これに対して日本に行き遠征闘争で闘ってきました。サンケン電気の本社前や全国各地を周りながら、サンケン電気がいかに酷いことをやって来たかと言う事を訴えた。5年前の私達に対する整理解雇に対しては、韓国の中でも地方労働委員会や中央労働委員会に於いてサンケン電気がやった解雇は不当解雇であるという決断がくだされました。日本において私達の遠征闘争では、1年近くに渡る闘争を行ったわけですが、この中で日本の皆さんには大変お世話になりました。5年前、私達が日本に来た時、日本の仲間の皆さんは、私達が寝泊まりする場所、寝具、それから様々な日常的に使う品物、そして、箸や匙に至るまで様々なものを私達に提供してくれました。そうしたお世話を受けましたが、それは、本当の真心だったと思います。そして、現職復帰が出来。工場で働くことが出来ました。皆さんが私達にしてくださった連帯のことを胸に刻んで、3年間どんなに辛いことがあっても、耐え、そして働き続けてきました。しかし、サンケン電気会社側は私達が現場に復帰したことが恥ずかしい事態と言う風に会社側はとらえました。どうすれば労働組合を、労働運動を潰すことが出来るのかと言う事ばかりを考えて計画を立ててきたのです。私達が解雇を撤回させて現場に復帰した時に、会社と合意を結びました。その中には工場を正常化させるための設備投資をきちんと行うと言う事がありました。にもかかわらずその後、私達が工場に戻っていったとき設備投資は何ひとつなされませんでした。会社の側は言いました。今、会社は厳しい状態だと、私達はそれを素直に受け止めてきました。しかし、当時会社が私達に言ったことは全く嘘でした。会社は苦しいと言ったけど、そうではありませんでした。実際には大きな成長を韓国内で遂げて、そして、私達が働いていた韓国サンケンと別な工場を手に入れて、そこで密かに製造を開始していたのです。またソウル市内にはLGという大きな電機メーカーと一緒に研究を行うといったことも行いました。つまりサンケン電気は韓国において口では経営が苦しい、状態が良くないと言いながら、実際には高成長を遂げていたのです。昨年初めにコロナウイルス感染拡大が全世界的に広がりました。そして、それをいいことにサンケン電気はコロナウイルスに感染している間は私達韓国サンケン労働組合が日本に来て本社前の抗議行動が出来ないだろうと踏んで虎視眈々と労働組合潰し、労働組合がある韓国サンケンを潰す、そうした計画を立てて一つ一つその作業を進めてきました。私達が現場復帰をする前に会社と結んだ合意書にはもう一つ重大な内容がありました。それは雇用問題に重大な事態が生じたときには会社は必ず、労働組合に事前に通知し話し合いを持ち、労働組合との合意をもって問題の解決に当たると言う内容です。労働者と交わした約束をまるでゴミ屑のように捨てて約束を一切守らない、こんなことがどうしてできるのでしょうか。それは4年前5年前に1年近くに渡って闘った人たちみんなに対する約束だったはずです。サンケン電気は日本国内にもたくさん工場を持っています。その工場を閉鎖する際には必ず事前に働いている労働者に対して事情を説明し、その後、再就職の斡旋等をしてまた系列の企業に対しても配慮も十分に行っていると聞いています。日本にある工場を閉鎖するときにはそうした様々な配慮と措置をとるにもかかわらず、何故韓国では30年以上にもわたって一生懸命に働いてきた労働者に対しては事前の話し合いも全くなく、私達労働組合の話し合いの要求も一切無視して踏みにじる、どうしてこんなにことを平気で行えるのでしょうか。今回の事態を招いたのはひとえに当時社長であり現在会長職にある和田節さんあなたです。和田節会長この事態の誤りをしっかり認めて、不当にも清算した、偽装倒産した韓国サンケンの措置を直ちに撤回して、韓国サンケンの工場を正常に稼働するように、そして、私達が工場で働けるようにそうした措置を一日も早くとってください。まさに民族差別と言える今回の私達に対する酷い仕打ちを撤回し、また同時に日本と韓国との間の酷い民族差別そのものを止めると言った措置を直ちに取らなければなりません。私達は問題が解決するまで闘いを放棄せず、そして最後まで闘い続けます。そしてサンケン電気の通報によって不当にも逮捕された支援の尾澤さんが1日も早く外に出られるように獄中の生活が止められるように措置をとるべきです。尾澤さんには闘病中の家族がいます。無実の人間に対してでっち上げを行って警察を使ってこの闘いを押しとどめる事をどうして企業がしていいでしょうか。1日も早く尾澤さんが釈放される措置をとることを強く求めます。

蒸し暑い中、そしてコロナの感染がどんどん酷くなる中、健康に気を付けていただきたいと思います。私達はこの闘いは必ず勝利します。いや、勝利するまで闘いを継続します。勝利を勝ち取って皆さんと一緒にこの素晴らしい勝利を一緒に確認する、その現場で会いましょう。そして闘争勝利報告のその集いの中で皆さんと一緒にその勝利の喜びを分かち合いたいと思います。日本の仲間の皆さん本当にありがとうございます。そしてお疲れ様です。トゥジェン」

埼玉市民の会からの話が続きます。

「私達は韓国サンケン労働組合です。サンケン電気が私達韓国サンケン電気工場に行った偽装倒産と闘いそして私たち全員を不当解雇した。そういった攻撃と今も闘っています。私は組合委員パク・チョンピルです。整理解雇と闘ってもう1年以上になりました。これまで私達は工場のある昌原だけでなく釜山そしてソウルいろいろな地域において今回のサンケン電気が行った非道なやり方に対して怒りの声を上げ、市民に対して事態を知らせています。暑い日が続いている中でやることは簡単ではありませんが、しかし、いつかは私達は勝つことが出来ると言う事を信じて毎日闘いを続けています。私達韓国サンケン労働組合の組合員たちは本当に厳しい、そして辛い思いをしている仲間もいますけれども、しかし、何とか持ちこたえてそれぞれの役割を一日一日、はたしています。私達が一体何を、どういった過ちを犯したと言うのでしょうか。会社が企業活動するうえでなくてはならないのは労働者なはずですけど、しかし、サンケン電気は韓国サンケンで働く労働者をそういう必要な存在だと思ったことがなく、2度に渡って私達を整理解雇してきました。私達は闘いが心の底から好きだと言う事ではありません。闘わないで済むならそれの方がましだと決まっています。私たちが闘いをせざる終えない状況になっているのはサンケン電気が私達、働く労働者に対してとんでもないことを非道なこと、そうした不道徳なことを行ってきているからです。サンケン電気はその企業活動の中で私達の住む韓国に子会社を作り、その中で莫大な利益を上げてきました。その利益を基にしてほかの国にも進出しそしてグローバル企業に成長した、その根拠が私達が働いてきた韓国サンケンの工場だったはずです。私達に対する仕打ち何の説明もなく一方的に解雇をするそういった仕打ちが果たして同じ分野の中で世界8位の売り上げを誇るグローバル企業が行っていいのでしょうか。サンケン電気はグローバル企業としての企業としての倫理を守り、企業としての責任を果たさねばなりません。サンケン電気は子会社である韓国サンケンの偽装倒産を直ちに撤回することを強く要求します。私達は正に正義に基づいた闘いであり、サンケン電気が行っている不正義は勝つことが出来ません。私達組合員一人一人が本当に疲れ果て厳しい状況に置かれていますが、しかし、絶対に負けずに正義の闘いは必ず勝つ、そのことを信じて諦めずに勝利の日まで闘いを継続していきます。4年前に私達、労働組合と会社側が結んだ合意事項、工場を正常化させるための投資を直ちに行ってください。

去る5月にサンケン電気による通報で不当にも逮捕された日本の仲間が1日も早く獄中から釈放されるようにそうした措置をとってください。そして、サンケン電気の行った今回のとんでもない行為によって精神的な傷を被った全ての人に謝罪してください。私達の言っていることは大それたことではありません。全く正当な要求です。1日も早く私達の要求を受け入れて実行してください。近隣住民の皆さん本当にお騒がせして申し訳ありません。私達の訴え、何故訴えているのかについては是非ご理解いただきたいと思います。そして最後に今日も私達の闘いに連帯して本社前に駆けつけてくださっている日本の仲間の皆さん心の底から感謝申し上げます。是非暑い気候とコロナウイルスに是非とも気を付けてご注意ください。ありがとうございました。」本社前の闘いを締めくくることで朝日ダイヤモンド工業に対する解雇撤回を闘いを進めている仲間の発言してもらいます。

志木駅南口前に来ました。
地元サンケン電気が韓国でどんなことをしているのかを皆さんに知っていただくためにチラシを配っています。どうか手に取ってお読みいただきたい。地元の埼玉市民の会のメンバーからの発言を受けていきたいと思います。つぎにインターネットを通して韓国の仲間からの発言を受けていきたいと思います。

「ペクウンジュです。私はサンケン電気から不当に解雇された労働者で、その撤回を求めています。私はサンケンによる韓国サンケンの偽装清算の撤回それと私達の職場への復帰、さらには不当にも逮捕された日本の仲間の即時の釈放を求めて今日も闘いに立ち上がっています。皆さんよくご存じの通り私達が働いていた韓国サンケンは1973年にここ志木駅から歩いて10分くらいの所にある本社が100%出資して作った子会社です。サンケン電気は韓国の労働者に対して行った弾圧は1度や2度のことではありません。もし私達が日本の労働者であったとしたら、今回の様な弾圧を受けただろうか、と言う事を問わざるを得ません。サンケン電気は私達が働いていた韓国サンケンの工場は赤字続きだからこれを潰すと言いましたけど、しかしながら同時に韓国全体では大きく利益を上げて続けているのがサンケン電気に他なりません。私達が働いていた韓国サンケンは多い時には400人以上の人たちが働いていましたけれど、しかし、経営の失敗によって首切り合理化が何度も行われてきました。経営の失敗の責任を認めて正しい方向に経営を導いていかなければならないにもかかわらず、そういうことは全く行わず、その後経営の失敗をし、あとは新たな投資が行われないことが続きました。今回私達が働いていた工場とは別に新しい工場を入手したり、新しく他の会社と作ったりしましたがその元手となった資金は一体誰の労働でえられた利益でしょうか。会社側が私達の会社をなくした理由として挙げた赤字は全て経営陣の責任によって生まれたものです。

また5年前に私達が整理解雇を撤回させて現場に復帰した時会社と結んだ合意は、工場を正常化させるために新たな投資を行うと言う物でしたが、会社は一切これを行ってきませんでした。会社は自分たちの経営を原因として生まれた赤字を私達労働者に押し付けて、解雇を強行しました。そのことについて自分たちは一切責任を取らずにそれを直視しようともしていません。昨年、1年余り前に、私達は会社から会社をなくす。お前たちは全員解雇だと言う通知を受けましたが、それに抗して今も闘いを続けています。私たちはコロナウイルス感染拡大によって今、以前と同じように日本に行くことが出来ずにいます。しかし、私達の代わりに駅前でビラを撒いて訴えたりプラカードを持ったりしている日本の仲間の皆さんが訴えてくれています。私達と一体となって声を上げ続けています。ところがサンケン電気は私達に連帯して本社前で抗議行動を行った仲間の一人をやってもいないことをでっち上げて警察に通報し、逮捕させるということを行いました。このことは、サンケン電気が私達を委縮させようと思ってやったのかもしれませんが全く逆効果を生んでいます。私達は仲間の不当逮捕には本当に怒り心頭に達しています。サンケン電気株式会社は私達に対して1日も早く解決に着手し、そしてまた、今も獄中に捕らわれている日本の市民の仲間を1日も早く釈放させなければなりません。サンケン電気は40年近く1973年の創設以降、韓国労働者の血と汗の労働の成果によって莫大な利益を上げ続けてきました。短い人でも10年以上働き続けてきています。長い人では30年以上の勤務になります。一生懸命働いてきた私達に一体何の過ち、罪があるのでしょうか。サンケン電気株式会社は1日も早く事態の解決の決断を行ってください。私達は必ず勝利をします。いったん閉鎖されている工場ですが、必ず戻って働くことが出来るその様にすると言う気持ちで心を奮い立たせて闘いに立ち上がっています。私達は韓国サンケンの工場前での座り込み闘争を今日も闘っています。蒸し暑い中今日も声を上げている仲間の皆さん、コロナの感染拡大の中でも今日もこの様に宣伝活動、抗議行動に駆けつけてくださっている日本の仲間の皆さん、ありがとうございます。ご通行中の皆さん是非とも私達の叫びを聞いてください。そして今ビラを配っている、プラカードを持っている仲間の皆さんの声に耳を傾けていただけたらと思います。サンケン電気が行っている労働運動弾圧を止めさせ、そしてまた、今も獄に捕らわれている日本の支援の仲間が1日も早く釈放されるようにお力をお貸しください。蒸し暑い気候が続きますけど、是非ともお身体にお気を付けください。ありがとうございました。」

群馬合同労組の仲間からの発言、所沢労音ゆいの会の歌、ノレの会の歌が続きます。

韓国の仲間からの発言を続けます。「私達はサンケン電気による偽装倒産、そして私達に対する不当な整理解雇を撤回させることを求めて闘っている韓国サンケン労働組合の者です。いつも私達の闘いに連帯してくれて、そして支持してくれて立ち上がってくれている日本の仲間の皆さん本当にありがとうございます。私はキム・ヒョンガンと申します。韓国サンケン労組で事務局長を務めています。ご通行中の皆さん、私達の闘いに耳を傾けてくださるようお願いします。サンケン電気は長年にわたって働いてきた私達に対して人を人とも思わない仕打ちを行ってきました。サンケン電気は私達が働いていた韓国サンケンで短い者でも10年以上長い者に至っては30年以上働いていた私達に対して会社の赤字を理由になんの事前の通告もなく会社をなくす、整理解雇すると言った通知を1年近く前につきつけてきました。サンケン電気の側は私達に対して会社をなくすのは累積赤字のためだと言ってきました。そして、会社の累積赤字の責任が働いてきた私達労働者にあるとまで言い放ってきました。しかし、赤字の責任は経営者の側にあるのではないでしょうか。にもかかわらず会社側は累積赤字の責任は私達労働者の側にあると言い放ったのです。サンケン電気のそうしたやり方に対して私達は憤りを感じざるを得ません。会社の側は自分たちが会社を経営していた、そして管理する側として私達に臨んできました。労働者に対して私達の声を聞こうと一切してきていませんでした。私達は労働することによってその対価としての賃金を得、そしてその賃金によって自らと家族の生活を支えてきました。勿論、会社の経営においては黒字が出るときもあれば、赤字が発生するときもあるでしょう。しかしその経営の責任は経営者が取るべきではないでしょうか。サンケン電気は自分たちが経営をしてきて、その結果として赤字が出たにもかかわらず、その責任を全て私達労働者に擦り付けてきたのです。労働委員会の中でこの問題は扱われたのですが、その中で会社側は労働委員会での争いにおいて解雇を回避するための努力を全般的に行った、とうそぶきました。しかし、実際会社側が行ったのは具体的に韓国サンケンの社長が私達の交渉の中で言ったことは脅しの他何もありませんでした。会社が言っているのは真っ赤な嘘です。私達は今回会社側に対しては誠実な態度で話し合いによって問題を解決しようと言う態度で臨んできました。韓国サンケンの社長は、私は全く何も知らないんだと言い放ってきたけど、実際にはそれは真っ赤な嘘でした。4年前に私達にかけられた整理解雇を撤回させ現場に復帰した時、私達労働組合は会社側と合意を結びましたが、その中の項目の一つとして雇用問題で重大な問題が生じたときには必ず労働組合と話し合いを行い、そして労働組合との合意に基づき事の解決に当たると言う中身があります。中央労働委員会での争いで会社側が出した答弁書の中には、そういった合意書に基づくことについての誠実な回答が一切含まれていませんでした。会社がなくなるのにそこで働いていた労働者の雇用が一体どうなるのでしょうか。その生活は一体どう保障されるのでしょうか。それに対する会社側の明確な回答は一切含まれていませんでした。韓国サンケンで働いてきた私達の信義の問題、賃金の問題、生活保障の問題はこの韓国サンケンを100%出資して作った本社であるサンケン電気株式会社そのものにあるのです。サンケン電気は自分たちが自らが労働組合に対して作った合意の内容すらもきっちり把握できていないようです。昨年の韓国におけるサンケン電気の売上はその前の年より大きく上回る大きな利益を上げたと記録に出ています。今後とも利益はどんどん上がるだろうという予測もされています。そうした非常に好調な企業活動の中で何故韓国サンケンの工場を閉鎖して売り払う必要があるのでしょうか。それに対する明確な回答を強く求めます。サンケン電気の潤沢な資金力、そして技術力をもってすればいったん閉鎖し、清算した会社をも改めて立ち上がらせることはできるはずですし、そして工場を再稼働させることは十分に可能です。新たなアイテムを導入して、またここで利益を上げ黒字の企業活動を行うことは十分可能なことです。サンケン電気の経営陣にそうした決断と覚悟があればもちろん十分に可能です。サンケン電気の経営陣は以前の韓国サンケンで多くの授業員が働いていた時代を知っているはずです。大きな、新たな技術が投入され大きな利益を上げていたそうした時代を改めて作る力はサンケン電気には十分あるはずです。

私達の闘いに連帯をして本社前での抗議行動を続けてきた日本の仲間が、警備員に対して暴力行為を行ったと言う罪をでっち上げられて、今も獄中に捉えられています。サンケン電気本社前で警備をしている警備会社の労働者に強く問いたいです。いったいその捉えられた今獄中にいる仲間は何をしたと言うのでしょうか。暴力行為と言うのは一体何をしたと言うのでしょうか。そうした問いに当該である警備員は答えることが出来ないでしょう。なぜなら暴力行為など一切行われていないからです。サンケン電気の本社の前には鎖が張られていて、一歩も中に入れない状態です。その奥には警備員が多数控えている状態でした。その中で一体会社の中で暴力行為を行うことはどうして可能でしょうか。サンケン電気は今回のでっち上げで逮捕された日本の仲間の釈放に対して全力で努力をするべきです。と同時に謝罪を行わなければなりません。私は私たち自身が抱えている不当解雇の問題の解決は勿論、早くなされなければなりませんが、しかし、それよりも先に何よりもまず、でっち上げで逮捕されている日本の支援の仲間が釈放されることが、先んじて実施されなければならないと思います。サンケン電気の経営陣もよくわかっているはずです。今でっち上げで獄中に捕らわれている仲間が釈放され、私達に対する不当解雇、工場の偽装清算が全て撤回されて初めて今回の事態が解決されると言う事、サンケン電気経営陣はしっかり把握しているはずです。私達は今日もこの暑い中で私達の闘いを支持して、そして連帯して立ち上がっている方々に感謝申し上げます。私達は今回の事態に対して日々、改めて決意を固めなおして立ち上がっています。ご通行中の皆さん、今、ビラを配りプラカードを持っている日本の仲間の皆さんは私達にかけられた不当な整理解雇を撤回させることをサンケン電気本社に求めるために立ち上がっている皆さんです。そして今拘束されている尾澤さんは4年前の時も韓国で起きている事態であるけれど、その会社の親会社である日本のサンケン電気こそがその責任を取って事態の解決に当たらなくてはならないと強く主張した人でした。日本の仲間の皆さんの連帯を自分たちの力として、糧として韓国サンケン労働組合は今日も現場で抗議の声を上げ続けることが出来ています。皆さんの闘いに答える道はただ一つ、私たち自身が与えられた現場で一生懸命闘う、そうした姿を示していくことだと信じています。勝利するその日まで私達は1日1日を闘っていきます。トゥジェイン」

女闘労倶楽部の仲間からの発言と歌、最後に明大生協労組の仲間から尾澤さんのメッセージを紹介することで締めの挨拶とした。


池袋にやってきました

池袋・東京営業所前

サンケン労組を支援する市民の会共同代表の渡邊さんからの挨拶から始まり、埼玉市民の会の仲間、全労働者組合の仲間、ユニオンネットお互いさまの仲間の話と歌、サンケン太郎さんの歌、武蔵学園の仲間からの話、韓国サンケンの仲間からインターネットを通して訴えます。「日本の仲間の皆さんこんにちは、私は韓国サンケンの支会長のオ・ヘジンです。もうすでに皆さんご存じの通りサンケン電気が100%子会社である韓国サンケンを廃業した理由として挙げているのが累積赤字と言う事でした。私達はこの問題も含めて、私達は韓国サンケンの親会社であるサンケン電気に直接話し合いを要求しています。話し合いを求め続けています。しかし、サンケン電気はこの問題は自分たちには関係がないと言って、韓国の問題は韓国で話し合え、韓国の労使で話し合う問題だと言って、自分たちには関係がないと言い続けています。しかし、韓国サンケンの経営者は何も決定することが出来ない。決定権がないと言う人物であると言う事は取りも直さずサンケン電気自身が一番よく知っているはずです。これまで韓国サンケンに対する様々な事態、リストラだとか事業部の閉鎖、生産部署の配置などすべての事項と言うものは韓国サンケンの経営陣が決めたわけではなく、サンケン電気本社の取締役会や株主総会などの決定機関で決められたではありませんか。今回の韓国サンケンの廃業もまた、私達が知らないところで決められました。すなわち2020年の7月9日、サンケン電気本社の取締役会会議で決定され、それがホームページ上で通告されると言う事によって私達は韓国サンケンの廃業を知るところとなったのです。この韓国サンケンの廃業の過程で私達に一言の相談も、そしてまた、話し合いも行われませんでした。また、これまでの赤字を作ったと言う生産計画そのものも、サンケン電気本社で作り上げ、それを私達に生産させるように仕向けてきたのは、外ならぬサンケン電気本社の指示でありました。この様な状況のもとに私達韓国サンケンに対する支配介入は本社が全く行っていなかったと全く言えるのでしょうか。今からでも遅くありません。サンケン電気本社はこれからでもすぐに私達韓国サンケン労働組合との団体交渉に応じなければなりません。しかし、話し合いはおろか、サンケン電気は私達のこの要求をずうっと無視し続けてきました。それだけではありません。私達が要求する話し合いに応じるどころか、むしろ暴力的な弾圧を加えてきました。私達はサンケン電気本社のやり方について、ずっと批判しこの間の状況について話し合ってきましたが、もう1年が過ぎました。この1年の間、話し合いはおろか暴力的な弾圧で私達を踏みつけにしようとしてきたことは皆さんもよくご存じのとおりです。サンケン電気は嘘とでっち上げによって私達の日本の支援する会の仲間を警察に逮捕させ、そして、今も拘留中にあります。果たしてその人が何をしたと言うのでしょうか嘘とでっち上げの暴行の嫌疑でその人に罪を作り、そして逮捕させる。本当に許せないことです。この様な非民主的なことが許されるのでしょうか。全く酷い話だと思います。サンケン電気の酷いやり方に私達は怒っています。そしてまた、そのような酷いやり方を行っているサンケン電気を取り締まるどころかへ本社に申し入れ活動を行っていた私達の仲間を逮捕すると言う日本の警察権力に対しても怒りを禁じえないでいます。サンケン電気は自らのホームページでは自分たちが社会的責任を果たすとか経営理念を掲げておきながら一方ではこの様な暴力的なやり方で、私達を抑え込もうとするその様な企業のやり方、そしてまた、これに手を貸す警察権力、本当に酷いことが起きています。これまでサンケン電気は一体何をしたと言うのでしょうか。この韓国サンケンの問題を解決するために、真摯に労働組合と話し合うどころか、上から抑え込んで踏みにじれば何でもこの問題が解決できると思っているのでしょうか。それにもかかわらず、世界的なグローバル企業だとか、そして社会的理念を全うする度とかその様なことをよくも図々しく言えたものです。皆さんがすでにご存じの通り、サンケン電気はこのように嘘とでっち上げで固めた会社です。韓国サンケンを廃業に追い込むために、この何年も前から着々と準備を進めてきました。そしてこそこそと裏で動いて私達韓国サンケンの労働組合を潰そうと、そして、会社を丸ごと韓国サンケンをなくそうと画策していたのが他ならぬサンケン電気です。私達は知っています。サンケン電気が韓国の財閥LGと組んで韓国の家電メーカーに多くの半導体を納入していること、そしてまた、韓国サンケンを潰すために韓国で別会社を作りそしてその生産の準備をしていること等、私達はすでに知っています。また、サンケン電気の有価証券報告書によると去年の韓国市場での売り上げが220億円に上っているアメリカの市場よりも大きい市場であると言うことが明確になっている。この様な状況のもとに、はたして韓国サンケンを潰すと言う目的が、本当に企業目的だけなのかと言う事が疑問を抱かざるを得ません。この様な各種の企業を見ても韓国サンケンを十分に再生し稼働できるにもかかわらず、今回この様に韓国サンケンの廃業に踏み切ったのは、取りも直さず私達労働組合を潰そうとしたことに他なりません。私達韓国サンケン労働組合は馬山輸出企業である民主労総傘下の労働組合として民主的な労働組合活動を行っており、その地域でも中心的な役割を果たしています。サンケン電気が私達にいくら暴力的に襲い掛かったとしても、私達は決して闘いを止めません。そしてまた、私達の仲間である日本の仲間が私達のもとに戻ってくるまで彼を取り戻すまで、私たちは闘いを止めません。今回の闘い最後まで闘い、そして私達が勝利を手にするまで私達は諦めずに闘いを続けます。皆さん共に頑張りましょう。」



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