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在日ベラルーシ人らがパフォーマンス・イベント

ジャーナリスト拘束・治安弾圧を訴える

 6月12日、東京・渋谷ハチ公前広場において、在日ベラルーシ人らが、本国のルカシェ ンコ独裁政権に反対する、パフォーマンス・イベントを行いました。ベラルーシでは、昨 年8月9日の大統領不正選挙に抗議する民衆の行動と、それに対する治安当局の弾圧が繰 り返されてきました。最近では、以下に示した通り、その弾圧がさらにエスカレートして います。

◆5月23日、アテネ発ヴィリニュス行きのライアンエアー航空機が、ベラルーシ上空飛 行中に、安全上の脅威があるとしてベラルーシ当局によりミンスクに強制着陸させられま した。安全検査の結果、同機に異常は確認されませんでしたが、同機に搭乗し、国家騒乱 罪等の容疑でベラルーシ当局に手配されていたジャーナリストのロマン・プロタセヴィチ 氏が拘束されました。これに対し、EUは欧州の航空会社がベラルーシ領空を飛行すること を停止すると同時に、ベラルーシの航空会社がEU諸国領空を飛行することを禁止。プロタ セヴィチ氏の釈放を求める民衆の行動も、ベラルーシ内外で展開され、日本では6月1日 に「在日ベラルーシ人会」が、駐日ベラルーシ大使館前で抗議行動を決行しました。

◆5月21日、著名な活動家であるヴィトルト・アシュロク氏が、刑務所で死亡しました 。享年50歳。アシュロク氏は大統領選挙の不正に抗議し、昨年9月19日に逮捕されました 。非公開の裁判を経て、今年1月18日に懲役5年の判決が確定。そして5月21日、アシュ ルク氏の心肺停止による死亡が、家族に連絡されました。その後、なぜか頭に包帯を巻い たアシュロク氏の遺体が、家族に引き渡されています。ベラルーシでは以前から、政治囚 に対する拷問・虐待や強姦が報告され、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)も問題視して います。また1月28日、デモに参加しようとした少女が逮捕され、刑務所に15日間拘禁さ れました。彼女はマイナス15度以下の部屋で、凍った床に寝るしかなく、激しい痛みの後 、低体温症のため入院して卵巣摘出手術を受けました。なお、2021年6月11日現在、拘束 された人は3万名を超え、収監された政治囚は476名となっています。

◆1月16日ジェルジンスクで、自宅の窓に日本の「日の丸」を掲げたヴィタリー・ブイ ノフスキー氏が逮捕され、2日間拘置所に入れられた後、裁判にかけられ罰金刑を科され ました。現在ベラルーシでは、1995年にルカシェンコが主導して決めた、ソ連風の赤と緑 の国旗を採用しています。それに対し反体制派は、ソ連崩壊直後にも国旗として採用した 伝統的な「白・赤・白旗」を、闘争のシンボルとして掲げています。この旗に「日の丸」 が似ているとして、ブイノフスキー氏は罪を着せられました。最近もこうした傾向はエス カレートし、例えば、指でハートマークを作って見せると、警察に捕まります。大統領選 での対立候補だった、チハノフスカヤ氏陣営のシンボルマークだからです。

要するに、「日の丸」を所持してベラルーシ上空を飛行したら、強制着陸させられた上 で逮捕され、獄中で死に追いやられる可能性もある訳です。渋谷ハチ公前広場では、在日 ベラルーシ人らが、こうした独裁政権の危険性を、道行く人にパフォーマンスで訴えまし た。さらに、ベラルーシ政府に対する「暴力の停止」「政治囚の釈放」「民主的な再選挙 」といった要求を、周囲に繰り返し訴えていました。そして日本の支援者と共に、闘争の 中で亡くなった人々の冥福を祈りました。

【報告】佐藤和之(佼成学園教職員組合)


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