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「廃業を撤回せよ!尾澤孝司さんを返せ!」〜株主総会・サンケン本社前で大アピール

動画(14分)

 6月25日、サンケン電気の株主総会が新座市の本社で開催された。「韓国サンケン労組を支援する会」の呼びかけでこの日約80人の労働者・市民が集まった。狭い本社前道路はプラカードを持った人々でいっぱいになった。

 一方、会社の警備は厳重で警備員・職員あわせて20人近くが敷地内に陣取っていた。午前9時から抗議アピール行動が開始された。全労協・渡辺議長の挨拶に続き、韓国現地からインターネットを通じて、韓国サンケン労組の仲間が株主に呼びかけた。

 キムウニョンさんは「日本の組合とは話し合って進めているのに、なぜ韓国の組合とは話し合いもせずに一方的に廃業・解雇したのか? 絶対に許せない。理不尽な解雇には最後まで闘う」と訴えた。

 集会でスピーチしたのは、東京清掃労組・連帯ユニオン・群馬合同労組・東水労・東京東部労組・全労働者組合・埼玉市民の会など。またサンケン太郎さんや女闘労倶楽部の歌や似顔絵を掲げての「アリラン」合唱もあった。抗議は2時間近くに及んだが、賑やかな行動となった。サンケンの株主に韓国サンケン問題が強く印象づけられたのは間違いない。


*新曲を披露した「サンケン太郎」さん


*「女闘労倶楽部(めとろくらぶ)」のメンバーはお揃いのオリジナルTシャツ姿

 株主は徒歩でやってきた人、車で入場した人もいたが、記者がみた限りざっと20人前後だった。コロナもあり株主総会はオンラインでも行われたので、現場での出席者が少なかっただろう。そこに尾澤さんが出席していたらどんな光景になっただろうか? この日、抗議集会で異口同音に訴えたのは、株主で尾澤孝司さん(支援する会中心メンバー)の5月10日の不当逮捕のことだった。かれが逮捕され起訴勾留されていなければ、この日、株主として堂々と会場に入り、経営陣に直接「韓国サンケン廃業・解雇問題」を問うたはずである。それをもっとも恐れたのが会社側だった。ますますこの逮捕事件が「総会対策」として仕組まれた疑いが明らかになった。

 記者は逮捕当日現場で目撃していた「埼玉市民の会」のKさんに話を聞いた。「尾澤さんは申し入れ書をわたすために、道路入口から受付に向かおうとしたが警備員に阻止され、入れろ入れないの押し問答をしていただけ。そこに警察官が来ていきなり逮捕された。私はあっけにとられた。暴行なんてなかった」と語ってくれた。

 この日は韓国KBS-TVが熱心に取材を続けていた。韓国のNHKであるKBSはこれまでにも数回、特集を組んでいる。サンケンは「食い逃げ」企業として韓国では厳しい批判にさらされている。日韓の真の友好のためにも、サンケン問題解決は重要である。

 株主総会は約50分で終了した。出てきた株主に声をかけたが、みな無言で立ち去った。はっきりしていることは、和田社長は会長になり、新しい社長に盒狭氏が就任したこと。「電子デバイス産業新聞」によれば、「社長交代について、現社長の和田氏は中期の成長戦略に一定の道筋がついてきたとし、“(構造改革の)スピードをさらに加速させるタイミング”として新体制への移行が最適であると判断したという」ことだ。グローバル企業サンケンは、構造改革の名の下に韓国サンケンを切り捨て、ますます利潤拡大の道を突き進もうとしている。尾澤逮捕で運動側はより結束を強めている。たたかいは続く。(M)


Created by staff01. Last modified on 2021-06-26 10:31:33 Copyright: Default

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