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「根元から腐りきっている悪法」採決させず〜5.14入管法改悪反対シットイン

◆5月14日10:00、衆議院議員会館前に移住連が主催したシットイン(座り込み)に、改悪法案に抗議する外国人労働者をはじめ、労働者、支援者が座り込みを始めた。

◆国会は、外国人の収容や送還のルールを見直す入管法改悪案を巡り、野党側が10項目にわたる修正案を示した。与党側は14日の採決を急ぐ。改悪案は外国人の入管施設での収容の長期化をやめさせるために、難民認定の申請を原則2回までに制限し、それ以降は送還を可能とするもの。野党側は送還後、本国で投獄される恐れなどに配慮し、この規定を削除することや強制退去命令違反への罰則を削除することなどを求めている。

◆指宿昭一弁護士は言葉を荒げて批判する。「与党が10項目要求全部を受け入れる可能性はない。部分的修正では、入管法改悪法案の問題はなくならない。この法案は、根元から腐りきっている悪法だから。野党は、絶対に部分的修正などという妥協を受け入れてはならない。徹底して抗戦して、与党が強行採決をすれば、与党が世論の批判にさらされるだけ。衆議院法務委員長である義家議員不信任案で対抗すればいい。野党に絶対に妥協しないで闘うことを求める」。

◆与党側は14日の採決を急ぎ法案の一部修正に応じる姿勢を見せているが、野党側と合意できるかは不透明で、14日も断続的に協議が続いた。

◆12:00からは、リレートークで改正法批判と野党議員にエールを送った。

【リレートーク】12:00

◆司会者(移住連事務局)
「今日の法務委員会で採決を急ぐ菅政権に反対の声を国会に届けましょう」。

◆主催者挨拶(鳥井一平移住連代表)「3月16日から座り込み広がっている。自民党はFAXは届かない。冗談じゃない、自民党に激励が届きますか?改悪法案に反対、Noは意味ある。誰しもが社会から取り残されることないように、外国人労働者が命の危険が無くなるように!メディアの扱わぬ過酷が多くある。改悪法案でもっと悪くする。外国人労働者が居なければ社会は続かない。国会は国民の声に応える審議を。こんな時に採決はダメ。入管法廃案!改悪反対!声を上げましょう」。

【議員挨拶】

◆堀越啓仁議員(立憲民主党)
「難民申請2回以降は強制送還。こんな法律は世界にない。難民は日本に無関係じゃない。気候変動で日本に難民来る。人権無視にオリンピックどころでない。入管法廃案に声を上げます」。

◆高木錬太郎議員(立憲民主党)
「クルド難民を支えることから入管法の欠陥をただしてきた。政府の法案はとんでもない非道なもの。立憲野党提出(参議院)の法案を可決改善させましょう」。

◆福島みずほ議員(社民党)
「6/21の会期末まで、参議院に来ないでと思っている。ウィシュマさんが亡くなった他にも死亡はある。来週の月曜日に名古屋入管を視察してくる。参議院に野党提出の法案こそ論議してほしい。入管改悪法案はダメ!頑張りどきです。国会、社会を変えましょう!」。

◆藤村全労協常任幹事
「今日にも採決を構える菅政権に怒り、外国人労働者、留学生に過酷な労働、切り捨てに容認できない。全労協は許せない。連帯します」。

◆東条弁護士
「対策有れば救われた命。そんな悲惨な事件が続いている。入管は人を助けない。具合悪く病院に搬送しない。入管の裁量判断でやられている」。

◆本田弁護士
「275名の弁護士で法案反対声明を出した。日本で子供と家族3人が強制送還された。小学生はタイ語を知らないそれでも強制送還した。改悪法案は廃案しかありません!」。

◆宮下弁護士
「座り込みで人が多くなっている。この法案は改悪です。難しく考えない修正案で妥協するなと訴える」。

◆諸岡弁護士
「収容されて監視員を先生と呼ばす。「国へ帰れ」全てそこから始まる。難民申請2回以上は叩き出す改正案は悪法殺人法案だ」。

◆学生から
「SNSや皆さんの力で運動が広まっている実感があります。私たちの力で人権を守る運動を進めます」。

◆「仮放免の子と会って強烈に感じた。人権が無視される。同じ人間で何故? こんなに違うの? 力はないが動き声をあげる」。

◆渡辺さん牧師

◆エリザベスさん
「改悪法案は差別の法案、悪魔の法案です。絶対反対です」。

◆山本平和フォーラム
「あらゆる手段を使い廃案求めましょう。皆さんと力を合わせて頑張りましょう」。

◆鳥井一平さん
「改悪法案反対に共感共有できてリレートークになった。午後の法務委員会で採決はさせない。私たちは、嘘と誤魔化しの入管審議をいろいろなツルーで全国に発信しましょう。15:30 法務委員会再会、法案を廃案に頑張りましょう。諦めない」。

◆座り込みは続いた。(報告=宮川敏一)

〔編集部注〕結局、この日の委員会採決は見送られた。19時すぎ、野党は委員長の解任動議を出した。5月18日(火)の本会議で解任動議が審議される予定。


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