
報告:ベルリンミッテ区「平和の少女像」への名古屋市撤去要請に抗議する
11.10栄街頭宣伝行動
11月10日(火)、夕方6時から1時間、
名古屋市の栄三越前で名古屋市によるベルリン市ミッテ区長への「平和の少女像」
撤去要請に抗議する街頭宣伝を行いました。参加者は15
名。寒い中でしたがチラシを配布し、マイクでアピールを行いました。
11月5日(木)名古屋市が撤去要請を行ったことを受け、私たちは11月6日(金)
に要請への抗議とその撤回をもとめる文書を市に提出しました。そして同日記者会見を開
き名古屋市の要請への抗議と撤回を訴えました。毎日新聞と中日新聞の地方版に記事が載
りました。また名古屋市会の各会派も周り、市議会に何ら話がないままでの河村たかし名
古屋市長の独断に抗議し、名古屋市議会で議論するよう要請しました。
11月5日の名古屋市への要請行動では、今回の名古屋市の要請が自民党の国会議員と河
村市長との話の結果であることも明らかになっています。
河村市長は昨年来一貫して「平和の少女像」を攻撃しており、その歴史改ざん主義は度を
越え、また「表現の自由」を否定する行為は広く批判を受けています。今回はついに海外
にまでその攻撃が拡大しました。許せません。
私たちは現在ベルリン市ミッテ区長に撤去要請に応じず、継続設置をもとめる「お手紙」
を準備しています。翻訳が完成しだいe-mailと郵送で送付する予定です。
今回の「平和の少女像」撤去要請は政府、外務省、自民党が動いており、その動きに地方
自治体も参加してしまっています。現在ミッテ区と姉妹都市である東大阪市、新宿区、島
根県津和野町が撤去要請を行っています。そして名古屋市がそれに加わりました。
「平和の少女像」が訴える、性暴力と戦争のない未来を望むことは人類普遍の願いです。
まして加害国の日本政府が地方自治体まで巻き込んでその設置を妨害するなんて本当に間
違っています。
今回、地方自治体が政府と一体化して撤去要請を行っていることは、地方自治の原則から
も、そして表現の自由や歴史認識、人権の擁護という意味でも大問題です。
今回のようなことを許さないためにも、各地の市民の取組みに連なり、今後も活動をして
いきたいと思います。
(高橋良平「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会)
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Last modified on 2020-11-13 09:48:57
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