本文の先頭へ
LNJ Logo 全世界賛同署名の呼びかけ : 森喜朗の女性差別発言を許さず、オリパラ中止を求める
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0206shomei
Status: published
View


情報提供 : 五輪災害おことわリンク

このかん、五輪災害おことわリンクでは、オリパラ中止を求める賛同署名の作成を準備し てきましたが、直前に森喜朗の女性差別発言という五輪の本質を露呈した発言が飛び出た ことから、急遽、森への抗議をふくめた全世界賛同署名になりました。 (以下、転送・転載歓迎) ●森喜朗の女性差別発言を許さず、オリパラ中止を求める賛同をお願いします。 ●賛同は団体・個人どちらでもかまいません。団体は公表させていただきます。  団体名・個人名と所在地(都道府県・海外の場合は国名など)をお書きください。 ●第一次集約:2021年2月19日(※翌日2月20日のJOC前で抗議スタンディングで発表し ます。) ●連絡先:080-5052-0270(「2020オリンピック災害」おことわり連絡会・宮崎) ●いただいた署名は、組織委員会とJOCへの提出、署名数の公表以外には用いません。 ●賛同は以下のいずれかの方法で可能です。 1)署名サイト http://www.2020okotowa.link/2020olympics_chushi_shomei/ 2)メールで送る   no-olympics-shomei@protonmail.com 3)郵便で送る   〒101-0063千代田区神田淡路町1-21-7   静和ビル1階A(ATTAC首都圏気付)   「2020オリンピック災害」おことわり連絡会 宛 【拡散にご協力を】 http://www.2020okotowa.link/ https://twitter.com/Link_NoTokyo5O https://www.facebook.com/okotowalink 【街頭アクション】  2月20日(土)14時〜JOC前アクション  3月6日(土)午後、デモ(詳細後日) 【オリンピック終息宣言展】  2月6日より神楽坂セッションハウスにて https://twitter.com/end_of_olympics ■N■O■!■O■L■Y■M■P■I■C■   二つの緊急事態宣言 〜福島と東京〜    # 森喜朗の女性差別を許さない    # 東京2020の中止を求めます      【全世界賛同署名】 ■N■O■!■S■E■X■I■S■M■!■ 【呼びかけ】 ・「2020オリンピック災害」おことわり連絡会 http://www.2020okotowa.link/ ・オリンピック終息宣言展実行委員会 https://end-of-olympics.tumblr.com/ 【提出先】 ・東京2020オリパラ組織委員会 ・日本オリンピック委員会(JOC) いま日本は二つの緊急事態宣言下にあります。ひとつは今年の1月に東京はじめ11都道府 県にだされた新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言、もうひとつは2011年3月11日の東 京電力福島第一原発事故によって発令された原子力緊急事態宣言です。それに加えて森喜 朗・組織委員会会長による女性差別発言が、日本と世界の人々の怒りを買っています。 東京の企業が、東京で消費する電力をつくるために福島で起こした原発事故という甚大な 放射能災害から10年が経過しようとしていますが、20年12月末の時点でも、いまだ6万7千 人の住民が全国各地に避難しているといわれています。 事故を起こした福島第一原発では、つい先日も2京〜4京ベクレル(京は兆の1万倍)の放 射能汚染が見つかりました。デブリの取り出しをはじめ、今後数十年続くと言われる収束 作業全体の見直しを迫られるなか、今でも毎日4000人の作業員が高線量の被ばく労働に従 事しています。 増え続ける汚染水の海洋放出への動きや甲状腺検査の縮小の声など、どれをとっても性急 だとおもわれる一連の動きが続いています。 コロナ緊急事態宣言の期間中、連日1000人を超す新規陽性者が確認されていますが、1月2 2日から、濃厚接触者などを調べる「積極的疫学調査」の規模を縮小して以降、感染発覚 者数が減るという不穏な事態が続いています。一方、都立・公立病院の確保病床数4700床 のうち入院しているのは2888人(重傷病床数265床のうち150人)で、入院待調整中という 入院待ちの感染者4800人、自宅療養者に至っては6600人に上っています(1/27現在)。 公立・民間を問わず感染者と医療従事者、保健医療に携わる職員など、全ての人々が、こ の困難に立ち向かっていますが、調査で発表される感染者数が減っても犠牲者は減らず、 第四波の温床を広げるだけです。 世論調査の回答の8割もの人が、今夏のオリパラ開催は無理だという、きわめて真っ当な 判断をしていることが報じられました。半年を切った現在でも4割もの競技で代表選手が 未定です。森喜朗会長の「(安心、安全の)判断の基準があるかというと、ないですよ」 というあきれる発言に鑑みると、1月4日に国立競技場で行われたJリーグカップ決勝での 「3密調査」や3月から再開されるテストイベントなども、五輪のための人体実験だという 批判がされても仕方ありません。 にもかかわらず、東京都は東京オリパラのために少なくとも、延期追加費用を含む7170億 円を負担すると言われています。さらには橋本聖子・五輪大臣は1月末に、オリパラでの 感染対策のために1万人ほどの医療従事者を集める計画を発表しています。ひっ迫する医 療体制をささえる貴重な医療スタッフを、この緊急事態下において、オリパラのために引 き抜く?そんなことが許されるとでも思っているのですか。 拙速性のリスクが考慮されていないワクチンは、オリパラのために投与されるわけではあ りません。今夏までには集団免疫の獲得は絶対に間に合いません。むしろオリパラの開催 に固執することでコロナ対策にかかるリソースが奪われていることを深く反省してくださ い。 東京2020の目的が当初の「復興五輪」から「人類がコロナに打ち勝った証し」にコロっと 変わったところなど、火事場泥棒のショック・ドクトリンそのままです。物議を醸したバ ッハ会長の「日本の皆さん、辛抱してください」というメッセージは、原発事故から10年 を迎える3月11日に行われるIOC総会での会長選に自分が当選するまで辛抱してください、 としか聞こえません。辛抱するのは私たちではなく、組織委員会やIOCなどの大会関係者 そしてオリンピアンやパラリンピアンを含むアスリートの皆さんのほうです。 この状況下、2月3日、森喜朗組織委員会会長はJOC臨時評議会の中で、「女性がたくさん いる会議は時間がかかる」というとんでもない女性差別発言を行いました。参加していた 評議員から発言を問題視する声はなく、「笑い声もあがった」(2021.2.4朝日)と報道さ れています。海外メディアは敏感に反応し、米ニューヨーク・タイムズは「会議で女性の 発言時間の制限を示唆」と題して、すでに大会コスト増と世論の反対に苦戦する東京五輪 の組織委員会が「新たな怒り」に直面することになったと速報しました。 首相時代を含めて、これまでに何度も問題発言を繰り返してきた森会長ですが、私たちは これを単に会長個人の問題発言とは捉えていません。オリンピックは創始者クーベルタン 自身が強烈な性差別者であり、大会内部のセクハラ・暴力、性別二元論など、連綿と性差 別とともにあり、こうした差別を内包したものこそが五輪なのだと言うことを私たちは以 前から指摘してきました。その意味で、森会長をトップに据える組織委員会はオリンピッ クの精神をある意味体現しているとも言えるのではないでしょうか?こんな茶番はまっぴ らごめんです。 オリンピックは、いついかなる都市で開催されようと、性差別、国威発揚の乱発、ワイロ や利権の横行、自然環境破壊や住民の生活破壊をいとわない会場建設・都市開発なしには 開催できない「災害」そのものです。 二つの緊急事態宣言と性差別が放置されるなかでオリパラを強行しようとするなど言語道 断です。 今後、まだまだコロナ感染防止の取り組みはつづきます。雇用や生活を守る政策にたくさ んの資源が必要になります。そして何よりも、あと何十年もつづく東京電力福島第一原発 事故の収束作業とふるさと福島の復興に多くの人出と資金を投じなければなりません。東 京に、日本に、そしておそらく債務危機と気候危機に直面する世界にも、もうオリンピッ クやパラリンピックというカネ喰い虫の運動会をやっている余裕はないはずです。 東京2020の即刻中止を求めます。 2021年2月          

Created by staff01. Last modified on 2021-02-06 08:56:21 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について