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韓国サンケン労組を支援する会・6月3日第36回木曜行動報告

尾沢孝司さんの起訴に抗議する!サンケン電気は株主総会の前に話し合いに応じろ!

6月3日、第36回木曜行動が取り組まれた。早朝の新座市内の本社前では雨がぽつりぽつりと降る中で始まったが、次第に雲が切れて青空が顔を出し、志木駅南口から南池袋の東京事務所ビル前に移動する頃にはすっかり晴れ渡った。5月10日の本社前行動で不当にも逮捕された支援する会の仲間・尾澤孝司さんが5月31日に起訴されて以降の初めての木曜行動だ。韓国からのオンライン・アピールにも、行動参加者の発言にも、サンケン電気と埼玉県警、検察に対する激しい怒りの声が渦巻いた。この日の木曜行動の延べ参加者は105人に達した。同日、大阪でも大阪支社への抗議行動が展開された(写真右)。

韓国でも、労働争議への警察権力の介入と「暴力」「業務妨害」でっち上げ、不当逮捕と長期拘留・起訴の事態は、驚きをもって受け止められている。民主労総(110万人)、韓国国会議員41人連名の抗議と尾澤さんの釈放を求める書簡がサンケン電気本社・日本政府関係省庁・さいたま地検へと送りつけられた。6月3日、韓国サンケン労組が所属する全国金属労働組合慶南支部が「不当に逮捕した市民を釈放せよ、サンケン電気は警察の後ろに隠れていないで交渉に出てこい」とのタイトルで釜山の日本領事館前で記者会見を行った。この記者会見は地元メディアでも放映され、サンケン電気の悪名はさらに広まっている(写真左)。

今回の弾圧は、サンケン電気資本と警察・検察権力一体となった、労働運動と日韓連帯闘争への破壊攻撃だ。しかしグローバル企業の名を更に貶めるサンケン電気本社の恥ずべき行為は、韓国サンケン労組の闘いに注目し連帯する韓国と日本の労働者・市民の怒りの炎に油を注いだ。韓国の仲間をして「軍事独裁政権下の70年代、80年代を見ているようだ」と言わしめた弾圧は、また同時に、6月25日の定期株主総会を控えて「食い逃げ外資企業」への韓国世論の反発や日韓連帯闘争の高揚に怯えるサンケン電気資本の焦りの表れでもある。弾圧をはねのけ、仲間を早期に取り戻そう!偽装廃業・解雇を撤回させ、悪辣なサンケン電気本社に倍返しで仕返ししよう!

≪6月3日朝7時過ぎ 本社前「市民へのでっち上げ弾圧は、まるで韓国軍事独裁政権下の70、80年代!」≫

今回の弾圧は、サンケン電気資本と警察・検察権力一体となった、労働運動と日韓連帯闘争への破壊攻撃だ。しかしグローバル企業の名を更に貶めるサンケン電気本社の恥ずべき行為は、韓国サンケン労組の闘いに注目し連帯する韓国と日本の労働者・市民の怒りの炎に油を注いだ。韓国の仲間をして「軍事独裁政権下の70年代、80年代を見ているようだ」と言わしめた弾圧は、また同時に、6月25日の定期株主総会を控えて「食い逃げ外資企業」への韓国世論の反発や日韓連帯闘争の高揚に怯えるサンケン電気資本の焦りの表れでもある。弾圧をはねのけ、仲間を早期に取り戻そう!偽装廃業・解雇を撤回させ、悪辣なサンケン電気本社に倍返しで仕返ししよう!

≪6月3日朝7時過ぎ 本社前「市民へのでっち上げ弾圧は、まるで韓国軍事独裁政権下の70、80年代!」≫

郵政ユニオンの仲間の発言で本社前行動がスタート。「不当逮捕された仲間は長期間の拘留の末、5月31日に不当にも起訴され、保釈請求も却下されるに至った。すべてサンケン電気本社の責任だ。起訴の理由が『暴力行為』『威力業務妨害』とされるが、紙のプラカードを掲げて、韓国労働委員会の勧告に従って労使協議をするよう求めたことが、なぜ『暴力』『業務妨害』なのか?全く不当な言いがかりだ!」

韓国サンケン労組のイ・へミンさんからオンライン・アピール。「サンケン電気に出勤されるみなさん、みなさんが一度だけでなく二度も解雇される状況になったら、どう思うでしょうか?このコロナ禍の中で、いきなり会社を廃業にされ解雇されたら、どう思われますか?それがまさにサンケン電気が私たちにやったことだ!日本の市民が不当逮捕された5月10日の社前行動は、いつもの平和的な行動だったと聞いている。しかしいきなり警察が大挙して押し寄せ、日本の市民を逮捕して連れ去った。逮捕された市民は、いまだに拘留が続いている。サンケン電気は、どこまで悪辣なやり方をすれば気が済むのか!偽装廃業、暴行のでっち上げ、すべて嘘で固めたものだ。5月31日に韓国国会議員41人の抗議書簡がサンケン電気本社、さいたま地検、日本政府関連省庁にも送られた。私たちは弾圧されればされるほど、それに反発する力が湧いてくる。私たちはあきらめずに闘う覚悟だ。日本のみなさんが弾圧の後でも、本社前で闘っていることを聞いて、うれしいと同時に、胸が痛かった。私たちは、あきらめることなく闘う覚悟だ。みなさんの恩を忘れずに闘い続ける!」。

ペク・ウンジュさんが続く。「和田社長、おはようございます!私たちは本当に悔しい。日本のみなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。和田社長のご家族はお元気ですか?私たちは2016年にも解雇されたが、その時も闘い続けて解雇を撤回させた。和田社長!4年前に韓国サンケンを正常化すると私たちと約束したことを忘れたのか?私たちは韓国サンケンに再び投資されて、工場が正常化すると信じて、黙々と働いてきた。韓国人社長もそう言ってきた。しかしサンケン電気本社は、韓国サンケンが作れば作るほど赤字になる製品しか生産してこなかった。経営の責任をなぜ労働者に押しつけるのか?韓国の労働者をこれ以上弾圧しないでほしい。労組との話し合いに応じ、工場を正常化して欲しい。和田社長は、私たちとの話し合いに応じるべきだ。平和的な申し入れ行動をした日本の市民を警察に逮捕させるのは、本当にひどい!私たちに代わって、『話し合いに応じてほしい』と申し入れしただけではないか。私たちは不当逮捕された日本の市民が解放されるまで、闘い続ける覚悟だ。先週に続けて今週も釜山の日本領事館に抗議行動を続けている。日本の市民を連行した新座警察とサンケン電気に抗議の書簡を領事館を通じて提出した。きょうも抗議行動をし、領事館前で記者会見も行う予定だ。純粋な気持ちで韓国労働者と連帯する日本の市民に対する弾圧を止めるよう求める。解雇撤回と、不当逮捕された日本市民の解放が私たちの要求だ。この要求が通るまで闘い続ける。掌でこの広い空を覆い尽くすことはできない。闇は光に勝てない。真実は必ず明らかにされる。その時まで闘いを止めない。6月25日はサンケン電気の株主総会の日だ。総会での大きな混乱を望まないなら、その前に事態収拾に乗り出し、日本のみなさんに謝罪することをサンケン電気に求める。これ以上サンケン電気の名前が汚されることのないよう願う。闘争(トゥジェン)!」。ペク・ウンジュさんが「闇は光に勝てない!」とアピールしたころ、朝から小雨が降り続いて空一面を覆っていた黒い雲の切れ間から、まばゆい太陽の光が差し込んできた!

ここで群馬から駆け付けたAGC旭硝子の韓国子会社の非正規職の支援共闘会議の仲間が発言。「2015年に韓国亀尾(クミ)にあるAGCの工場で非正規職178人が解雇され、いまでも22人が解雇撤回を求めて闘い続けている。私たちも同じ金属労組の韓国サンケン労組と共に闘う!」

韓国サンケン労組のキム・ヒョンガン事務長が続ける。「30年間、会社のために一生懸命働いて来て、ある日突然解雇を告げられたら、みなさんはどう思いますか?和田社長に問いたい。どうして現場で働く労働者が会社の赤字の責任を負うのか?職場がある日突然、丸ごと無くなるなんてことがありうるのか?どうして労使の合意書を守らないのか?守らないなら、なぜ守れない合意書を4年前に締結したのか?約束をしたのに守らない。そんなサンケン電気本社のやり方に怒りを抑えることができない。和田社長、あなたのお子さんにも『約束は守らないでいい』と教えているのか?『立場の弱い人間との約束は守らないでいい』とでも教えているのか?この世のすべての親は、『約束は守るべき』とわが子に教えているのではないか?私たちはサンケン電気本社の弾圧と闘い続ける。私は、約束を守り、誠実な人が日本人だと思っていた。サンケン電気経営陣は、私の知っている日本人と違う。日本の会社ではないのではないかと思う。サンケン電気社員のみなさん!本社の前で話し合いを求めることが、逮捕の理由になるのか?「暴力行為」を勝手にでっち上げて警察に逮捕させたのがサンケン電気だ。労使問題は労使の交渉によって解決を見つけなければいけない。サンケン電気は話し合うどころか、話し合いを求める市民を警察に逮捕させ、弾圧している。警察の陰に隠れて弾圧するのは、問題の解決にならない。火が出たら、水をかけて消すのが普通のやり方だ。サンケン電気は火事になった自分の家に油をまいている。ますます燃え盛るだけだ。サンケン電気周辺の市民のみなさん、どうでしょうか?韓国地方労働委員会の和解勧告を伝えて話し合いに応じろと申し入れている市民のやり方が、『威力業務妨害』と言えるのか?サンケン電気経営陣は逮捕された市民がサンケン電気の株主であることを知っているだろう。株主総会での発言を嫌って逮捕させたのではないか?本社経営陣に告げたい。株主としての当然の権利を履行できるように、直ちに釈放に向けて行動すべきだ。これまで日本は法治国家で先進国だと思ってきたが、考え直さないといけない。株主としての権利も押さえつけ、平和的な話し合いを求める行動もウソとでっち上げで逮捕させるやり方に、怒りを抑えることができない。力のない市民に弾圧をする様子を見て、韓国の1970年代、80年代の様子を見ているようだ。警察や検察の言う言葉がある。『法曹界では100人の処罰をしても、一人の冤罪を生み出してはならない』。冤罪を生み出さないために、サンケン電気本社と警察が、逮捕された市民の釈放に向けて真摯に対応するように求める!」

本社前の行動の最後に埼玉市民の会の仲間から発言。「和田社長!仲間を逮捕させた責任はすべてあなたにある。話し合いを求める市民を、警察を呼んで逮捕させるとは、地元の市民として恥ずかしい!」

最後に参加者全員でシュプレヒコールを上げて正門前行動を締め括り、志木駅に移動した。

郵政ユニオンの仲間の発言で本社前行動がスタート。「不当逮捕された仲間は長期間の拘留の末、5月31日に不当にも起訴され、保釈請求も却下されるに至った。すべてサンケン電気本社の責任だ。起訴の理由が『暴力行為』『威力業務妨害』とされるが、紙のプラカードを掲げて、韓国労働委員会の勧告に従って労使協議をするよう求めたことが、なぜ『暴力』『業務妨害』なのか?全く不当な言いがかりだ!」

韓国サンケン労組のイ・へミンさんからオンライン・アピール。「サンケン電気に出勤されるみなさん、みなさんが一度だけでなく二度も解雇される状況になったら、どう思うでしょうか?このコロナ禍の中で、いきなり会社を廃業にされ解雇されたら、どう思われますか?それがまさにサンケン電気が私たちにやったことだ!日本の市民が不当逮捕された5月10日の社前行動は、いつもの平和的な行動だったと聞いている。しかしいきなり警察が大挙して押し寄せ、日本の市民を逮捕して連れ去った。逮捕された市民は、いまだに拘留が続いている。サンケン電気は、どこまで悪辣なやり方をすれば気が済むのか!偽装廃業、暴行のでっち上げ、すべて嘘で固めたものだ。5月31日に韓国国会議員41人の抗議書簡がサンケン電気本社、さいたま地検、日本政府関連省庁にも送られた。私たちは弾圧されればされるほど、それに反発する力が湧いてくる。私たちはあきらめずに闘う覚悟だ。日本のみなさんが弾圧の後でも、本社前で闘っていることを聞いて、うれしいと同時に、胸が痛かった。私たちは、あきらめることなく闘う覚悟だ。みなさんの恩を忘れずに闘い続ける!」。

ペク・ウンジュさんが続く。「和田社長、おはようございます!私たちは本当に悔しい。日本のみなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。和田社長のご家族はお元気ですか?私たちは2016年にも解雇されたが、その時も闘い続けて解雇を撤回させた。和田社長!4年前に韓国サンケンを正常化すると私たちと約束したことを忘れたのか?私たちは韓国サンケンに再び投資されて、工場が正常化すると信じて、黙々と働いてきた。韓国人社長もそう言ってきた。しかしサンケン電気本社は、韓国サンケンが作れば作るほど赤字になる製品しか生産してこなかった。経営の責任をなぜ労働者に押しつけるのか?韓国の労働者をこれ以上弾圧しないでほしい。労組との話し合いに応じ、工場を正常化して欲しい。和田社長は、私たちとの話し合いに応じるべきだ。平和的な申し入れ行動をした日本の市民を警察に逮捕させるのは、本当にひどい!私たちに代わって、『話し合いに応じてほしい』と申し入れしただけではないか。私たちは不当逮捕された日本の市民が解放されるまで、闘い続ける覚悟だ。先週に続けて今週も釜山の日本領事館に抗議行動を続けている。日本の市民を連行した新座警察とサンケン電気に抗議の書簡を領事館を通じて提出した。きょうも抗議行動をし、領事館前で記者会見も行う予定だ。純粋な気持ちで韓国労働者と連帯する日本の市民に対する弾圧を止めるよう求める。解雇撤回と、不当逮捕された日本市民の解放が私たちの要求だ。この要求が通るまで闘い続ける。掌でこの広い空を覆い尽くすことはできない。闇は光に勝てない。真実は必ず明らかにされる。その時まで闘いを止めない。6月25日はサンケン電気の株主総会の日だ。総会での大きな混乱を望まないなら、その前に事態収拾に乗り出し、日本のみなさんに謝罪することをサンケン電気に求める。これ以上サンケン電気の名前が汚されることのないよう願う。闘争(トゥジェン)!」。ペク・ウンジュさんが「闇は光に勝てない!」とアピールしたころ、朝から小雨が降り続いて空一面を覆っていた黒い雲の切れ間から、まばゆい太陽の光が差し込んできた!

ここで群馬から駆け付けたAGC旭硝子の韓国子会社の非正規職の支援共闘会議の仲間が発言。「2015年に韓国亀尾(クミ)にあるAGCの工場で非正規職178人が解雇され、いまでも22人が解雇撤回を求めて闘い続けている。私たちも同じ金属労組の韓国サンケン労組と共に闘う!」

韓国サンケン労組のキム・ヒョンガン事務長が続ける。「30年間、会社のために一生懸命働いて来て、ある日突然解雇を告げられたら、みなさんはどう思いますか?和田社長に問いたい。どうして現場で働く労働者が会社の赤字の責任を負うのか?職場がある日突然、丸ごと無くなるなんてことがありうるのか?どうして労使の合意書を守らないのか?守らないなら、なぜ守れない合意書を4年前に締結したのか?約束をしたのに守らない。そんなサンケン電気本社のやり方に怒りを抑えることができない。和田社長、あなたのお子さんにも『約束は守らないでいい』と教えているのか?『立場の弱い人間との約束は守らないでいい』とでも教えているのか?この世のすべての親は、『約束は守るべき』とわが子に教えているのではないか?私たちはサンケン電気本社の弾圧と闘い続ける。私は、約束を守り、誠実な人が日本人だと思っていた。サンケン電気経営陣は、私の知っている日本人と違う。日本の会社ではないのではないかと思う。サンケン電気社員のみなさん!本社の前で話し合いを求めることが、逮捕の理由になるのか?「暴力行為」を勝手にでっち上げて警察に逮捕させたのがサンケン電気だ。労使問題は労使の交渉によって解決を見つけなければいけない。サンケン電気は話し合うどころか、話し合いを求める市民を警察に逮捕させ、弾圧している。警察の陰に隠れて弾圧するのは、問題の解決にならない。火が出たら、水をかけて消すのが普通のやり方だ。サンケン電気は火事になった自分の家に油をまいている。ますます燃え盛るだけだ。サンケン電気周辺の市民のみなさん、どうでしょうか?韓国地方労働委員会の和解勧告を伝えて話し合いに応じろと申し入れている市民のやり方が、『威力業務妨害』と言えるのか?サンケン電気経営陣は逮捕された市民がサンケン電気の株主であることを知っているだろう。株主総会での発言を嫌って逮捕させたのではないか?本社経営陣に告げたい。株主としての当然の権利を履行できるように、直ちに釈放に向けて行動すべきだ。これまで日本は法治国家で先進国だと思ってきたが、考え直さないといけない。株主としての権利も押さえつけ、平和的な話し合いを求める行動もウソとでっち上げで逮捕させるやり方に、怒りを抑えることができない。力のない市民に弾圧をする様子を見て、韓国の1970年代、80年代の様子を見ているようだ。警察や検察の言う言葉がある。『法曹界では100人の処罰をしても、一人の冤罪を生み出してはならない』。冤罪を生み出さないために、サンケン電気本社と警察が、逮捕された市民の釈放に向けて真摯に対応するように求める!」

本社前の行動の最後に埼玉市民の会の仲間から発言。「和田社長!仲間を逮捕させた責任はすべてあなたにある。話し合いを求める市民を、警察を呼んで逮捕させるとは、地元の市民として恥ずかしい!」

最後に参加者全員でシュプレヒコールを上げて正門前行動を締め括り、志木駅に移動した。

≪6月3日9時 志木駅南口「サンケン電気への仕返しは、闘いの勝利で!」≫

志木駅では、きょうも所沢労音の仲間が持参した韓国サンケン労組組合員の似顔絵パネルがズラリと並ぶ。いつものように、韓国からの発言の時には、発言している組合員のパネルを持った仲間が通訳の傍らに立つ。

埼玉市民の会の仲間がまず発言。続いて韓国サンケン労組のキム・ウニョン副支会長がオンライン・アピール。キム・ウニョンさんは、サンケン電気資本に対する韓国サンケン労組の闘いの歴史を振り返った後、5月10日のサンケン電気による警察権力導入と尾澤孝司さんに対する弾圧を激しく糾弾した。「本社に話し合いを求めたひとりの仲間が不当逮捕されたが、そんなことで私たちの闘いが委縮することはない。私たちは、より強く団結し、闘いの炎はますます燃え上がる。私たちは正々堂々と闘い続ける。毎日、胸を痛めて、心臓が破れるほどの思いで解放を待ち続ける被逮捕者の家族のことを考えると、私たちも胸が張り裂ける。涙が沸いて来て、悔しくてたまらない!」。スマートフォンのスカイプ画面に映し出されるキム・ウニョンさんは涙を拭う。通訳のKさんも声を詰まらせる。「しかし、闘いの勝利によって、サンケン電気本社に仕返しをする!サンケン電気が思い知るまで、私たちは闘い続ける。闘争!」。

ヤン・ソンモさんが続ける。「4年前にもこの志木駅前で解雇撤回を訴えた。喉がかれるほど訴えたが、志木駅ご通行中のみなさん、覚えていますか?私たちの闘いと日本の労働者・市民の支援によって、私たちは工場に戻ることができた。しかし今回は会社そのものの廃業を強行してきた。私たちはサンケン電気本社に押しかけて話し合いを求めようと思ったが、コロナの感染拡大でそれが叶わない。そんな時に日本の市民が立ち上がって支援する会を結成し、本社の前で、志木駅で私たちに代わって行動してくれている。私たちにとってはあり難く心強いことだが、サンケン電気にとっては憎い相手だったようだ。あろうことか、本社前の平和的な行動に警察権力を介入させ、日本の市民を不当逮捕させた。法治国家の日本で、こんなとんでもないことが起こるとは思わなかった。サンケン電気が日韓の市民の連帯を断ち切ろうと必死になっているように思えてならない。サンケン電気は地元では評判の企業かも知れないが、法治国家ではあり得ないことをやっている。怒りを抑えることができない。グローバル企業であるサンケン電気の経営を正すべく、市民のみなさんが抗議の声をあげてほしい。日本の市民にさえ、こんな卑劣なやり方で弾圧する。サンケン電気はそういう会社だ。韓国の労働者にどんな悪辣なことをやっているか、みなさんも想像できると思う。サンケン電気が一番恐れるのは、市民のみなさんの声です!」

所沢労音の仲間が、韓国民謡「アリラン」に乗せて、サンケン電気の悪辣なやり方を批判し、拘留されている仲間を激励する替え歌を熱唱。ネットの不具合で韓国からのオンライン・アピールは中断。旭ダイヤ、埼玉市民の会に続いて、明大生協労組の仲間が発言し志木駅南口のアピール行動を締め括り、池袋に向かう。

≪6月3日9時 志木駅南口「サンケン電気への仕返しは、闘いの勝利で!」≫

志木駅では、きょうも所沢労音の仲間が持参した韓国サンケン労組組合員の似顔絵パネルがズラリと並ぶ。いつものように、韓国からの発言の時には、発言している組合員のパネルを持った仲間が通訳の傍らに立つ。

埼玉市民の会の仲間がまず発言。続いて韓国サンケン労組のキム・ウニョン副支会長がオンライン・アピール。キム・ウニョンさんは、サンケン電気資本に対する韓国サンケン労組の闘いの歴史を振り返った後、5月10日のサンケン電気による警察権力導入と尾澤孝司さんに対する弾圧を激しく糾弾した。「本社に話し合いを求めたひとりの仲間が不当逮捕されたが、そんなことで私たちの闘いが委縮することはない。私たちは、より強く団結し、闘いの炎はますます燃え上がる。私たちは正々堂々と闘い続ける。毎日、胸を痛めて、心臓が破れるほどの思いで解放を待ち続ける被逮捕者の家族のことを考えると、私たちも胸が張り裂ける。涙が沸いて来て、悔しくてたまらない!」。スマートフォンのスカイプ画面に映し出されるキム・ウニョンさんは涙を拭う。通訳のKさんも声を詰まらせる。「しかし、闘いの勝利によって、サンケン電気本社に仕返しをする!サンケン電気が思い知るまで、私たちは闘い続ける。闘争!」。

ヤン・ソンモさんが続ける。「4年前にもこの志木駅前で解雇撤回を訴えた。喉がかれるほど訴えたが、志木駅ご通行中のみなさん、覚えていますか?私たちの闘いと日本の労働者・市民の支援によって、私たちは工場に戻ることができた。しかし今回は会社そのものの廃業を強行してきた。私たちはサンケン電気本社に押しかけて話し合いを求めようと思ったが、コロナの感染拡大でそれが叶わない。そんな時に日本の市民が立ち上がって支援する会を結成し、本社の前で、志木駅で私たちに代わって行動してくれている。私たちにとってはあり難く心強いことだが、サンケン電気にとっては憎い相手だったようだ。あろうことか、本社前の平和的な行動に警察権力を介入させ、日本の市民を不当逮捕させた。法治国家の日本で、こんなとんでもないことが起こるとは思わなかった。サンケン電気が日韓の市民の連帯を断ち切ろうと必死になっているように思えてならない。サンケン電気は地元では評判の企業かも知れないが、法治国家ではあり得ないことをやっている。怒りを抑えることができない。グローバル企業であるサンケン電気の経営を正すべく、市民のみなさんが抗議の声をあげてほしい。日本の市民にさえ、こんな卑劣なやり方で弾圧する。サンケン電気はそういう会社だ。韓国の労働者にどんな悪辣なことをやっているか、みなさんも想像できると思う。サンケン電気が一番恐れるのは、市民のみなさんの声です!」

所沢労音の仲間が、韓国民謡「アリラン」に乗せて、サンケン電気の悪辣なやり方を批判し、拘留されている仲間を激励する替え歌を熱唱。ネットの不具合で韓国からのオンライン・アピールは中断。旭ダイヤ、埼玉市民の会に続いて、明大生協労組の仲間が発言し志木駅南口のアピール行動を締め括り、池袋に向かう。

≪6月3日 池袋・東京事務所前、昼休み集会「弾圧が強まれば闘いは高揚し、日韓連帯も強くなる!」≫

昼休み集会の前に、いつものようにサンケン電気東京営業所のI氏と面談。I氏は韓国国会議員41人が不当弾圧に抗議する書簡をサンケン電気とさいたま地検、日本政府関連省庁に送りつけたことも「知らない」と嘯いた。「5月10日の不当逮捕と長期拘留の責任はサンケン電気にある。早期釈放に会社として働きかけると共に、6月25日の株主総会前に韓国サンケン労組と話し合いをすべき」と迫ったが、相変わらずI氏は誠意ない対応に終始した。

正午から東京営業所の入る藤久ビル前で昼休み集会。最初に支援する会の渡辺共同代表の発言、メトロクラブ、全労働者組合、埼玉市民の会の仲間が順次、リレートーク。

韓国サンケン労組のキム・ウニョン副支会長からオンライン・アピール。「サンケン電気は韓国子会社で47年間、利益を上げ、その利益を本社に持ち帰った。現在はグローバル企業として名をはせている。サンケン電気の今日の発展は、韓国労働者の血と汗によっている。90年代には民主労総に加盟するとインドネシア移転を発表し、私たちは工場に寝泊まりして職場を守った。その時も労使合意をしたが、その労使合意を破って組合への弾圧は続いた。今回も4年前の合意を守らなかった。これがサンケン電気のやり方だ。あらゆる手段を講じて、組合への攻撃を止めることはなかった。サンケン電気は社会倫理を尊重し人権に配慮する企業だと宣伝している。しかし日本国内の営業所の統廃合については事前の説明も話し合いもするのに、韓国では一切の話し合いをせず、韓国労働者の人権を踏みにじっている。そのことに抗議し労使の話し合いを求めた日本の市民を警察に通報して不当逮捕させ、長期拘留している。私たちは逮捕された時の状況を聞いて、俄かには信じられなかった。不当逮捕して長期間拘留し、10数人もの捜査員が自宅に上がり込んで、闘病中の家族の前で長時間にわたって捜索をする。本当に信じられない!そもそも70歳を超えている高齢者が、30歳代の警備員に暴行することなどありうるのか?起訴までし、保釈請求も却下する。韓国では考えられない。闘病中の家族のためにも、一日も早く解放を勝ち取らねばならない。サンケン電気はこれ以上私たちを踏みつけにしないように求める。一体、どこまで踏みつけにすれば気が済むのか。サンケン電気は誤った判断をした。弾圧で闘いが委縮すると思ったのか?弾圧が強まれば強まるほど私たちの闘いは高揚し、日韓の連帯はさらに強まる。弾圧に抗して、私たちは最後まで闘う。日本の仲間のみなさんは、大切な仲間だ!両親よりも近く、志を同じくする仲間だ!私たちの大切な仲間を逮捕し、いつまで拘留するのか?本当に悔しく、腹立たしい。私の夫も不当逮捕され一年拘留されたことがある。悔しくて、腹立たしい毎日だった。闘病中のお連れ合いのことを思うと、胸が張り裂けそうだ!」―キム・ウニョンの一言一言に、悔しさと怒りが溢れる。「私たちは弾圧に負けない。現在、日本政府が行っている福島の原発汚染水の海洋放出にも、韓国では怒りの声が上がっている。慰安婦問題でも、徴用工問題でも日本政府の対応には怒りしかない。それに加えて今回のサンケン電気や新座警察、さいたま地検のやり方には、さらに怒りが沸き起こるに違いない!」―最後にキム・ウニョンさんは力強く結んだ。「私たちは国際連帯の力で反撃しよう。尊敬する日本の仲間のみなさん!みなさんへの恩返しは、闘いの勝利によって実行する!健康に気をつけて、頑張っていきましょう。みなさんがいるから私たちがあり、私たちの闘いがあって、みなさんの支援がある。闘争!」

最後に藤久ビルの7階・8階のサンケン電気営業所に向かって参加者全員でシュプレヒコールを浴びせ、第36回木曜行動を締め括った。

≪6月3日 池袋・東京事務所前、昼休み集会「弾圧が強まれば闘いは高揚し、日韓連帯も強くなる!」≫

昼休み集会の前に、いつものようにサンケン電気東京営業所のI氏と面談。I氏は韓国国会議員41人が不当弾圧に抗議する書簡をサンケン電気とさいたま地検、日本政府関連省庁に送りつけたことも「知らない」と嘯いた。「5月10日の不当逮捕と長期拘留の責任はサンケン電気にある。早期釈放に会社として働きかけると共に、6月25日の株主総会前に韓国サンケン労組と話し合いをすべき」と迫ったが、相変わらずI氏は誠意ない対応に終始した。

正午から東京営業所の入る藤久ビル前で昼休み集会。最初に支援する会の渡辺共同代表の発言、メトロクラブ、全労働者組合、埼玉市民の会の仲間が順次、リレートーク。

韓国サンケン労組のキム・ウニョン副支会長からオンライン・アピール。「サンケン電気は韓国子会社で47年間、利益を上げ、その利益を本社に持ち帰った。現在はグローバル企業として名をはせている。サンケン電気の今日の発展は、韓国労働者の血と汗によっている。90年代には民主労総に加盟するとインドネシア移転を発表し、私たちは工場に寝泊まりして職場を守った。その時も労使合意をしたが、その労使合意を破って組合への弾圧は続いた。今回も4年前の合意を守らなかった。これがサンケン電気のやり方だ。あらゆる手段を講じて、組合への攻撃を止めることはなかった。サンケン電気は社会倫理を尊重し人権に配慮する企業だと宣伝している。しかし日本国内の営業所の統廃合については事前の説明も話し合いもするのに、韓国では一切の話し合いをせず、韓国労働者の人権を踏みにじっている。そのことに抗議し労使の話し合いを求めた日本の市民を警察に通報して不当逮捕させ、長期拘留している。私たちは逮捕された時の状況を聞いて、俄かには信じられなかった。不当逮捕して長期間拘留し、10数人もの捜査員が自宅に上がり込んで、闘病中の家族の前で長時間にわたって捜索をする。本当に信じられない!そもそも70歳を超えている高齢者が、30歳代の警備員に暴行することなどありうるのか?起訴までし、保釈請求も却下する。韓国では考えられない。闘病中の家族のためにも、一日も早く解放を勝ち取らねばならない。サンケン電気はこれ以上私たちを踏みつけにしないように求める。一体、どこまで踏みつけにすれば気が済むのか。サンケン電気は誤った判断をした。弾圧で闘いが委縮すると思ったのか?弾圧が強まれば強まるほど私たちの闘いは高揚し、日韓の連帯はさらに強まる。弾圧に抗して、私たちは最後まで闘う。日本の仲間のみなさんは、大切な仲間だ!両親よりも近く、志を同じくする仲間だ!私たちの大切な仲間を逮捕し、いつまで拘留するのか?本当に悔しく、腹立たしい。私の夫も不当逮捕され一年拘留されたことがある。悔しくて、腹立たしい毎日だった。闘病中のお連れ合いのことを思うと、胸が張り裂けそうだ!」―キム・ウニョンの一言一言に、悔しさと怒りが溢れる。「私たちは弾圧に負けない。現在、日本政府が行っている福島の原発汚染水の海洋放出にも、韓国では怒りの声が上がっている。慰安婦問題でも、徴用工問題でも日本政府の対応には怒りしかない。それに加えて今回のサンケン電気や新座警察、さいたま地検のやり方には、さらに怒りが沸き起こるに違いない!」―最後にキム・ウニョンさんは力強く結んだ。「私たちは国際連帯の力で反撃しよう。尊敬する日本の仲間のみなさん!みなさんへの恩返しは、闘いの勝利によって実行する!健康に気をつけて、頑張っていきましょう。みなさんがいるから私たちがあり、私たちの闘いがあって、みなさんの支援がある。闘争!」

最後に藤久ビルの7階・8階のサンケン電気営業所に向かって参加者全員でシュプレヒコールを浴びせ、第36回木曜行動を締め括った。


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