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「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」〜海外メディア注目のなか五輪反対デモ

動画(4分44秒)

 コロナ対策が遅れる中で、「オリンピックやってる場合か」の声は日増しに高まっている。5月17日に発表されたANN世論調査では「東京五輪の延期・中止」を求める人は8割以上に達した。17日はバッハ会長が来日する予定だったが延期になった。

 この日、反五輪の市民団体は東京・銀座デモを行い「即刻中止!」を訴えた。新橋SL広場の集会では、この間明らかになった「金まみれ・腐敗まみれ」の五輪の実態が暴露された。「復興五輪どころか復興をジャマしているのが五輪」「野宿者が公園から追い出されている」「ボッタクリは犯罪だ。ボッタクリ男爵は二度と来るな」「五輪はコロナ対策のジャマ、五輪が医療崩壊を進めている」など怒りの声が相次いだ。乱鬼龍氏が掲げた「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」の川柳が注目を浴びていた。

 メディアがたくさん来ていた。とくに目立つのは海外メディア。CNNテレビはキャスターがその場でマイクを持って、中継していた(写真下)。東京五輪がどうなるかは、いま世界の注視を集めている。

 それにしても異常なのは警察の過剰警備。約100人の小さなデモにも関わらず、制服・私服を含めてざっと100人はいる。車道をデモ隊が歩き、歩道は私服警官が列をなしてメモをとっている(写真下)。主催者は「五輪は監視・弾圧体制を強化する」と訴えていたが、まさにそれを「可視化」していた。

 動画をみてもわかるが、デモ隊は平和的にフツーに歩いているだけなのに、警察指揮官は「遅足行進をしている。公安条例違反だ」とスピーカーでがなりたてデモ隊を威圧していた。4月1日、長野市内で行われた聖火リレーで、NHKが「五輪反対」を訴えた市民の声を画面から消去して配信するという音声中断事件があったが、オリンピックの名の下に「表現の自由」がいとも簡単に奪われてしまう。これでいいのだろうか?(M)

*NHKの「音声中断事件・翼賛報道」問題は、山口正紀さんのコラムを参照してください。http://www.labornetjp.org/news/2021/0512yama


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