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「週刊金曜日」ニュース : 3.11から10年〈見えない化〉に抗う
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   <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>         2021.3.26

_________________________________________________________『週刊金曜日』

    「北村肇さんを偲ぶ会」オンライン配信のお知らせ
 
           http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=4465
   

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<http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内

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【1】注目の記事

■3.11から10年〈見えない化〉に抗う

●臨床現場からかけ離れた「過剰診断」「検査縮小」論(第4回)
白石草

●小児甲状腺がん当事者座談会
「原発事故以外の原因があるなら教えて」再発、転移、成長の速さ……

東京電力福島第一原発事故後の福島県の小児甲状腺検査で、がんと診断されて手術を受け
た当時者の若者2人と、手術後の転移・再発で再手術を受けた女性の母親に集まってもら
い、体験をホンネで語ってもらった。彼ら彼女らの存在そのものが、原発事故後の健康被
害を「見えない化」する大きな力への抗いのように思えてならない。今こそ当事者の声に
耳を傾けてほしい。



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【2】 編集長後記

 ソウル中央地裁「慰安婦」判決文と「判決を読み解く」連載は、今週号で完結しました
。途中2週ほどお休みがあったので、いつ再開するのか、と気を揉む読者の方からお問い
合わせをいただきました。連載中には多くの方から「よくぞ載せてくれた」との感想や励
ましをいただきました。

 全文を翻訳され、本誌への掲載をご快諾くださった山本晴太弁護士、「ナヌムの家」の
ただひとりの日本人スタッフで、ハルモニや関係者らとの連絡・交渉を一手に引き受けて
くださった矢嶋宰さんはじめ皆様に改めて感謝を申し上げます。

「ナヌムの家」の運営を巡る不正問題が矢嶋さんらによって内部告発されたのは1年前の
3月のことです。その矢嶋さんによる今週号「判決を読み解く」では、イ・オクソン・ハ
ルモニの近況、依然として厳しい状況にある「ナヌムの家」の改革問題などにも言及され
ています。凛とした文章が問いかけてくるものは重いのですが、苦渋を分かちあい乗り越
えようとする人の温かさを感じます。(小林和子)


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【3】2021年4月2日(1323)号予告

【特集】コロナ禍の奨学生
就職は決まっていない。秋から返済がはじまるけど。

●真の学びに必要なことは
画面越しでは得られない 木附千晶

●教育費も家族主義、日本
中退予備軍の増加に歯止めはかかるのか 永尾俊彦

【連載】●“日の丸ヤミ金”奨学金 第1回
奨学金の名で若者から搾取する「日本学生支援機構」
「繰り上げ一括請求」の犯罪性を暴く 三宅勝久


【政治】●4月25日投開票、参議院広島選挙区再選挙       角南圭介

【メディア】●メディアウオッチ 藤田結子/臺 宏士               

【国際】●たとえば世界でいま  ドイツ/神野直子 韓国/北方農夫人

【医療】●「その時」になってからでは遅いから 
延命治療どうしますか?             内藤眞弓

【くらし】●新・買ってはいけない 
添加物がぎっしりつまった「即席中華めん」 沢木みずほ

【ぶんか】●不謹慎な旅  大きな横田の空の下  
福生ベースサイドストリート   写真・文 木村聡

【調査報道】連載再開 ●製薬マネーと医師01  TANSA

【人】●『金曜日』で逢いましょう 高田とし子さん 

【調査】●「元号表記」の矛盾まざまざ 「西暦表記を求める会」が自治体アンケート 
片岡伸行       

【きんようぶんか・本】
●『日本の包茎 男の体の200年史』      田沢竜次
●『ハンズ 手の精神史』            永田希
●『リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日本まで』 高原到

【きんようぶんか・映画】
●『君が死んだあとで』             松村洋             

【きんようぶんか・TVドキュメンタリー】
●4月2日〜放映作品から    ワタナベ=アキラ

【きんようぶんか・音楽】
●『夜行秘密』 indigo la End           相田冬二

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|想田和弘
●ジェンダー情報|坂本洋子
●凱風快晴ときどき曇り|内田樹
●金曜アンテナ
●政治時評|阿部岳
●経済私考|高橋伸彰
●言葉の広場/論争
●犬が王様を見て、何が悪い? 四方田犬彦
●STOP!9条改憲 高田健
●無責任架空対談|松崎菊也
●さらん日記 
●本多勝一の貧困なる精神
●編集委員から
●ヒラ社長が行く|植村 隆



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事
。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あな
たと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会
)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連する
トピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://w
ww.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。

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 【5】イベントのご案内

★「北村肇さんを偲ぶ会」オンライン配信のご案内

日 時2021年 4 月4 日(日)14時〜
uhttps://ssl.twitcasting.tv/syukan_
kinyobi/shopcart/62167
参加費:300 円(手数料100 円)

※「ツイキャス」によるオンライン配信です。上記URL にアクセスしてください。
※アカウントを登録し、ログインのうえ配信チケットを購入してください。
※アーカイブ視聴期間2021年4 月18日(日)まで

主な式次第(予定)
・送る言葉 
・座談会シンポジウム
「北村肇が遺したもの──これからの
ジャーナリズムを考える」
司 会: 南 彰(前新聞労連委員長)
・朴 慶 南(作家、エッセイスト)
・明珍美紀(元新聞労連委員長)
・豊 秀一(『朝日新聞』編集委員)
・片岡伸行(記者)
【主 催】新聞労連・毎日新聞労組・金曜日
問い合わせ
金曜日業務部t03-3221-8521 
mbook@kinyobi.co.jp




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   https://ssl.kinyobi.co.jp/consult/input.php?id=tk

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  http://www.mag2.com/m/0000140118.html

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┃            アセンド神保町3階            ┃
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┃編集部  mailto:henshubu@kinyobi.co.jp              ┃
┃業務部  mailto:gyomubu@kinyobi.co.jp              ┃
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