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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>        2021.4.23

_________________________________________________________『週刊金曜日』

        さまざまなイベントをご紹介中です。
 
           http://www.kinyobi.co.jp/event/ 
   

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<http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内

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【1】注目の記事

■マイナンバーで医療から教育まで
幸せなデジタル監視社会

コロナ禍でのオンライン利用の高まりなどを追い風に菅義偉首相肝いりの「デジタル改革
関連法案」が国会で審議されている。国際競争力の強化や市民の利便性向上などのために
デジタル社会は「極めて重要」と謳う。だが、法案に盛り込まれた個人情報をめぐる規制
緩和は、政府や民間事業者の利便性を高めるものであっても
市民の「幸福な生活の実現に寄与する」ものとは到底いえない。また、自治体ごとの規制
を取り払い、国が一元管理することで後戻りのできない監視社会に突き進むことになりは
しまいか。──政府と企業が進めるデジタル社会に警鐘を鳴らす。"

●弁護士三宅 弘さんに聞く
デジタル改革関連法案
独立した強い権限を持つ監督・監視機関の設置を

デジタル改革関連法案の衆院本会議での可決を受けて、「デジタル監視法案に反対する法
律家ネットワーク」は4月6日、抗議と参院での慎重審議・抜本修正を求める緊急声明を
発表した。ネットワークを代表し、記者会見で声明内容を説明した三宅弘弁護士に法案の
問題点を聞く。

●自治体情報政策研究所代表黒
中央の一元管理で地方自治は形骸化
田 充さんに聞く個人の格付けサービスがまかり通る社会の入り口

個人番号(マイナンバー)問題をはじめとし、個人情報がプロファイリングされることに
警鐘を鳴らしてきた自治体情報政策研究所の黒田充代表によると、デジタル改革関連法案
が目指すのは中国のような個人を格付けする社会だという。話を聞いた

●社会学者小笠原みどりさん語る
監視社会研究者が警告する企業による個人情報収集とデジタル化の闇
私たちは壁のない監獄に閉じ込められつつある!

コロナ禍を契機にビジネスも会議も授業も、町内会の打ち合わせまでもオンライン化の嵐
だ。前提として情報のデジタル化が強力に進められ、IT空間に浮遊した個人情報は政府
と企業に掠め取られている。デジタル改革関連法案の向こうに見える「パンデミック監視
社会」の到来に、警鐘を鳴らすカナダ在住の気鋭の社会学者の講演(アムネスティ・イン
ターナショナル日本主催)を、編集部がまとめた。

●デジタル改革関連法案の問題と懸念
衆院内閣委員会が可決した28項目の付帯決議問題の多さを物語る

デジタル庁創設や個人情報保護法改正を盛り込む「デジタル改革関連法案」が4月2日、
衆院内閣委員会で自民、公明両党などの賛成多数で可決された。その際、与党と立憲民主
党、国民民主党は28項目の付帯決議を可決させた。付帯決議には法的拘束力はない。だが
、与党も同意した28項目もの付帯決議は、この法案の問題と懸念が数多いことを示すもの
であり、その内容を私たちは知っておくべきではなかろうか。

●「プライバシー」の意味が一方的に変えられていく
選別管理思想を原動力とする日本の来たるべき監視社会
斎藤貴男

人権規定を伴わないデジタル改革関連法案はどのような社会をもたらすのか。監視社会の
取材を20年以上続けてきた筆者が斬り込む。



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【2】 編集長後記

 ビルマ(ミャンマー)在住のフリージャーナリスト、北角裕樹さんが治安当局に身柄を
拘束された。国軍によるクーデターが発生した2月1日以降、本誌では5回、北角さんに
報告をいただいた。最初の2月12日号では、通信状況も悪い中、「市民の間では再び流血
の事態が起きる懸念も」というサブタイトルのついた記事を担当の渡部睦美と不安な気持
ちで進めていたことを思い出す。

 一つ目の不安はビルマの行く末に対して、二つ目は記事が無事に掲載できるかについて
、三つ目は記事が出たことで筆者に危害が及ばないか、というものだった。三つ目の不安
は2月、北角さんの拘束という形で現実のものになった。拘束は即日解かれたが、軍事政
権は再び北角さんを拘束した。容疑は「虚偽ニュースの拡散」という。とすれば、小誌は
虚偽ニュースの拡散に手を貸した媒体ということになるではないか。

  ビルマ政府のこの間のあらゆる弾圧や蛮行を許さず、抗議する。そして北角さんの即時
解放を求める。(小林和子)


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【3】2021年4月30日(1327)号予告

【第1特集】コロナと五輪は両立しない      
●日本には五輪開催の資格も能力もない      内田樹
●世界はコロナ禍の開催に懸念
東京五輪は“一大感染イベント”になる 飯塚真紀子
●海外はどう見てる? 
ドイツ 市民は無関心、関係者は安全性を疑問視      田口理穂
イタリア 「アパルトヘイト」の五輪 開催の意味がない  ピオ・デミリア
                                        
【政治】●追い込まれる菅政権「4/25政治決戦」

【裁判】●選択的夫婦別姓 確認訴訟判決             宮本有紀
◆判決を受けて 想田和弘

【戦後補償】
●「慰安婦」訴訟 ソウル中央地裁が原告の賠償請求を却下     
現地の声と解説 吉方べき/山本晴太

【クーデター後のミャンマー】
●国軍のビジネス・パートナーとなった日本企業の言い分と釈明
資金源は断ち切れるのか 本田雅和

●27年間ミャンマーを取材してきたジャーナリスト・宇田有三氏に聞く 

●北角裕樹記者の拘束で抗議声明続々/本誌抗議声明 


【第2特集】
米中対立 自公に代わる新たな安保政策は
●戦争を絶対に起こさせない知恵と覚悟がなにより大切
猿田佐世×柳澤恭二×泉健太

●『抑止一辺倒を越えて』の概要
新外交イニシアティブ政策提言

●台湾有事での米要求は拒否せよ
とめどなく拡大する自衛隊の政治利用       半田滋


【原発事故】●政府・東電による九つの「ウソと印象操作」     
原発事故汚染水の海洋放出決定  満田夏花

【まんが】●さらん日記拡大版          

【ぶんか】●祀りをたずねて 受け継がれる人の神との絆      
日本の民俗信仰 写真・文 山田しん

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|中島岳志
●金曜アンテナ
●政治時評|佐藤甲一
●経済私考|高橋伸彰
●言葉の広場/論考
●5月の原発裁判
●櫂未知子の金曜俳句
●貧困なる精神|本多勝一
●ヒラ社長が行く|植村隆


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事
。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あな
たと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会
)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連する
トピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://w
ww.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。

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 【5】イベントのご案内


★第6回パネル展
知ることで未来が見える 戦争の加害
中国東北部侵略から90年/東南アジア侵略から80年


日時:2021年5月2日〜9日、10時〜19時
場所:かながわ県民センター1階展示室
参加費:無料
問合せ:090-7405-4276
主催:記憶の継承を進める神奈川の会
協賛:『週刊金曜日』


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 ※ 定期購読のお申し込みは以下のページから。
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