愛知連帯ユニオン:小西生コン春日井砕石工場で、落石死亡事故 | |
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5月19日 小西生コン春日井砕石工場で、落石死亡事故
労災死亡事故が続く職場 落石でショベルカーの運転席が潰れ、遺体確認まで4時間以上 報道によれば5月19日午前11時50分ごろ、愛知県春日井市外之原町前田の「小西生コン春日井砕石工場」で落石があり、作業中のショベルカーが下敷きになり、この事故で70代の男性作業員が運転席で挟まれ、死亡しました。哀悼の意を表します。事故当時、作業の音が聞こえなくなったのを不審に思った男性工場長(50)が様子を見に行って事故に気付いた、作業員は同日午前7時半ごろから1人で山肌を削る作業をしていたとのこと。午後4時過ぎまで救助活動が行われ、youtube や twitter には現場の画像が次々アップされていました。 https://matomedane.jp/coron/page/53726/t_image/923588/3 https://www.youtube.com/watch?v=olf0Hctq6X0 労災死亡事故が相次ぐ職場 この小西生コン株式会社では、2016年10月21日にも春日井工場で、かくはん用ミキサーを洗浄していた労働者(57)が、突然動きだしたミキサーに巻き込まれ、頸椎(けいつい)損傷で死亡するという労災事故が発生しています。翌年2月20日にはこの事件は、「コンクリートミキサーの清掃作業にあたり、機械の運転禁止措置を行っていなかったもの」 (労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第107条)として書類送検がなされています(厚生労働省違反企業公表)。 会社によれば、それ以前にも砕石機のベルトコンベアに巻き込まれた2名が、愛知医大と小牧市民病院にドクターヘリで搬送されているといいます。 安全を軽視する企業と行政 小西生コンでは、重機の資格のない労働者に重機作業をさせる、車両系建設機械の作業計画を立てていない、足場に手すりがなく、安全帯も足りていない等の労働安全衛生法違反がこれまでにもあり、労働基準監督署に労働者が度々申告をしてきました。 しかし、会社は、団体交渉で、「安全対策は取ったが、中身は忘れた」等と安全を軽視する発言をし、労働基準監督署に申告した労働者に対しては、「あなたはうちの社員だと思ってるの、組合の社員だと思ってるの?」と暴言を吐いたこともありました。 小西生コンの工場間の土砂の運送は、営業許可を持たない業者のダンプが過積載でこれを行っています。運輸局や警察に繰り返し通報しても、未だ行政は実効性のある措置をとっていません。このような企業と行政の在り方が、今回の惨事を招いたと思わざるを得ません。 2020年5月20日 愛知連帯ユニオン Created by staff01. Last modified on 2020-05-20 12:58:24 Copyright: Default |