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東京・全国の仲間の皆さんへ。

被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

「処分撤回を求めて(515)都教委要請で追及〜コロナ禍の卒業式で「君が代」斉
唱強制、再任用打ち切りを事前通告、裁判に負けて再処分」を送信します。

私たち被処分者の会は7月27日、都教委要請を実施し、コロナ禍の中でも卒業式で
「君が代」斉唱を強制し、不起立処分を理由に再任用打ち切りを事前通告し、裁判に
負けたのに再処分を画策する全国でも突出して異常な都教委を徹底追及しました。新
型コロナ感染拡大の中、都教委は参加者10名、要請時間30分に制限してきました
が、下記要請書、質問書など5点を提出しました。都教委は教育庁総務部教育情報課
が課名変更し広報統計課になり、4月に就任した徳田哲吉課長が対応しました。

<今回の要請で提出した要請書・質問書> 後日全文を被処分者の会HPに掲載しま
す。
・「懲戒処分歴がある職員に対する事前通告」に関する再々殿質問及び要請(被処分
者の会)
・「懲戒処分歴がある職員に対する事前通告」ついての要望書(被処分者の会・該当
者 KS)
・質問書(卒業式での「君が代」強制に関する都教委事務連絡についての再質問)
(被処分者の会)
・要請書(再処分に向けての事情聴取について)(被処分者の会)
・要請書(再処分に向けての事情聴取について)(都立S特別支援学校教員・「君が
代」四次訴訟原告・該当者 TS)

卒入学式等で「君が代」斉唱時に起立・斉唱を強制し、憲法が保障する思想・良心の
自由、教育の自由を侵害する10・23通達(2003年)により延べ483名の教
職員が処分されていいます。

周知の通り、新型コロナ感染拡大の最中、都教委が卒業式で全都立学校一律に「君が
代」斉唱を強制したことにマスメディア・保護者・生徒などから厳しい批判が寄せら
れています。
本会は2020年3月19日、「卒業式に係わる指導部指導企画課長名の『事務連
絡』(2月28日)」について都教委に質問書を提出し、「回答」(4月24日付)
を得たが、改めて質問し説明を求めた。「飛沫感染」を理由にこれまでの式次第に
あった校歌斉唱、式歌斉唱、などをカットしても「君が代」だけは歌わせ生徒・教職
員の命と健康をよりも「君が代」斉唱を優先する都教委の異常さを改めて追及した。

また、再任用(5年が期限)された教員に対し職務命令違反による処分歴を理由に年
金支給開始年齢に達したら「採用しない」との被処分者に対する「首切り」の事前通
告(該当者2名)についても改めて撤回を求めた。こんな理不尽なことが小池都政の
下で行われているのです。

また、最高裁決定で減給処分が取り消しになった教員に再処分(戒告処分)を前提の
「事情聴取」強行を画策していることに改めて中止を求め、万が一行なう場合は「弁
護士の立ち会い」を要求しました。

<今回の要請に参加した該当者3名の発言(要旨)>

・KSさん(再任用打ち切りの事前通告について)  昨年(2019年1月)不当
な「首切り」事前通告を受け(校長が都教委文書を読み上げ)、それ以来不安な気持
ちを抱きながら毎日働いている。今年も昨年と全く同じ文書を校長が読み上げた。本
年2020年1月、人事部長宛に文書で要望書を提出したが、未だ回答がない。極め
て不当だ。所管の人事部選考課に電話しても明確な答えがない。そこで今回改めて要
望書を提出した。誠意ある回答を求める。

・OKさん(再任用打ち切りの事前通告について) 今年1月、KSさんと同じよう
に「事前通告」を受けた。3月19日の被処分者の会の要請の時に「質問と要請」を
文書で提出し、4月24日に回答があった。しかし肝心なことには「選考内容に関す
ることには、お答えできません」という不誠実なものだ。こんな実質的には「首切
り」の「事前通告」をしているのは東京都教委だけではないか。また、東京でも他の
部局ではなく、教育職員だけではないか。

・TSさん(再処分前提の「事情聴取」について) 7月22日又は7月29日に校
長を通じて所属校のS特別支援学校で「事情聴取」を行ないたいとの連絡があった。
そこで「『事情聴取』を行なう場合は、代理人弁護士の立ち会い」を求めた。この要
請書を教育委員会で周知せよ。

<再処分について 被処分者の会よりの口頭質問・要請>

・29日の事情聴取について再処分を担当する人事部職員課と情報交換はあったか。
→(回答)ない。
・弁護団より7月22日付で弁護士立ち会いの「申入書」を送付したが、受け取って
いるか。→(回答)受け取っている。所管課に回付した。
・2日後の29日の事情聴取を行なうか否かを前日までに本人に伝えよ。→(回答)
所管課に伝える。

<要請書等の扱いについて>

要請書を所管課に「流し・まとめる」だけでなく、回答をまとめる広報統計課で要
請・質問に正対しない所管課の「回答」をチェックせよ。とにかく「個別の事案には
お答えできません」とか従来の回答の繰り返しが多すぎる。→(回答)皆さんの発言
のメモを付して所管課に送付し、所管課回答を得て、回答します。(従来の回答の繰
り返し)。

今回の要請は参加人数、時間に制限がありましたが、該当者の発言を前面に出し、結
構迫力ある要請行動になりました。

なお、都教委要請後、日本共産党東京都議会議員団を訪れ、相談と協力要請を行ない
ました。忙しい中、とや英津子(文教委員長・練馬区)、斉藤まりこ(文教委員・足
立区)の両都議、議員団事務局Fさんが対応し、丁寧に話しを聞いて協力を約してく
れました。

●TSさんの不退転の決意、都教委要請、弁護団申し入れ、共産党都議団の動きなど
の結果、29日の再処分に向けての「事情聴取」はなくなりました。事情聴取を断念
させるまで今後とも運動を継続します。

■森友学園・加計学園・桜を見る会疑惑徹底糾明!
 安倍9条改憲NO!安倍内閣退陣!
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
     携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
    〒102−0071 千代田区富士見1−7−8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(7月11日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、新規お知らせ、都教委要請・都教委回答等新規掲載、
判決文等各種資料等入手可能。
************

Created by staff01. Last modified on 2020-07-28 19:06:11 Copyright: Default

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