非正規若者の悲鳴に応えたい/「共同テーブル」が発足記者会見 | |||||||
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非正規若者の悲鳴に応えたい〜「共同テーブル」が発足記者会見「ひどい政治が続いている。だが肝心の野党の顔を見えない。私たちの思いと野党がずれている。野党にはっきり目鼻立ちをつける運動が必要だ」。発起人代表の佐高信さんはこう切り出した。8月18日、参院議員会館で「共同テーブル」の発足会見が行われた。演壇には評論家の佐高さんはじめ、清水雅彦さん(憲法学者)、纐纈厚さん(歴史学者)、杉浦ひとみさん(弁護士)、白石孝さん(ワーキングプア研究会)、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、前田朗さん(造形大)の7人が上がった。司会の清水さんは冒頭で「学者や弁護士の方もいますが、ここでは『さん』で呼びます」と述べた。これはあたりまえだが、気持ちがよかった。 代表の佐高信さんが、まず会の趣旨を説明した。会の理念は「いのちの安全保障確立に向けてー非正規社会からの脱却宣言」(下段参照)という文章にあるとおり、日本国憲法の理念と思想の実現である。しかし76歳の佐高さんを直接的につき動かしたのは、32歳で急逝した詩人・萩原慎一郎の『滑走路』という歌集だった。本を手にこう熱弁した。「歌集はベストセラーで映画にもなった。今の日本が描かれている。ここから社会のどん底に追いつめられた若い人の悲鳴が聞こえてくる。でも今の野党がこれに応えているのだろうか? 見逃してきたのではないだろうか?」「野党の数合わせでは先細りになる。野党共闘に深みと厚みが必要だ。運動の裾野を広げたいと思った」と。佐高さんの思いは、今の野党のあり方を批判しつつ、分厚い野党を育てようというものだった。
質疑では、IWJ、琉球新報、週刊金曜日、朝日新聞、田中龍作ジャーナルの各記者が質問した。辛口の質問・意見もあったが、発起人たちは丁寧に答えていた。いくつか紹介しよう。 ー野党共闘をすすめている「総がかり・市民連合」との関係は?→「対立する関係ではない。一緒に取り組んでいきたい」 「共同テーブル」の呼びかけに対して、現在185人の賛同が寄せられている。その賛同メッセージを書いた紙も壇上に飾られていた。なお「共同テーブル」は8月28日星陵会館で、シンポジウム「憲法・非正規社会・原発・安保と平和」を開催するが、ここが事実上の活動のスタートになる。(M) ー〔呼びかけ文〕ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いのちの安全保障確立に向けて―非正規社会からの脱却宣言ー 32歳で急逝した歌人、萩原慎一郎が「非正規という受け入れがたき現状を受け入れながら生きているのだ」と歌った。彼は「箱詰めの社会の底で潰された蜜柑のごとき若者がいる」とも歌ったが、非正規があたり前のようになっているこの社会の異常さは、格差拡大や、沖縄への軍事基地の押しつけや、歯止めなき環境破壊となって噴出している。なしくずしの改憲への動きもその一つである。 2021年7月 起草 発起人を代表して 佐高 信 「共同テーブル」発起人(8月15日現在 アイウエオ順) Created by staff01. Last modified on 2021-08-18 21:52:31 Copyright: Default |